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GPシリーズ2026、フィギュア日本勢が15日に会見 中井亜美・佐藤駿・島田麻央らの日程一覧

GPシリーズ2026、フィギュア日本勢が15日に会見 中井亜美・佐藤駿・島田麻央らの日程一覧

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フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ2026-27が10月23日、フランス大会で開幕する。日本スケート連盟は10月15日に東京都内で記者会見を開き、中井亜美、佐藤駿、島田麻央ら男女8選手が新シーズンへの思いを語った。全6戦とGPファイナルの日程、日本勢の出場予定を一覧にまとめた。

10月15日の会見に男女8選手、坂本花織からビデオメッセージも

会見は日本スケート連盟が開いた「2026/27シーズン フィギュアスケート記者会見」で、会場は東京都新宿区だった。登壇したのは男子が佐藤駿(エームサービス・明大)、三浦佳生(明大)、中田璃士(西武グループ)、山本草太(中京大)、女子が島田麻央(木下グループ)、千葉百音(木下グループ)、中井亜美(TOKIOインカラミ)、青木祐奈(日本建物管財)の計8人。司会はテレビ朝日のGPシリーズでメインキャスターを務める松岡修造と、フジテレビ系のフィギュアスケートスペシャルサポーターを務める乃木坂46の川﨑桜が担当した。

テレビ朝日とフジテレビが局の垣根を越えて手を組んだ会見で、10月15日午後2時からFODでライブ配信された。選手は今季への決意をフリップに書き込み、その思いを語った。

冒頭では、ミラノ・コルティナ五輪で団体と女子シングルの銀メダルを手にし、3月の世界選手権を最後に現役を引退した坂本花織のビデオメッセージが流れた。「やかましい太陽こと、坂本花織です」と切り出した坂本は、「今年から私はいませんが、皆のことを心の底から応援しています。みんな頑張れ!」とエールを送る。これを見た千葉は「最初から笑いを取ってくるあたり、さすが花織さんだな」と感心し、佐藤は「最高のスタートだと思います」と笑顔を見せた。

GPシリーズ全6戦とファイナルの日程、日本勢の出場予定

GPシリーズはフランス、カナダ、中国、アメリカ、フィンランド、日本の6カ国を約6週間で転戦する。各大会の定員は男子12人、女子12人、ペア8組、アイスダンス10組。1人(1組)が出場できるのは最大2大会で、獲得ポイントの上位6人(組)だけが12月のGPファイナルに進む。

日本勢の出場予定は次の通り。出場予定は10月16日時点の国際スケート連盟(ISU)の公式エントリーによる。日程はいずれも現地時間。

大会日程開催地出場予定の日本選手
第1戦 フランス大会10月23日〜25日フランス・アンジェ男子:三浦佳生、山本草太/女子:青木祐奈、中井亜美、住吉りをん
第2戦 スケートカナダ10月30日〜11月1日カナダ・ケロウナ男子:中田璃士、友野一希/女子:三宅咲綺、島田麻央
第3戦 中国杯11月6日〜8日中国・深圳男子:三浦佳生、佐藤駿/女子:千葉百音、渡辺倫果、山下真瑚/ペア:長岡柚奈・森口澄士
第4戦 スケートアメリカ11月13日〜15日アメリカ・エバレット男子:山本草太/女子:松生理乃、中井亜美
第5戦 フィンランド大会11月20日〜21日フィンランド・ヘルシンキ男子:友野一希/女子:島田麻央、住吉りをん、渡辺倫果
第6戦 NHK杯11月27日〜29日東京・京王アリーナTOKYO(調布市)男子:中田璃士、佐藤駿、吉岡希/女子:青木祐奈、千葉百音、山下真瑚/ペア:長岡柚奈・森口澄士/アイスダンス:紀平梨花・西山真瑚、櫛田育良・島田高志郎、吉田唄菜・森田真沙也
GPファイナル12月10日〜13日中国・重慶各種目のポイント上位6人(組)が出場

日本勢は男子6人、女子9人、ペア1組、アイスダンス3組がエントリーしている。2大会に出るのは男子が三浦、山本、中田、友野、佐藤の5人、女子は青木、中井、住吉、島田、千葉、渡辺、山下の7人。ペアの長岡・森口組も中国杯とNHK杯の2戦を予定する。NHK杯に出る吉岡、山下、アイスダンスの紀平・西山組と櫛田・島田組は、9月9日に出場が発表された。

