エリザベス女王杯2026、レイクラシックは出馬投票すれば出走可能に レーティングと除外対象

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11月15日に京都競馬場で行われる第51回エリザベス女王杯(GⅠ、芝2200メートル)に、23頭が特別登録した。登録時点の出走馬決定順で最下位だった3歳馬レイクラシックが、JRAの発表したレーティング順位で10位に入り、出馬投票をすれば優先して出走できる立場になった。上位の馬がすべて出馬投票した場合、決定順18番目のヴーレヴーが新たに除外対象となる。
23頭が登録、レイクラシックは決定順23番目から逆転
エリザベス女王杯の特別登録は11月1日に締め切られた。JRAが同日付で公表した「出走馬決定順一覧(特別登録)」によると、登録は23頭で、出走できるのは最大18頭。5頭がはみ出す計算になる。
この一覧で最下位の23番目に置かれていたのが、栗東・新谷功一厩舎のレイクラシック(牝3)だった。出走馬を決める賞金は1800万円、通算の収得賞金は900万円で、ほかの22頭と比べて大きく見劣りする。8月に1勝クラスを勝ったばかりで、現在は2勝クラスに在籍する条件馬だ。
流れが変わったのは翌日である。JRAは11月2日、エリザベス女王杯に特別登録した日本馬のレーティング順位を発表した。レイクラシックはレーティング109で10位。出馬投票を行った馬のうちレーティング上位10頭は、ほかの日本馬より優先して出走できる。賞金順では最下位でも、11月2日発表の順位のままなら、出馬投票を行えば18頭の枠に入る。
登録時の一覧では、レイクラシックは除外対象の5頭に含まれていた。それが1日でひっくり返った。
JRAのレーティング順位、上位15頭
JRAが11月2日に発表したレーティング順位は次のとおり。順位の対象は、過去1年間のオープン競走で、牝馬は106ポンド以上のレーティングを得た馬となる。
| 順位 | 馬名 | レーティング |
|---|---|---|
| 1 | カムニャック | 114 |
| 2 | ジュウリョクピエロ | 112 |
| 3 | アクアヴァーナル | 111 |
| 4 | ラフターラインズ | 111 |
| 5 | ジョスラン | 111 |
| 6 | クイーンズウォーク | 111 |
| 7 | ラヴァンダ | 109 |
| 8 | セキトバイースト | 109 |
| 9 | ニシノティアモ | 109 |
| 10 | レイクラシック | 109 |
| 11 | コガネノソラ | 108 |
| 12 | ステレンボッシュ | 108 |
| 13 | ケリフレッドアスク | 107 |
| 14 | レーゼドラマ | 106 |
| 15 | ヴーレヴー | 106 |
109には4頭が並び、レイクラシックはその最後の10位に入った。JRAは同じレーティングの馬について、近走成績や距離実績などを総合的に勘案して順位を付けるとしている。11位のコガネノソラは108で、差は1ポンドしかなかった。
1位のカムニャックは、10月11日のアイルランドトロフィー(GⅡ)を勝ってエリザベス女王杯の優先出走権を手にしている。出走馬決定順一覧でも「GⅠ等優先」と記され、賞金順でも1番目だった。
関連記事:カムニャック、アイルランドトロフィーで秋初戦V 11月15日のエリザベス女王杯の優先出走権を獲得、川田将雅「ホッとしています」
2位のジュウリョクピエロは、5月24日のオークス(GⅠ)の勝ち馬。秋華賞を見送り、エリザベス女王杯に目標を切り替えていた。
関連記事:ジュウリョクピエロ、秋華賞を回避しエリザベス女王杯へ目標を切り替え 今村聖奈騎手とオークスを制した3歳牝馬
除外対象はヴーレヴー、枠の外には計5頭
上位の馬がすべて出馬投票した場合、どの馬が出られなくなるのか。
出走馬決定順一覧で1〜18番目に入っていた馬のうち、レーティングでの優先がないまま最後に残ったのが18番目のヴーレヴー(栗東・武幸四郎厩舎、牝4)だった。レイクラシックが優先枠で加わると、ヴーレヴーが押し出される。ヴーレヴーのレーティングは106で15位にとどまり、上位10頭の優先には届かなかった。
