MediaDogs

新着記事

新郷礼音、Bリーグドラフト2027志望者で楾ルイスと並ぶ最年少18歳 米国の高校に進んだSGの経歴

新郷礼音、Bリーグドラフト2027志望者で楾ルイスと並ぶ最年少18歳 米国の高校に進んだSGの経歴

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

Bリーグは11月2日、「B.LEAGUE DRAFT 2027」の志望選手リストを更新し、新郷礼音ら4人を新たに公示した。志望選手はこれで53人。2007年12月3日生まれの新郷は、9月に公示された洛南高等学校出身の楾ルイスと並び、現時点で志望者の中で最年少の18歳となる。横浜市立豊田中学校を卒業後、アメリカの高校に進んだ190cmのシューティングガード(SG)だ。

53人の志望者のうち18歳は2人だけ

11月2日の公示で名前が載ったのは、新郷のほか、専修大学の加藤律輝、中央大学の坂口大和、日本体育大学の大江悠斗の4人だった。加藤ら3人はいずれも大学4年生のガードで、新郷だけが大学を経ずに志望届を出した。

リーグが公表した名簿によると、新郷の所属団体は「-」(なし)。身長190cm、体重75kg、ポジションはSG、出身地は神奈川県と記されている。志望届の受理日と公示日は、どちらも11月2日だった。

名簿に並ぶ53人の生年月日を照らし合わせると、2008年1月1日生まれの楾ルイスと、2007年12月3日生まれの新郷の2人だけが18歳だ。ほかの51人は、11月3日時点でいずれも21歳以上。大学4年生を中心とした名簿の中で、高校を出たばかりの世代は2人に限られる。

項目新郷礼音楾ルイス
生年月日2007年12月3日2008年1月1日
身長・体重190cm・75kg197cm・93kg
ポジションSGSG/SF
出身地神奈川県東京都
出身校米セント・ジョン・ボスコ高校洛南高等学校
公示日2026年11月2日2026年9月2日

楾は志望届の受け付けが始まった翌日の9月2日に公示された。京都の強豪・洛南高等学校の出身で、全国大会に出た経験を持つ。公示時点の所属団体は新郷と同じく「なし」だった。

生まれた日付で比べれば、楾のほうが1か月ほど若い。ただ年齢はともに18歳で、「最年少」はこの2人が並ぶ。志望届の締め切りは12月15日正午なので、これから若い選手が加わる可能性も残る。

横浜市立豊田中学校から本場アメリカへ

新郷のバスケットボールは、神奈川で育った。

横浜市立豊田中学校に通い、横浜ビー・コルセアーズのU15チームにも在籍した。中学3年時にはJr.ウインターカップに出場。U13とU14のナショナル育成センター、JBAジュニアユースアカデミーにも選ばれ、日本代表の育成ルートを一段ずつ上がってきた。

転機は中学時代に訪れる。健康食品メーカーのサン・クロレラが2020年から開く育成プログラム「GLOBALLERS(グローボーラーズ)プロジェクト」に応募し、全国から約350人が集まったトライアウトを突破した。国内合宿を経て選抜メンバー6人に残り、2022年9月にはアメリカ・ロサンゼルスの遠征に参加している。

その遠征で、プレップスクール(大学進学を前提とした高校)のワークアウトや、現地の同世代との合同練習を経験した。手を抜けば帰れと言われるほど厳しい現地の雰囲気について、新郷はのちに「こういうカルチャーのほうが自分には合っている」と語った。

2023年8月、サン・クロレラは新郷をプロジェクト初の奨学生に決めたと発表した。アメリカでアスリート支援を手がける「SB Enterprises, LLC」とマネジメント契約を結び、2023年9月の秋学期から3年間、現地のスクールで学業とバスケットボールを両立させる計画だった。当時の公表データは身長188cm、体重65kg、ポジションはスモールフォワード(SF)。発表に寄せたコメントで、新郷は「ここに辿り着くまでに、たくさんの人にサポートしてもらいました」と述べている。