中国杯は今季、初めて深圳で開かれる。12月のファイナルはジュニアのGPファイナルと同じ重慶で同時に行われ、シニアとジュニアのトップ選手が重慶にそろう。

男子では、五輪2大会連続メダルの鍵山優真が今季1年間の休養を表明しており、GPシリーズのエントリーに名前はない。

中井亜美と佐藤駿、五輪メダリストが掲げた言葉

ミラノ・コルティナ五輪の女子シングルで銅メダルを獲得した中井は、フリップに「4年間駆け抜ける!!」と書き込んだ。シニア1年目で五輪までを一気に走り抜けた昨季を踏まえ、「ミラノ(・コルティナ)五輪は(それまでの)1年間ぐらいで思い切り駆け抜けて、あっという間だった。次は4年間、準備する期間があるので、覚悟を持って大切に過ごしていきたい」と、2030年フランス・アルプス五輪までの道のりを見据える。

今季のショートプログラム(SP)では、これまで演じてこなかったタンゴに取り組む。「挑戦のプログラムになっているので。今まで見せてこなかった自分を見せられるようにしたい」。GP初戦は昨季優勝したフランス大会で、第4戦スケートアメリカにも出場する予定だ。

10月の東京選手権では、トリプルアクセル(3回転半)を決めて合計225.52点で優勝した。新しいSPをまとった18歳は、相性のいいアンジェから新しい4年間の一歩目を踏み出す。

関連記事:中井亜美、東京選手権フリー144.23点で優勝 トリプルアクセル成功の演技と合計225.52点、GPフランス大会へ

男子シングルの銅メダルと団体の銀メダル、ミラノで二つのメダルを手にしたのが佐藤だ。坂本らが引退し、新たな顔ぶれで迎える今季について、「新しい時代が始まると思います。みんながエースだと思っているので、みんなでフィギュアスケート界を盛り上げられるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

佐藤のGPシリーズは中国杯からで、11月27日開幕のNHK杯にも出場する。NHK杯では、2戦目をこの大会とする中田や、この大会に出場する吉岡と同じリンクに立つ。

シニア1年目の島田麻央と中田璃士、初戦はスケートカナダ

注目を集めるのが、今季シニアに上がった2人だ。島田は世界ジュニア選手権で史上初の4連覇を果たし、ジュニアでは4シーズン無敗のまま上のカテゴリーへ移った。年齢制限でミラノ・コルティナ五輪に出られなかった17歳は、会見で「気負わずに何事にもチャレンジする1年にしたい」と抱負を述べた。

シニアでの滑り出しは順調だ。9月6日の木下グループ杯ではフリーで4回転トーループを決めて1位となり、合計231.32点でSP2位から逆転優勝した。ロシアから個人の中立選手として出場した北京五輪銀メダルのアレクサンドラ・イグナトワ(旧姓トルソワ)を抑えての勝利で、この大会のSPで首位に立った中井は4位だった。

GPデビューは第2戦スケートカナダで、2戦目は第5戦フィンランド大会。GPのリンクでジュニア女王がどこまで通用するのか。

関連記事:島田麻央、エキシビションの曲は『KAWAII FESTIVAL』で振付は村元哉中 GP初戦はスケートカナダ10月30日開幕

男子の中田も、世界ジュニア選手権で日本男子初の2連覇を果たしてシニアに上がった。島田と同じスケートカナダが初戦で、2戦目はNHK杯。会見では、練習から100%の力を出し、本番で失敗しても仕方がないと思える状態で試合に臨みたいと話した。クワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の練習にも取り組み、日本で最初に成功させる選手になりたいと3月に語っていた。

テレビ放送とファイナルまでの道のり

テレビ中継は大会によって局が分かれる。フランス大会からフィンランド大会までの5戦とGPファイナルはテレビ朝日系列が放送し、NHK杯はNHKが総合テレビとBSで中継する。

日本スケート連盟が10月6日に公開したNHK杯の放送予定では、11月27日はアイスダンスのリズムダンスをBSで、ペアと女子のSPを総合テレビで放送し、男子SPはBSと総合テレビで中継する。28日はアイスダンスのフリーダンスをBSで、ペア、女子、男子のフリーを総合テレビで中継し、29日は午後1時5分から総合テレビでエキシビションを届ける予定だ。NHK BSP4Kでも3日間の放送が組まれている。

ファイナルの出場枠は各種目6つしかない。2大会の合計ポイントで争うため、初戦の順位が後半戦の戦い方を左右する。12月の重慶に何人の日本選手が勝ち上がるのか。答えが出始めるのは、10月23日のアンジェだ。

[文/構成 by スポーツライター 南條楓]

寄稿者

南條楓
学生時代に陸上の中距離を続けていたこともあり、記録で勝負が決まる競技に惹かれてスポーツを書くWebライターに。執筆歴は8年。陸上や水泳、体操、フィギュアスケートなど、記録と採点が結果を左右する競技を中心に、国際大会の速報から選手の歩みをたどる記事まで担当してきた。タイムや得点の意味、予選から決勝までの流れを、初めて観る人にも伝わる言葉で書くことを大切にしている。

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