もともと19〜22番目だったマリアイリダータ、サフィラ、カテリーナ、アマイの4頭は、登録時点から18頭の枠の外にいる。全23頭が出馬投票すれば、ヴーレヴーを含む5頭が除外対象になる。
ただし、これは登録した全馬が出馬投票をした場合の話だ。上位の馬に回避が出れば、ヴーレヴーや19番目以下の馬にも出走の目が残る。JRAは、レーティング順位の発表後に特別登録馬が11月10日までの競走に出走した場合、その結果で順位が変わることがあるとも注記している。最終的な出走馬は出馬投票の結果で決まる。
上位10頭の優先は2026年から
レーティングによる優先出走の頭数は、2026年から増えた。2025年のエリザベス女王杯について、JRAは「レーティング順位の上位5頭」が優先して出走できると案内していた。2026年は2月のフェブラリーステークスの段階で「上位10頭」に変わっており、エリザベス女王杯にもこの規定が当てはまる。
対象は、宝塚記念と有馬記念を除く古馬のGⅠで、上位10頭以内でもレーティングが110(牝馬は106)未満の馬は外れる。レーティング順位は、特別登録の締め切り日の翌日に発表される。上位5頭のままだったら、10位のレイクラシックは全馬が出馬投票した場合に除外される立場だった。
オークス6着で得た109、母系にはメジロサンドラ
レイクラシックのレーティング109は、5月24日のオークスで記録したものだ。1勝馬の身で12番人気ながら6着に入り、勝ったジュウリョクピエロとのタイム差は0秒1だった。ジュウリョクピエロのレーティングが112で、その差は3ポンドになる。
戦績は7戦2勝。2025年12月13日の中京の新馬戦(芝2000メートル)で2着に入り、2026年3月21日の中京の未勝利戦で初勝利を挙げた。5月2日の矢車賞(京都、芝2200メートル)は2着。オークスのあと、8月8日の中京の3歳以上1勝クラス(芝2000メートル)を西村淳也の騎乗で勝ち、2勝目を手にしている。秋華賞への優先出走権がかかった9月13日のローズステークス(GⅡ)は10着に終わり、秋華賞には出走しなかった。
新谷調教師はローズステークス前の取材で、レイクラシックを「もともととても大人しくて調教もしやすい馬」と評していた。
血統は父キタサンブラック、母メジロジェニファー、母の父ホワイトマズル。生産は北海道洞爺湖町のレイクヴィラファームで、2024年のセレクトセールで取引された。馬主は長谷川守正。JRAに登録された馬名の意味は「クラシック競走を積み上げて欲しい」となっている。
母の母はカンパナで、その娘のメジロサンドラはレイクラシックのおばにあたる。メジロサンドラは2000年と2001年のエリザベス女王杯に続けて出走した。出馬投票に踏み切れば、おばと同じ舞台に姪が条件馬の立場から挑むことになる。
11月9日にプレレーティング、出走馬は出馬投票で決まる
レースは3歳以上の牝馬による定量戦で、負担重量は3歳が54キロ、4歳以上が56キロ。レイクラシックやジュウリョクピエロ、ラフターラインズの3歳勢は、出走すれば4歳以上より2キロ軽い斤量で走る。京都の芝2200メートル(外回り)で行われるのは2023年から4年連続となり、2025年はレガレイラが1番人気に応えて勝った。
エリザベス女王杯の出走予定馬のプレレーティングは、11月9日11時以降にJRAが発表する予定だ。枠順と出走馬は、出馬投票のあとに確定する。
賞金順で最下位の2勝馬が、レーティングの規定で18頭の枠に入る可能性が出てきた。11月15日の京都で、どの馬がゲートに入るのか。答えは出馬投票の結果を待つことになる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]

















































































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