創志学園高等学校、秋季中国大会で11年ぶり優勝 明治神宮大会の初戦は北海、決勝の先発メンバー

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第147回秋季中国地区高校野球大会の決勝が11月1日、鳥取県米子市のどらドラパーク米子市民球場であり、創志学園高等学校(岡山1位)が倉敷商業高等学校(岡山2位)を6-2で破った。秋の中国大会の優勝は2015年以来11年ぶり2回目。11月19日に開幕する明治神宮野球大会への出場が決まり、初戦は大会初日の第2試合で北海道地区代表の北海高等学校と対戦する。
岡山勢対決の決勝は6-2、3回から主導権
決勝は岡山県大会の1位と2位がぶつかる顔合わせとなった。創志学園は3回に1点を先制すると、5回に3点を加えてリードを4点に広げる。倉敷商は6回に2点を返したが、創志学園は7回に2点を追加し、そのまま逃げ切った。
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 倉敷商 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 |
| 創志学園(優勝) | 0 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 2 | 0 | X | 6 |
マウンドは先発のエース請川陽万(2年)から左腕の能勢郁人(2年)へつなぐ継投で、捕手は竹林郁哉(2年)が務めた。打線は10安打を放っている。
学校は同日、公式サイトで優勝を報告し、マーチングバンド部のOB・OGが大音量の応援で後押ししたことにも触れて、卒業生の支えを感じた大会だったと記した。
倉敷商は左腕の中村心星が先発し、坂本が継いだ。準決勝まで主戦の小西が多くのイニングを投げており、中村はその後を担う立場だった。報道によると、倉敷商の梶山和洋監督は試合後、制球が定まらないなかで待っていた直球を捉えられたと振り返り、先行して逃げ切る展開の創志学園は一段と力を出すと感じたと話した。倉敷商は7年ぶりの優勝を逃した。
倉敷商も準決勝は際どい試合だった。10月31日の準決勝では前回優勝の崇徳(広島)と延長10回タイブレークにもつれ込み、10回裏1死満塁からのスクイズを相手投手が処理しきれず、三塁走者がかえって2-1でサヨナラ勝ちした。崇徳の敗退で、秋の中国大会の決勝から広島勢が7年ぶりに姿を消した。岡山県大会の上位2校が、そのまま中国地区の頂点を争う。
4試合中3試合が1点差か延長、粘りの勝ち上がり
創志学園の勝ち上がりは、決勝を除けば薄氷の連続だった。大会は10月23日に鳥取県で開幕した。
| 回戦(日付) | 対戦相手 | スコア | 試合の決め手 |
|---|---|---|---|
| 1回戦(10月23日) | 益田東 | ○4-2 | 延長10回タイブレークで2点勝ち越し |
| 準々決勝(10月28日) | 桜ケ丘 | ○1-0 | 9回裏、 |
| 準決勝(10月31日) | 高川学園 | ○3-2 | 9回表、 |
| 決勝(11月1日) | 倉敷商 | ○6-2 | 3回先制、 |
初戦の益田東戦は2回に2点を先制しながら6回に追いつかれ、延長10回タイブレークの表に2点を勝ち越して振り切った。
鳥取市のヤマタスポーツパークであった準々決勝は、0-0のまま9回裏に入る投手戦。先頭の竹林が内野安打で出たあと、無死満塁としながら後続の2人が倒れて2死となったが、福島塁(2年)が右前へはじき返してサヨナラ勝ちを決めた。3年ぶりの4強入りとなった。この回、竹林は出塁後に負傷している。報道によると、門馬敬治監督は治療で試合が止まる間を待つと流れが途切れると考え、テーピングを待たずに竹林に代走を送る判断をしたと説明した。
準決勝は米子に舞台を移した。4回に先制したものの、7回に追いつかれ、8回には勝ち越される。1点を追う9回表2死一、二塁、6番の吉田世桜(2年)が中堅手の頭を越える二塁打を放ち、2人が生還して試合をひっくり返した。門馬監督は試合後、継投の判断が遅れたのは自分のミスで、それを選手が9回2死から踏ん張ってはね返したという趣旨の話をし、吉田の打順を一つ上げていたことも明かしている。決勝を前に、選手にはまだ強くなれる余地があり、その可能性を信じて戦いたいとも語っていた。
