島田麻央、GPデビュー戦のスケートカナダSPで今季世界最高82.11点 フリーの日程

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダで、シニア1年目の島田麻央(18)=木下グループ=が現地10月31日の女子ショートプログラム(SP)を82.11点で首位発進した。自己ベストを3点以上更新する今季世界最高得点で、2位のイザボー・レビト(米国)とは3.61点差。フリーは現地11月1日午後1時(日本時間11月2日午前5時)に始まり、島田は最終滑走の12番目に登場する。
【追記】日本時間11月2日に行われた女子フリーで、島田はフリーも1位の153.33点(技術点85.65点、演技構成点67.68点)をマークし、合計235.44点で優勝した。GPシリーズ初出場での優勝となる。2位はペトロキナで221.07点、3位はレビトで212.22点。三宅咲綺は合計210.09点の4位だった(ISU公式記録)。
トリプルアクセルで加点2.51、SPの内訳
会場はカナダ・ブリティッシュコロンビア州ケロウナのプロスペラ・プレイス。SPの曲は「Between Two Worlds」で、島田は殻を破ってシニアに羽ばたいていくイメージの曲だと説明している。12人中8番目に滑り、冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めると、ジャッジ9人全員がプラス3以上を付け、出来栄え点(GOE)は2.51点に上った。この1本だけで10.51点を稼いだ。
続く単発の3回転フリップは4分の1の回転不足(q判定)とされ、GOEはマイナス0.38点。演技後半に組み込んだ3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプで1.77点の加点を引き出し、基礎点の1.1倍となる後半のボーナスも加わって12.88点を積み上げる。
スピン3つとステップはすべて最高のレベル4。得意の高速スピンで締めた最後のコンビネーションスピンは、ジャッジ9人中8人が最高評価のプラス5を付け、加点は2.10点。ジャンプ以外でも点を伸ばした。
技術点は49.23点、演技構成点は32.88点だった。演技構成点では2位レビトの34.91点、3位ニーナ・ペトロキナ(エストニア)の34.63点を下回り、技術点の差で首位に立った。
| 順位 | 選手 | 得点(技術点/演技構成点) |
|---|---|---|
| 1位 | 島田麻央 | 82.11 |
| 2位 | イザボー・ | 78.50 |
| 3位 | ニーナ・ | 77.24 |
| 4位 | 三宅咲綺 | 71.95 |
これまでの自己ベストは、9月のチャレンジャーシリーズ木下グループ杯で出した78.84点。今季の主要国際大会では、前週のGP第1戦フランス大会の女子SPでも最高は青木祐奈の76.31点で、82.11点はそれを大きく上回る。報道によると、日本女子のSPとして歴代2位の得点となった。
GP初出場の三宅咲綺(23)も自己ベストの71.95点で4位につけた。冒頭の3回転トーループ-3回転トーループで1.62点の加点を得て、サンバ調の曲に乗って滑り切った。
上位2人は手ごわい。2位のレビトは2024年世界選手権の銀メダリスト、3位のペトロキナは2026年欧州選手権の女王で、ともに演技構成点では島田を上回った。レビトは3回転フリップ-3回転ループ、ペトロキナは3回転ルッツ-3回転トーループを決めたが、アクセルジャンプは2人ともダブルアクセル(2回転半)。基礎点8.00点のトリプルアクセルを持つ島田との差が、技術点にそのまま表れた。
「伸びしろがある」フリップの回転不足を課題に
試合は島田が10月30日に18歳の誕生日を迎えた直後の初戦だった。前夜は眠れず、SP当日の朝の公式練習でもジャンプのミスが続いたという。
島田は得点について「びっくりした」と語り、18歳としていいスタートが切れたと話した。強い緊張を自覚していたものの、ジュニア時代に緊張感のある試合を数多く経験してきたことを支えにしたという。大きなミスなく終えられたこともうれしいと続けた。
それでも満足はしていない。3回転フリップの回転不足を挙げ、そこがなければもう少し点数が伸びたとして、「伸びしろがある」と自己分析した。
現地10月29日の公式練習後には、「順位はあまり気にせず、自分ができる最高の演技をして、楽しく滑れたら」と話していた。この練習ではトリプルアクセルと4回転トーループを着氷している。
ジュニア無敗のまま上がってきた18歳
島田は2008年10月30日、東京都生まれ。京都を拠点に、木下グループに所属して浜田美栄コーチらの指導を受ける。名前は世界選手権3度優勝の浅田真央にちなんで付けられた。
ジュニア時代の実績は群を抜く。ジュニアの公式戦は4シーズンで39戦全勝。世界ジュニア選手権は2023年から2026年まで4連覇し、全種目を通じて史上初の記録となった。ジュニアGPファイナルも4度制し、2024年の冬季ユース五輪(江原)でも金メダルを手にしている。試合では4回転トーループとトリプルアクセルの両方を成功させてきた。
2022年に決まったシニアの年齢制限引き上げ(15歳から17歳へ)で、2026年のミラノ・コルティナ五輪には年齢が届かなかった。
シニア転向後も勝ち続ける。7月のみなとアクルス杯、8月のサマーカップで優勝し、9月の木下グループ杯はSP2位から逆転優勝。合計231.32点は現時点の自己ベストだ。報道によると、国際大会の連勝は20に伸びている。
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島田のフリーは日本時間11月2日午前6時43分ごろ
女子フリーの日程は次のとおり。ケロウナの現地時間はUTCマイナス7時間で、日本時間は16時間進む。
| 項目 | 現地時間(11月1日) | 日本時間(11月2日) |
|---|---|---|
| 女子フリー開始 | 午後1時 | 午前5時 |
| 最終グループ6人の練習 | 午後1時54分ごろ | 午前5時54分ごろ |
| 島田の滑走(12番目) | 午後2時43分ごろ | 午前6時43分ごろ |
滑走時刻はISUが公表した予定表に基づく目安で、進行によって前後する。島田の直前、11番目にSP2位のレビト、10番目に3位のペトロキナが滑る。三宅は9番目の予定だ。
フリーの曲はクリストファー・ティンの「Waloyo Yamoni」。今季は木下グループ杯のフリーで152.48点を出しており、フリーの自己ベストは2025年世界ジュニア選手権の156.16点だ。SPで得た3.61点のリードを持って、フリーの4分間に臨む。
島田はSP後、ショートとフリーで1つの試合なので喜びすぎずに切り替えたいと話し、フリーも笑顔で終われるよう思い切り挑戦すると意気込んだ。
同じ大会の男子では、SP首位だった中田璃士がフリー4位で、合計249.25点の2位に入っている。
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GP初出場初優勝なら日本女子4人目、ファイナルへの道
島田がフリーでも首位を守れば、GPシリーズ初出場での優勝となる。報道によると、日本女子では紀平梨花、渡辺倫果、中井亜美に続く4人目だ。中井は前週のフランス大会でSP3位から逆転し、合計219.74点で優勝している。
GPシリーズは全6戦で、選手は最大2大会に出場する。2大会の順位に応じたポイントの合計で、各種目の上位6人が12月10日から13日まで中国・重慶で開かれるGPファイナルに進む。
島田の2戦目は、11月20日に開幕する第5戦フィンランド大会(ヘルシンキ)。同じ大会には住吉りをん、渡辺倫果も出場を予定している。ファイナル進出がかかる2戦目へ、スケートカナダの最終順位が出発点になる。
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[文/構成 by スポーツ担当ライター 南條楓]







































































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