中井亜美、東京選手権フリー144.23点で優勝 トリプルアクセル成功の演技と合計225.52点、GPフランス大会へ

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ミラノ・コルティナ五輪銅メダルの中井亜美(18)=TOKIOインカラミ=が10月3日、東京選手権の女子フリーで144.23点を出し、合計225.52点でSPからの完全優勝を飾った。冒頭のトリプルアクセルを成功させ、1カ月前の木下グループ杯から調子を戻している。2位は青木祐奈で219.91点、3位は住吉りをん。次戦は10月23日開幕のグランプリ(GP)シリーズ・フランス大会だ。
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フリー144.23点、冒頭のトリプルアクセルで流れをつかむ
10月3日、東京の田中貴金属アイスアリーナで開かれた東京選手権の第2日。女子フリーの最終滑走に登場した中井は、SP首位から臨み、冒頭のトリプルアクセルを着氷させた。スポニチアネックスによると、この3回転半は出来栄え評価(GOE)で2.40点の加点を得ている。
SP81.29点に、フリー144.23点が加わり、合計は225.52点。SP、フリー、合計のいずれも今季自己最高だった。黄色の衣装でフリーを滑り終えると、両手を突き上げて喜びを表している。毎日新聞は、演技後半に回転不足の判定があったものの、最後まで崩れない演技だったと伝えた。
6分間練習では、そのアクセルが決まらなかった。それでも本人は迷っていない。「絶対自分ならできるという自信もちゃんとあった」。不安なく臨めた自信が良い結果につながったと、本人は振り返っている。
「自分自身のトリプルアクセルを見つけた」、跳び方が変わった理由
変化の背景には、オフシーズンのカナダ合宿がある。日刊スポーツによると、中井は3回転半の跳び方がこれまでと変わったと明かした。
「前は結構勢いとか力を使って跳ぶイメージだったんですけど、今は筋力もついてきて、タイミングをちゃんと合わせれば、そんなに力を使わずにできるようになってきている」
力で押し込むジャンプから、タイミングで合わせるジャンプへ。Deep Edge Plusは、中井が「自分自身のトリプルアクセルを見つけた」と手応えを語ったと伝えている。
一方で、仕上がりの早さには本人が驚いた様子だ。「この時期にここまで上げられるとは思っていなかった」と振り返り、「もっと質を上げていければ」と先を見据えた。
演技以外にもこだわりがある。メイクとポニーテールについて、「細かいことでも雰囲気が変わってくる」と語った。ポニーテールの高さ一つで、演技の印象は変わるのだという。
青木祐奈が2位、住吉りをんが3位、千葉百音は4位
上位の顔ぶれを表にまとめる。
| 順位 | 選手 | SP | フリー | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 中井亜美 | 81.29点 | 144.23点 | 225.52点 |
| 2位 | 青木祐奈 | 77.11点 | 142.80点 | 219.91点 |
| 3位 | 住吉りをん | 70.42点 | 123.47点 | 193.89点 |
| 4位 | 千葉百音 | 77.31点 | 107.11点 | 184.42点 |
SP3位だった青木祐奈(24)=日本建物管財=は、フリーで142.80点を出して順位を一つ上げた。演技構成点は出場者の中でトップの68.76点で、ルッツ-ループの連続3回転ジャンプも決めている。「80%くらいの完成度にはなったと思います」と、新プログラムの手応えを語った。
SP4位だった住吉りをん(23)=オリエンタルバイオ=が3位に入った。SP2位の千葉百音(21)=木下グループ=は、7月に右足首を捻挫してから今季初戦だった。フリーは107.11点にとどまり、4位に順位を落としたが、「中国杯までにバチバチに仕上げていけるように」と前を向いている。
5位は河辺愛菜で182.75点、6位は渡辺倫果で175.23点だった。
木下グループ杯4位から1カ月、フランス大会は昨季の優勝大会
1カ月前の中井は、苦しんでいた。9月上旬の木下グループ杯ではSP80.27点で首位に立ったものの、フリーは127.45点で、合計207.72点の4位に終わっている。優勝したのは島田麻央だった。
それから東京選手権でのフリーは144.23点。点数だけを並べれば約17点の上積みとなる。東京選手権は国際スケート連盟(ISU)公認の大会ではなく、木下グループ杯と同じ物差しでは測れないが、トリプルアクセルを軸に演技を立て直した流れは見える。
次に待つのは、10月23日開幕のGPシリーズ・フランス大会(アンジェ)だ。中井は昨季、17歳でこの大会に初出場して合計227.08点で優勝した。GP初出場での優勝は、紀平梨花、渡辺倫果に続く日本女子3人目となる。その大会に、今度は連覇を狙う立場で戻ってくる。
GPシリーズの2戦目は11月13日開幕のスケートアメリカ(エベレット)にも出場する。9月の練習公開では、昨季優勝したフランスについて「少しは意識してしまう」と話していた。
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[文/構成 by スポーツライター 南條楓]









































































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