榊原七斗、指名後初本塁打でリーグ通算13本目 立大戦は2安打1打点、明治大学での通算成績

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阪神からドラフト1位指名を受けた明治大学の榊原七斗外野手(22)が11月1日、東京六大学野球秋季リーグの立大2回戦で5回にソロ本塁打を放った。指名後初の一発で、リーグ通算13本目。「3番・中堅」で2安打1打点だったが、明大は2-8で敗れ、勝ち点の行方は11月3日の3回戦に持ち越された。
1-3の5回2死、右中間席へ運んだ今季2号
試合は11月1日、神宮球場で行われた。東京六大学野球連盟の公式記録によると、観衆は1万3000人。明大は3回表に内野ゴロの間に1点を先制したが、その裏に追いつかれ、4回には適時打と内野ゴロで2点を勝ち越された。
1点が欲しい場面で、打席が回る。1-3で迎えた5回2死走者なし、榊原は立大の先発右腕・道本のスライダーを強振した。打球は右中間席へ飛び込み、2-3と1点差に迫るソロ本塁打となった。
榊原は試合後、打球の感触は良かったと手応えを口にした。直球を待つ中で変化球をとらえられたことを状態の良さとして挙げる一方、一発がチームの勝ちにつながらなかったことについては、本当に悔しいと語っている。
この日は初回1死一塁の第1打席でも、高めの直球を右前へはじき返した。公式記録の個人成績は4打数2安打1打点。明大の安打は7本で、そのうち2本を3番打者が記録したことになる。本塁打は第3打席の一打だった。
打線全体では9三振を喫し、7安打で2点にとどまった。2点のうち1点は内野ゴロの間の得点で、もう1点が榊原のソロ。安打でかえした点は、榊原の一発だけだった。
だが、反撃はここまでだった。立大は5回裏に二塁打で1点を加えると、6回の適時打、7回の主将・落合智哉捕手の2ラン、8回の三塁打と、3回から8回まで6イニング連続で得点を重ねた。立大は12安打で8点を奪い、明大は2-8で敗れた。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 明大 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 立大(勝ち) | 0 | 0 | 1 | 2 | 1 | 1 | 2 | 1 | x | 8 |
前日10月31日の1回戦は、明大が9回に田上夏衣の内野安打で4-3とサヨナラ勝ちしていた。榊原はこの試合で4打数1安打で、一塁へのゴロを俊足で内野安打にしている。指名後の公式戦は2試合目で、ここで初めてアーチが出た。
指名後2戦目の一発、明治大学でのリーグ通算成績
阪神が榊原を1位で指名したのは、10月22日のドラフト会議だった。阪神はこの年、支配下7人と育成2人の計9人を指名し、その最初に名前を呼んだのが榊原となる。明大の試合は指名後、10月31日の立大1回戦が最初で、11月1日の2回戦が2試合目にあたる。今秋の1号は9月22日の東大2回戦の8回に放ったソロで、それ以来の今季2号となった。
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東京六大学野球連盟の公式記録で、1年春からのリーグ戦成績をたどると次のとおりだ。数字は11月1日の立大2回戦終了時点。
| シーズン | 試合 | 打率 | 本塁打 | 打点 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年春 | 7 | .500 | 0 | 2 |
| 2023年秋 | 13 | .237 | 0 | 4 |
| 2024年春 | 10 | .500 | 0 | 0 |
| 2024年秋 | 13 | .289 | 2 | 10 |
| 2025年春 | 14 | .262 | 4 | 11 |
| 2025年秋 | 10 | .390 | 3 | 10 |
| 2026年春 | 12 | .277 | 2 | 8 |
| 2026年秋 | 12 | .327 | 2 | 9 |
| 通算 | 91 | .303 | 13 | 54 |
通算では91試合で284打数86安打、打率.303。13本塁打と54打点に加え、三塁打5本、盗塁4を記録している。1年時の2シーズンは本塁打がなく、初アーチは2年秋だった。そこから3年春の4本、3年秋の3本と数を伸ばし、3年秋は打率.390で明大のリーグ優勝を支えた。
13本は現役選手でリーグ最多と報じられた。今春の立大戦で放った通算10号から、半年かけて三つ積み上げたことになる。今秋の成績は12試合で49打数16安打、打率.327と、春の.277から上向いている。
戸塚俊美監督も認めたパンチ力
身長173センチ、体重79キロ。体格は大きくないが、スタンドまで運ぶ力がある。本人は自分の打撃について「欲しい時に打てるところが自分の長所」と話し、走攻守の3つを持つ外野手として評価されてきた。
戸塚俊美監督も試合後、「持っているパンチ力を存分に発揮した」とたたえた。指名あいさつの席では、榊原が理想像に挙げる近本光司について、阪神の藤川球児監督から、憧れているだけでは駄目だという趣旨の言葉をかけられている。プロの監督から課題を示された直後の公式戦で、結果を出した。
報徳学園高等学校から明治大学へ、阪神1位までの歩み
榊原は兵庫県高砂市の出身。報徳学園高等学校を経て2023年に明治大学へ進み、1年春からリーグ戦に出場してきた。
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4年夏には大学日本代表の一員として、7月に台湾・台中で行われた第1回ワールド・カレッジ・ベースボール・チャンピオンシップ(WCBC)に出場した。日本は決勝で米国を破って初代王者となり、榊原は16打数9安打、打率.563、5打点で大会MVPに選ばれている。
地元球団の1位指名を受けた後も、秋のリーグ戦はまだ終わっていない。明大の4年生として迎える最後のシーズンで、榊原は「3番・中堅」で出場を続けている。
3回戦は11月3日、明大が優勝するための条件
11月2日に予定されていた立大3回戦は雨天中止となり、11月3日13時から神宮球場で行われる。明大にとっては今季の最終戦だ。11月2日は雨の中で行っていた試合前の打撃練習の途中で中止が決まり、榊原はこの日に試合ができなかったのは残念だとしつつ、気持ちを切り替えて11月3日を迎えたいと話した。
ここまでの明大は、東大と法大から連勝で勝ち点を挙げ、慶大には1回戦を落としてから2連勝した。早大には1勝2敗で勝ち点を許し、立大とは1勝1敗で並ぶ。
11月1日終了時点の勝敗表では、慶大が10試合7勝3敗で勝ち点3、勝率.700で首位に立つ。明大は12試合8勝4敗で勝ち点3、勝率.667の2位につける。
明大が3回戦に勝って勝ち点を4に伸ばした場合、11月7日から始まる早慶戦で慶大が勝ち点を落とせば明大の優勝となる。慶大が2勝1敗で勝ち点を取れば勝率で並び、明大との優勝決定戦にもつれる。慶大が2連勝すれば慶大の優勝だ。
明大が3回戦に敗れても、可能性はまだ残る。早慶戦で慶大が2連敗すれば明大が優勝し、1勝2敗なら優勝決定戦となる。いずれにしても、明大は自力での優勝の可能性を11月1日の敗戦で失った。
榊原は試合後、「まだ優勝が消えたわけじゃない」と話し、3回戦に勝って望みをつなぎたいという考えを示した。リーグ通算13本塁打の主砲が、明治大学での最後の試合に臨む。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]








































































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