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東京ディズニーランドに野良猫、オリエンタルランドは出入りを把握し浦安市と対応検討 利用約款では動物に触れる・エサやりを禁止

東京ディズニーランドに野良猫、オリエンタルランドは出入りを把握し浦安市と対応検討 利用約款では動物に触れる・エサやりを禁止

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東京ディズニーランドの敷地内に野良猫が出入りしていることを、運営するオリエンタルランドが認めた。J-CASTニュースの取材に答えたもので、すでに浦安市と相談しながら対応を検討しているという。具体的な方法や時期は明らかにしていない。パークの利用約款は、動物へのエサやりや手を触れる行為を禁止行為に挙げている。

オリエンタルランド「野良猫の出入りは把握」

きっかけは10月下旬にSNSで広まった来場者の投稿だった。東京ディズニーランドのパーク内で猫に引っかかれたり噛まれたりしたと訴える内容で、拡散とともに運営側の対応に関心が向いた。

オリエンタルランドの広報グループは、J-CASTニュースの取材に次のように回答した。

「<p>「パーク敷地内に野良猫が出入りしていることは把握しております」</p><p>「すでに浦安市と相談しながら対応の検討は行っておりますが、動物への配慮や関係法令を踏まえ、引き続き慎重に検討のうえ、適切に対応してまいります」</p>」

猫がいること自体は、運営会社として認めた。ただ、何をいつまでに行うのかは示していない。捕獲するのか、別の方法をとるのかも含め、現時点で公表されている具体策はない。

園内にいる猫の頭数や、どこから入り込んでいるのかも明らかになっていない。パーク内に猫がいるという投稿はSNS上で数年前から見られたと、J-CASTニュースは伝えている。

発端は10月28日の来場者の投稿

話題の中心になったのは、10月28日にX(旧ツイッター)へ投稿された一連の書き込みだ。Sirabeeによると、投稿者は「先日、ディズニーランドのパーク内で猫に引っ掻かれ、噛まれて怪我をしました」と書き出し、食事中に突然猫から攻撃を受けたと訴えた。猫に触れたり刺激したりはしていないとも主張している。

投稿者は、運営側に問い合わせたところ、補償や病院代の支払いはないとの回答だったとも説明した。そのうえで「このような場合、運営側に補償を求めることは難しいのでしょうか?」と問いかけている。いずれも投稿者側の説明で、当時の詳しい状況は確認されていない。

反応は一様ではなかった。野良猫への対策を求める書き込みが出る一方、投稿に書かれた状況を不自然だと疑問視する意見も目立った。

運営側は「状況を確認中」、補償は個別に回答せず

オリエンタルランドは、この投稿についても取材に答えている。J-CASTニュースに対し、「投稿内容を踏まえ、当時の状況やキャストの対応について確認を進めています」と説明した。

けがをした来場者への対応を問われると、「さまざまな状況を踏まえて判断しており、個別の対応については回答しておりません」とした。投稿者のケースで補償をするかどうかには触れていない。

補償の考え方の土台になるのが、テーマパーク利用約款の第12条1項だ。同社の責めに帰すべき事由で来場者に損害を与えた場合の賠償について定めており、特別損害と逸失利益は賠償の範囲に含まないとしている。今回のケースにこの条文がどう当てはまるのかは、同社は明らかにしていない。

浦安市と保健所の説明

行政側の動きも少しずつ見えてきた。浦安市環境衛生課はSirabeeの取材に「東京ディズニーリゾートを訪れた方々から市に情報提供が寄せられたことを受けての対応となります」と答えている。

市によると、パークは私有地で、住民の生活に被害が出ているケースにも当たらない。このため市は「行政指導」ではなく「情報提供」として、追い払いや去勢手術といった野良猫対策をオリエンタルランドに伝えているという。

一方、千葉県の市川保健所には、10月30日時点で同じような通報は寄せられていないと、Sirabeeは報じた。

関係者ごとの説明を整理すると、次のとおりだ。

関係者説明・立場
オリエンタルランド野良猫の出入りを把握。浦安市と相談しながら対応を検討中で、具体策や時期は未発表
オリエンタルランド(投稿について)当時の状況やキャストの対応を確認中。けがの補償は個別に回答しない
浦安市環境衛生課行政指導ではなく情報提供として、追い払いや去勢手術などの対策を同社に伝えている
市川保健所10月30日時点で同種の通報はない(Sirabee報道)

パークで猫を見かけたら、約款のルールは

園内で猫に出会ったとき、来場者はどうすればいいのか。手がかりは、オリエンタルランドが定めるテーマパーク利用約款にある。

約款の第7条1項は、禁止行為の一つに「野鳥等の動物へのエサやりや手を触れる行為」を挙げる。対象は野鳥に限らず「等の動物」と書かれており、文言上は猫にエサを与えたり触ったりする行為も含まれると読める。同社もJ-CASTニュースに対し、野鳥などの動物へのエサやりや手を触れる行為を禁止行為として来場者に知らせていると説明した。違反に当たるかどうかは、同社が合理的な根拠に基づいて判断するという。

園内で猫を見かけても、エサを与えたりなでたりすることは、約款の禁止行為に触れるおそれがある。

オリエンタルランドは野良猫の扱いを「慎重に検討」するとしており、浦安市との相談がどんな結論に落ち着くのかが次の焦点になる。具体的な対応の中身や時期は、11月2日時点で発表されていない。

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[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]

寄稿者

飯田タツヤ
時事ニュースを中心に、社会の動きから芸能・スポーツの話題まで幅広く書いているWebライターの飯田です。ライター歴は6年。心がけているのは、発表や報道で確認できたことと、まだ分かっていないことを分けて書くこと。「何が起きて、暮らしにどう関わるのか」を最初に整理しています。休日はラジオを流しながらの散歩とサウナ。

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