マネジメントを担うSB Enterprisesのサリバン・ブラウン代表も、発表に合わせて新郷を評価した。エリートレベルのアスリートに必要な要素をすべて備え、コートではバスケットボールを楽しんでいる姿が伝わる選手だという。サン・クロレラの選手紹介には、新郷を見たアメリカのコーチが「彼の才能はギフト(神の贈り物)」と表現したことも記されている。

同じ2023年の9月には、U16男子日本代表としてカタール・ドーハで開かれたFIBA U16アジア選手権に出場した。1次ラウンドではイランに65-62、カタールに93-68、サウジアラビアに99-43と3連勝。最後は5位決定戦でイランを73-71で下し、日本はこの大会を5位で終えている。

セント・ジョン・ボスコ高校でプレーし、Bクラブのトップチーム練習へ

渡米後の新郷は、カリフォルニア州ベルフラワーにある私立のセント・ジョン・ボスコ高校でプレーした。2025年7月の時点では同校に在学中と紹介されている。

その夏、日本のクラブが動いた。2025年7月、当時B1の川崎ブレイブサンダースが、新郷のトップチーム練習参加を発表した。1年後の2026年7月には、U15時代を過ごした横浜ビー・コルセアーズもトップチームの練習に新郷を迎えた。プロの選手と同じコートに立つ機会が、2年続けて巡ってきたことになる。

体つきも変わった。2023年8月の奨学生発表時に188cm、65kgだった体は、ドラフト名簿では190cm、75kg。かつてSFとされたポジションは、名簿ではSGと記されている。

ロッタリーは11月27日、ドラフト本番は1月28日

Bリーグのドラフトは、2026-27シーズンに始まった最上位カテゴリー「Bプレミア」に合わせて導入された制度で、2027年1月の開催が第2回となる。日程はリーグの発表で次のとおり決まっている。

項目日程・会場
志望届の提出期間2026年9月1日〜12月15日正午
ロッタリー(指名順の抽選)2026年11月27日
ドラフトコンバイン2026年12月17日、横浜武道館
ドラフト本番2027年1月28日、Kanadevia Hall(TOKYO DOME CITY HALL)

ロッタリーは当初12月21日に予定されていたが、リーグは10月13日に11月27日へ前倒しすると発表した。コンバインでは、志望選手の身体測定や実技、クラブとの面談などが予定されている。

リーグの制度説明では、ドラフトの対象は日本人選手(外国籍・帰化選手は対象外)とされている。報酬の仕組みは9月9日に改定され、2027年1月の第2回から3巡目以降の指名選手は一律800万円(Bプレミアの最低年俸)となり、最長4年の複数年契約も結べるようになった。

一方、指名した選手の年俸をサラリーキャップ(チーム年俸総額の上限)の対象外にする案は、まだ検討の段階にある。島田慎二コミッショナーが10月13日に明かした方向性で、対象は2027-28シーズンを想定し、次回の理事会での決定を目指すとされた。11月3日時点で、正式決定の発表は出ていない。

関連記事:Bリーグドラフト指名選手の年俸、サラリーキャップ対象外を検討 ロッタリーは11月27日に前倒し

19歳で迎えるドラフト本番

新郷は12月3日に、楾は2027年1月1日に19歳になる。1月28日のドラフト本番には、2人とも19歳で臨む計算だ。

GLOBALLERSのロサンゼルス遠征に参加した2022年9月から、およそ4年。次の節目は11月27日のロッタリーで、各クラブの指名順が決まる。その先の12月17日には、横浜武道館で身体測定や実技、クラブとの面談を行うコンバインが予定されている。

[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

エンタメ

More

スポーツ

More

ライフハック/実用

More

グルメ

More

社会/ニュース

More

ファッション/ビューティー

More
Return Top