名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、千葉JのB1記録に並ぶ開幕10連勝 滋賀レイクスに87-64

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名古屋ダイヤモンドドルフィンズが11月1日、ホームのIGアリーナで滋賀レイクスを87-64で下し、開幕から10連勝とした。千葉ジェッツが2025-26シーズンにB1記録として打ち立てた開幕10連勝に並んだ。第1クオーターで28-10と突き放し、一度もリードを譲らなかった。11月1日の全試合終了時点で、B.PREMIERで負けなしは名古屋Dだけだ。
第1クオーターの18点差で主導権 IGアリーナで87-64
りそなグループ B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)のリーグ戦で、名古屋Dは10月30日に続いて滋賀を本拠地に迎えた。11月1日の試合は15時5分にティップオフ。観客数は1万3519人だった。
立ち上がりから流れは名古屋Dにあった。滋賀は野本大智の3Pで応戦したものの、名古屋Dはアーロン・ヘンリーの連続3Pを含む10連続得点で一気に抜け出す。ヘンリーは第1クオーターだけで10得点、スコット・エサトンも7点を加え、28-10で最初の10分を終えた。
第2クオーターは開始直後にゼイビア・スニードの6連続得点で12点差まで詰められる。それでも名古屋Dは残り3分1秒から9連続得点を挙げ、51-31で前半を折り返した。
| クオーター | 名古屋D | 滋賀 |
|---|---|---|
| 第1Q | 28 | 10 |
| 第2Q | 23 | 21 |
| 第3Q | 17 | 19 |
| 第4Q | 19 | 14 |
| 合計(勝者:名古屋D) | 87 | 64 |
後半は滋賀が反撃に出た。ライアン・クリーナーとザック・オーガストが得点を重ね、第3クオーター残り2分4秒にはオーガストの3Pで50-62。点差は12まで縮まった。
だが、名古屋Dの守備がここで滋賀の勢いを止める。名古屋Dは残り2分4秒以降、第4クオーターにかけて10連続得点。その途中の第3クオーター残り36秒には、滋賀の得点源だったオーガストが5つ目のファウルで退場となった。第4クオーター残り5分24秒には最大26点差まで広げ、最後は87-64で試合を締めた。
エサトンとヘンリーが2人で40得点 数字で見る勝因
Bリーグ公式のボックススコアでは、ヘンリーが両軍最多タイの21得点に6リバウンド、4スティール。エサトンは19得点8リバウンドで続き、2人の得点を足すと40点に上る。チーム全体の87点のほぼ半分を、この2人で稼いだ計算だ。
| 選手 | 得点 | 主なスタッツ |
|---|---|---|
| アーロン・ヘンリー | 21 | 6リバウンド、 |
| スコット・エサトン | 19 | 8リバウンド |
| ライアン・ルーサー | 9 | 8リバウンド、 |
| ジェイク幸輝・ホルツ | 8 | 2P |
| 齋藤拓実 | 7 | 7アシスト、 |
10月30日の第1戦とは得点の取り方がまるで違った。第1戦は3Pを33本中17本沈めて104-69で大勝したが、11月1日の3Pは24本中6本、成功率25%にとどまる。その分、ペイント内の得点は46点で、滋賀の28点を大きく上回った。速攻からの得点は27点対15点、相手のターンオーバーからの得点も25点対19点と、守備から走る形で点差を広げた。
リバウンドは49本対40本で名古屋Dが上回り、アシストも26本対19本。滋賀は17スティールを記録して食い下がったが、ターンオーバーが24本に膨らんだ。
ベンチから出た選手の働きも見逃せない。途中出場の加藤嵩都は16分35秒のプレーで4得点、5リバウンド、5アシスト。試合後は「10連勝自体なかなかできることではない。もっと伸ばしていきたい」と喜んだ。第3クオーターに流れを引き戻した場面については「強度の高い守備と集中力で流れを取り戻せたと思う」と話している。
開幕8戦すべて敵地 ラナ新HCのもとで平均92.5得点
開幕10連勝までの道のりは、日程の面でも楽ではなかった。名古屋Dは愛知・名古屋アジア大会などの影響で、開幕から約1カ月はホームゲームを開けなかった。Bリーグ公式の順位表では、名古屋Dの成績はアウェー8勝0敗、ホーム2勝0敗。最初の8試合をすべて敵地で勝ち切り、10月30日のホーム開幕戦を迎えたことになる。
