島田麻央、スケートカナダ優勝で合計235.44点 SP・フリー・合計とも今季世界最高

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは現地時間11月1日(日本時間2日)、カナダ・ケロウナで女子フリーがあり、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(18)=木下グループ=がフリー153.33点、合計235.44点で優勝した。SP・フリー・合計はいずれも今季の世界最高得点。GPデビュー戦での優勝は日本女子4人目となった。
フリー153.33点、2位に14.37点差の初出場初優勝
演技順は最終の12番目だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は9人のジャッジ全員がプラス評価を付け、出来栄え点(GOE)2.63点を上積みする。続く4回転トーループは回転不足の判定で減点を受けたが、崩れはここまで。3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプ、3回転フリップから3回転トーループと2回転半を続けたシークエンス、3回転ループ、3回転ルッツを降り、レベルの付くスピン2つとステップはすべて最高のレベル4だった。
ISU公式のスコア詳細によると、フリーの技術点は85.65点、演技構成点は67.68点で、減点はなかった。演技構成点の3項目はスケーティングスキルが8.64点と最も高い。
合計235.44点は、2位のニーナ・ペトロキナ(エストニア)の221.07点に14.37点の差をつけた。フリーだけで見ても2位のペトロキナに9.50点差。SP2位のイザボー・レビト(米国)はフリー6位に沈み、合計3位で表彰台に入った。日本勢では三宅咲綺が合計210.09点で4位だった。
勝因は技術点の差にあった。演技構成点だけを比べると、ペトロキナの69.90点、レビトの68.30点が島田を上回る。一方で技術点は島田が85.65点、ペトロキナが73.93点と11.72点の開きがあり、ジャンプの基礎点の高さと加点の積み重ねが順位を分けた。
| 順位 | 選手(国・地域) | 合計 | SP | フリー |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 島田麻央 | 235.44 | 82.11 | 153.33 |
| 2位 | ニーナ・ | 221.07 | 77.24 | 143.83 |
| 3位 | イザボー・ | 212.22 | 78.50 | 133.72 |
| 4位 | 三宅咲綺 | 210.09 | 71.95 | 138.14 |
| 5位 | ソフィア・ | 206.89 | 71.84 | 135.05 |
| 6位 | シン・ | 204.52 | 65.38 | 139.14 |
SP82.11点も今季世界最高、ISUの一覧で3部門とも1位
SPは現地時間10月31日(日本時間11月1日)にあり、島田は82.11点で首位に立った。トリプルアクセルでGOE2.51点を得ると、3回転ルッツ―3回転トーループは基礎点が1.1倍になる「x」の対象となり、12.88点を稼ぐ。3回転フリップは4分の1の回転不足を示す「q」の判定でわずかに減点されたものの、スピン3つとステップはすべてレベル4をそろえた。技術点49.23点は、2番目に高かったレビトの43.59点を5点以上上回った。
関連記事:島田麻央、GPデビュー戦のスケートカナダSPで今季世界最高82.11点 フリーの日程
ISUが公表するシーズンベスト(今季最高得点)の一覧で、11月1日時点の女子の順位を確かめると、島田は3部門すべてで1位だった。SPの2位は9月の木下グループ杯で中井亜美=TOKIOインカラミ=が出した80.27点、フリーの2位は10月のGP第1戦フランス大会で中井が出した149.08点、合計の2位は10月のデニス・テン記念で個人の中立選手(AIN)として出場したアレクサンドラ・イグナトワが出した226.01点となっている。合計で2位と9点以上の差。一覧でシニア、ジュニアを通じて230点を超えた女子は島田だけだ。
自己ベストの面では、SP82.11点と合計235.44点が更新となった。フリーの自己ベストは2025年3月の世界ジュニア選手権で出した156.16点で、今回はそれに2.83点届かなかった。
世界ジュニア4連覇、ノービス時代から国際大会21連勝
島田は2008年10月30日、東京都生まれ。ISUの登録ではホームタウン(地元)は京都府宇治市で、京都を拠点に練習する高校生だ。大会期間中の10月30日に18歳になったばかりだった。コーチは濱田美栄らで、身長は153センチ。小柄な体で3回転半と4回転を跳ぶ。ISUのプロフィールには、試合で4回転トーループとトリプルアクセルを跳んだ実績と、世界選手権を3度制した浅田真央にちなんで名付けられたことが記されている。
ジュニア時代の実績は群を抜く。世界ジュニア選手権は2023年から4連覇し、ジュニアGPファイナルも2022年から4連覇した。国際大会ではノービス時代の2022年のエーニャスプリング杯から負けがなく、スケートカナダの優勝で21連勝に伸びた。
それでもシニアの舞台に立つまでには時間がかかった。ISUは2022年にシニアの年齢制限を15歳から段階的に17歳へ引き上げ、島田は年齢が足りず、2026年2月のミラノ・コルティナ五輪に出られなかった。所属は2024年7月1日付で木下アカデミーから木下グループへ変わっており、今季からシニアに転向した。9月に東京であったチャレンジャーシリーズの木下グループ杯でシニアの国際大会デビュー戦を優勝で飾り、GPの初戦に臨んでいた。
日本女子のGPデビュー戦優勝は、2025年10月のフランス大会を制した中井亜美に続き4人目となる。
「楽しく演技することが目標だった」
島田は演技後の優勝インタビューで、金メダルを目標にしていたと明かしたうえで、それ以上に自分が納得できるSPとフリーを滑り、「楽しく演技することが目標だった」と語った。そのうえで金メダルを取れたことを本当にうれしいと喜んだ。
SPを終えた時点では、2位のレビトとの差は3.61点だった。最終滑走で迎えたフリーでも大きなミスを出さず、終わってみれば2位に14点以上の差。シニアの強豪がそろうGPの舞台でも、ジュニア時代と同じように勝ち切った。
初めてのGPシリーズについては、カナダに来られてよかったと話し、多くのシニアの選手と一緒に滑れたことを「すごくいい思い出」になったと表現した。
今季のSPは「Between Two Worlds」(Mili)、フリーはクリストファー・ティン作曲の「Waloyo Yamoni」で、振付はシェイリーン・ボーンと村元哉中が手がける。
次戦は11月20日開幕のフィンランディア杯、GPファイナル進出へ
島田のGP2戦目は、11月20日にヘルシンキで開幕する第5戦フィンランディア杯だ。GPファイナルは各選手が出場した2大会の成績で争い、各種目の上位6人が12月に中国・重慶で開かれるファイナルに進む。初戦の優勝で、島田はファイナル進出へ大きく前進した。
関連記事:GPシリーズ2026、フィギュア日本勢が15日に会見 中井亜美・佐藤駿・島田麻央らの日程一覧
日本女子では中井も今季のフランス大会で合計219.74点を出している。フィンランディア杯で島田が連勝すれば、GPデビューから2戦連続の優勝となる。日本女子でGPデビューから2連勝したのは、2018年のNHK杯とフランス大会を制した紀平梨花だけで、島田は2人目の達成がかかる。シニア1年目の18歳が、残り1戦でどこまで点を伸ばすのか。
[文/構成 by MediaDogs編集部]









































































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