山里亮太、母校・関西大学の統一学園祭に初出演 卒業から25年、千里山キャンパスに凱旋

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太(49)が11月1日、母校の関西大学で始まった「第49回関西大学統一学園祭」のオープニングセレモニーに登場した。会場は大阪府吹田市の千里山キャンパスにある悠久の庭。2001年に文学部を卒業してから25年、4月に学園祭に呼ばれたことがないと嘆いていた卒業生が、念願の学祭ステージに立った。
悠久の庭のオープニングセレモニーに卒業生アンバサダーとして登場
関西大学が11月2日に公式サイトで伝えたところでは、初日のオープニングセレモニーは悠久の庭で開かれた。まず関西大学統一学園祭常任委員会の上西千翔委員長(商学部3年次生)が開会を宣言し、続いて関西大学卒業生アンバサダーの山里が登場すると、会場から大きな歓声が上がったという。セレモニーの最後には色とりどりの風船が一斉に放たれ、4日間の学園祭が幕を開けた。
学園祭の公式タイムテーブルでは、オープニングセレモニーは悠久の庭の中央ステージで12時から12時25分までの予定だった。
山里は1977年生まれの千葉県出身。関西大学の発表によると2001年に文学部を卒業しており、2026年はちょうど卒業から25年の節目にあたる。関西大学は2026年に創立140周年を迎え、公式にアンバサダーを任命したのは山里が初めてだ。
「関大に嫌われているのでは」と疑った過去
学祭のゲストは、山里にとって長年の悲願だった。
きっかけは4月5日、千里山キャンパスで開かれた「関西大学校友会ホームカミングデー ~2026スプリングフェスティバル~」でのこと。卒業生ら約6,000人が集まったこのイベントで、山里は卒業生アンバサダーの就任式に臨み、田中義信校友会長から委嘱状を受け取った。母校の看板に泥を塗らないよう努める、と抱負を語っている。
就任式の後のトークショーで山里が持ち出したのが、学園祭の話だった。報道によると、関西大学出身の後輩芸人であるゆりやんレトリィバァやジャルジャルが過去に学園祭のゲストに呼ばれていたことに触れ、学祭に呼ばれないので大学に嫌われているのではないかと疑っていたと明かした。アンバサダー就任で「嫌われていないことが証明された」と話したという。
関西大学の広報サイトのインタビューでも、就任の打診を受けた感想を「嬉しかったですね。これまで声が掛からず、嫌われているのかと思っていました(笑)」と語っている。妻で俳優の蒼井優からは「そんなに慕われていたんだね。良かったね」と声をかけられたという。
関連記事:小池徹平、堀越高校時代を回顧「大阪の河内長野から」 同級生・上戸彩の呼びかけに「はい好き」
壇上では、相方のしずちゃん(山崎静代)と南海キャンディーズとして学園祭に来たいと”逆オファー”もしていた。学園祭の実行委員長とはすでに握手を交わしたとも報じられている。それから約7か月。11月1日、山里は学祭のステージに立った。大学が11月2日に出した発表で紹介された出演者は山里で、山崎の出演には触れていない。
寮生活と学園祭に全力だった学生時代
山里と関西大学の縁は、高校時代の進路選びにさかのぼる。
大学の広報サイトのインタビューによると、高校3年で芸人を目指すと決め、お笑いの本場・吉本を目指したいと両親に相談した。返ってきたのは「関西に行きたいなら、誰に聞いても『良い大学だね』と言われる学校に合格したらいいよ」という言葉。この一言が、関西大学を志望するきっかけになった。
入学後に暮らしたのは、千里山キャンパスから歩いて10分ほどの北斗寮(現・ドミトリー月が丘)だ。入寮式の日に、先輩から関西大学学歌や応援歌などを1時間後に歌えるかテストされ、必死で覚えたという。寮のテーマは大学生活を全力でやり切ることで、式典や行事にはすべて参加し、学園祭には特に力を注いだと語っている。
4月のトークショーでは、学園祭での日本拳法部のイベントにも触れた。報道によると、寮のルールで出場することになり、大勢が見守る中で拳法で戦ったという。先輩たちに囲まれたその光景を「ギリシャのコロッセオってこんな感じだったのかな」と表現した。
学生生活が楽しすぎて、お笑いをあきらめて大学の職員になる道まで本気で考えた時期もある。そんな山里に吉本の願書を差し出したのが寮の部屋長だった。「今すぐ書け。俺が提出してくる」と背中を押され、山里は吉本総合芸能学院(NSC)大阪校の22期生として芸人の道に進む。在学中の3年次からNSCに通った。
南海キャンディーズ結成からアンバサダーの1年まで
その後、別のコンビやピン芸人としての活動を経て、2003年に山崎と南海キャンディーズを結成した。2004年のM-1グランプリで準優勝し、全国に名前が知られるようになる。現在は日本テレビ系「DayDay.」や関西テレビ「土曜はナニする!?」でMCを務めている。
アンバサダーとしての活動は、学園祭の前から始まっていた。8月26日には関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4大学が名古屋市で開いたイベント「Discover KANSAI!関関同立で拓く、関西の学び×文化×暮らし」に出演。千葉県から関西の大学に進んだ自身の体験を語り、中部圏出身の学生による座談会の司会も務めた。会場には愛知県周辺の高校生や保護者ら約200人が来場している。
関東からの進学者を増やしたい思いは、就任時から口にしていた。4月5日の取材では、関東に住んでいると関大は進学の選択肢に入りにくいとしたうえで、お笑いを目指して入った関大で「こんなに楽しい!」と感じた自身の経験を挙げ、関東の受験生が選択肢に入れたくなるよう活動したいと話している。
在学生へのメッセージもはっきりしている。大学の広報サイトのインタビューでは、関大生に「迷ったら”やる”を選んでほしい」と呼びかけた。大学は自由度が高い場所だからこそ、悩んだらまず挑戦してほしい、というのが山里の考えだ。
学園祭は11月4日まで続く。スローガンは「旋風」で、学生団体による約200の模擬店のほか、音楽やダンスなどのステージ企画が並ぶ。11月3日には中央体育館で平井大のライブ(チケット制)も予定されている。学園祭への入場は無料で、会場の千里山キャンパスへは阪急千里線の関大前駅から歩いて約5分だ。
「関大に来たら何か楽しいことが起こるんです」。インタビューでそう語った卒業生が、25年後に学祭のゲストとして同じキャンパスに戻ってきた。
[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]








































































コメントはこちら