その10月30日の第1戦は、観客数1万3322人の前で104-69。今村佳太が両軍最多の17得点を挙げ、齋藤とライアン・ルーサーが15得点、加藤が14得点、エサトンが13得点と、5人が2桁得点に届いた。
チームを率いるのは、今季就任したロイ・ラナHCだ。昨季までのショーン・デニスHCは東京サンロッカーズのHCに転じた。主力の顔ぶれは昨季から大きく変わらないなか、ラナHCは「今までの強みを引き継ぎたい」と守備の土台を残したうえで、攻撃の決まりごとを整えた。今村は「正しい立ち位置を口酸っぱく言われる」と変化を明かしている。
数字にも変化が出る。昨季の1試合平均は得点82.9点、失点75点。11月1日終了時点の今季は10試合で925得点、736失点で、平均92.5得点、73.6失点となる。得点を10点近く伸ばしながら、失点は昨季より少ない。
試合後、ラナHCは「チームも個人ももっと成長できる」と笑った。
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西地区首位、2位広島は12勝1敗 敗れた滋賀は5勝7敗
Bリーグ公式の順位表(11月1日の全試合終了時点)で、名古屋Dは10勝0敗の西地区首位。リーグ全体を見ても、まだ一度も負けていないのは名古屋Dだけだ。ただ、西地区の上位は混み合う。
| 順位 | クラブ | 勝敗 |
|---|---|---|
| 1 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ | 10勝0敗 |
| 2 | 広島ドラゴンフライズ | 12勝1敗 |
| 3 | シーホース三河 | 8勝2敗 |
| 4 | 三遠ネオフェニックス | 7勝2敗 |
| 5 | 京都ハンナリーズ | 8勝4敗 |
広島は名古屋Dより3試合多く消化しており、勝ち星では上回る。同じ愛知県の三河、三遠も8割前後の勝率で続く。
一方の滋賀は、敵地での2連戦を連敗し、5勝7敗の西地区8位となった。クリーナーが21得点8リバウンド、スニードが15得点を挙げ、游艾喆は8アシストを記録したが、序盤の差を最後まで埋められなかった。
フェルナンド・カレロHCは試合後の会見で「今日の試合は、始まりからとても悪いものになってしまったと感じています」と語り、第3クオーターについては「12点差まで詰めましたが、そこから戦い続けないといけない場面で、またターンオーバーが起きてしまった」と悔やんだ。2試合のターンオーバーは11月1日が24本、10月30日が23本。カレロHCは、名古屋Dがそこからトランジションで簡単に得点を重ねていたと説明し、ターンオーバーを減らすことを準備の柱にしていたと明かした。
クリーナーは「ダイヤモンドドルフィンズは本当に強いチームだと感じています」と相手をたたえた。そのうえで、集中して戦えた時間帯を40分間に伸ばせれば、どの相手とも戦えるという考えを示している。
単独の新記録がかかる次戦は11月7日の富山戦
名古屋Dの次戦は11月7日(土)、富山県のYKK APアリーナでの富山グラウジーズ戦で、15時5分にティップオフを迎える。富山は東地区5位の8勝5敗。ここで勝てば開幕11連勝となり、千葉Jの開幕10連勝を上回る。
その後もアウェーが続く。11月9日(月)にはオープンハウスアリーナ太田で東地区3位の群馬クレインサンダーズと、11月13日(金)にはCNAアリーナ☆あきたで秋田ノーザンハピネッツと戦う。
滋賀は11月6日(金)に滋賀ダイハツアリーナへ川崎ブレイブサンダースを迎え、11月12日(木)には同じ会場で千葉ジェッツと対戦する。開幕10連勝の記録を持つ千葉Jは、11月1日時点で4勝9敗と苦しんでいる。
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[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]








































































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