逆転、サヨナラ、延長。終盤までもつれた試合を3つ勝ち切っての頂点だ。
東海大相模で日本一4度、門馬監督が神宮へ戻る
創志学園高等学校は岡山市にある私立校で、硬式野球部は春夏の甲子園にも出場してきた。現在チームを率いる門馬敬治監督は、東海大相模(神奈川)の監督として春のセンバツで3度(2000年、2011年、2021年)、夏の甲子園で1度(2015年)の全国制覇を経験した指導者だ。2022年に創志学園の監督に就き、同年8月の新チーム始動から指揮を執る。
就任後の創志学園は、2023年秋の中国大会で準優勝し、翌2024年春のセンバツに7年ぶり4回目の出場を果たした。1回戦で北海道の別海を7-0で下している。2026年春の中国大会では石見智翠館を3-1で破り、4年ぶり3回目の優勝を飾った。
秋の中国大会で前回頂点に立ったのは2015年。それから11年がたった。門馬監督にとって明治神宮大会は東海大相模を率いた2009年以来、17年ぶりとなる。
決勝の先発メンバーと主な選手
創志学園は大会を通じて2年生が中心の布陣を組んだ。決勝の先発メンバーは次のとおり(背番号は大会のメンバー表による)。
| 打順・守備 | 選手(学年) | 背番号 |
|---|---|---|
| 1番・右翼 | 田中瑛大 | 9 |
| 2番・左翼 | 樺山来喜 | 7 |
| 3番・三塁 | 浮田崇志郎 | 5 |
| 4番・捕手 | 竹林郁哉 | 2 |
| 5番・指名打者 | 鎌田悠也 | 15 |
| 6番・中堅 | 吉田世桜 | 8 |
| 7番・一塁 | 和田海敬 | 3 |
| 8番・遊撃 | 北岡大知 | 6 |
| 9番・二塁 | 福島塁 | 4 |
| 投手 | 請川陽万 | 1 |
先発メンバーで1年生は樺山と和田の2人。投手陣は背番号1の請川を軸に、背番号10の左腕・能勢、背番号11の空昊太(2年)が控える。準決勝では請川、能勢、空の3投手が継投した。
準々決勝の9回に内野安打で出塁したあと負傷した竹林は、準決勝と決勝も4番・捕手で先発した。
明治神宮大会の初戦は11月19日、相手は北海道王者の北海
第57回明治神宮野球大会は11月19日から24日まで、東京・明治神宮野球場で開かれる。主催者が11月1日時点で公表した組み合わせでは、高校の部は10校が出場し、創志学園(中国地区代表)は大会初日の第2試合(午前11時開始予定)で北海(北海道地区代表)と1回戦を戦う。創志学園は1塁側。勝てば21日の2回戦で近畿地区代表と当たる。準決勝は22日、決勝は24日の予定だ。
北海高等学校は札幌市の私立校で、10月15日に札幌市の大和ハウスプレミストドームであった秋季北海道大会の決勝で酪農学園大とわの森三愛を3-2で破り、3年ぶり14回目の優勝を決めた。準決勝では白樺学園に5-2で逆転勝ちしており、初優勝を狙ったとわの森三愛との決勝を1点差で制した。決勝では2年生エースの森健成が4番・指名打者で先発し、1回に先制の適時打を放つと、7回からマウンドに上がって最後まで投げ切っている。
創志学園は2024年春のセンバツで北海道の学校と戦い勝っている。神宮でも北の王者との対戦から始まる。
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センバツは中国地区の一般選考枠2校、選考は年明け
秋季地区大会の結果は、翌春の選抜高校野球大会(センバツ)の出場校を選ぶ際の重要な資料になる。中国地区の一般選考枠は2校で、決勝に進んだ創志学園と倉敷商の岡山勢2校が出場へ大きく近づいたと報じられた。ただし、出場校は日本高校野球連盟の選考委員会が年明けに決めるもので、11月2日時点で出場が決まったわけではない。
明治神宮大会で地区代表が優勝すると、その地区のセンバツ出場枠が1校増える「神宮大会枠」の仕組みもある。創志学園の神宮での戦いぶりは、中国地区全体の枠にも関わってくる。
[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]








































































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