スペイン列車事故で日本人1人の死亡確認 名簿にあったもう1人は安否確認続く、69人のうち66人の身元特定

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スペイン中部トレド県で10月28日に起きた高速列車の追突事故で、スペイン当局は11月1日、日本人1人の死亡を確認したと発表した。乗客名簿に名前があった日本人2人のうちの1人とみられる。もう1人は安否が分かっておらず、外務省などが確認を続けている。死者69人のうち、1日までに66人の身元が特定された。
日本人1人の死亡をスペイン当局が確認、名簿の2人のうち1人か
69人が死亡した追突事故で、スペイン当局は11月1日、犠牲者の中に日本人1人がいたと発表した。事故の直後、スペイン政府は日本政府に「追突した側の列車の乗客名簿に日本人2人の名前がある」と伝えていた。報道によると、死亡が確認されたのはこの2人のうちの1人とみられる。
もう1人については、なお安否が確認できていない。外務省は現地に対策本部を置き、確認を急いでいる。
亡くなった日本人の氏名や年齢は公表されていない。
日本人2人をめぐる動きは次のとおりだ。
| 日付 | 動き |
|---|---|
| 10月28日 | トレド県ウルダ付近で高速列車の追突事故 |
| 10月29日 | 外務省が、 |
| 10月30日 | その時点で身元が分かった犠牲者に、 |
| 10月31日 | 死者69人のうち56人の身元を特定。残る13人は外国籍と報じられる |
| 11月1日 | スペイン当局が日本人1人の死亡を確認。もう1人は安否確認が続く |
66人の身元を特定、残る3人はいずれも外国籍
身元の確認は、多数の犠牲者が出た事故に備えたスペインの国の手順に基づき、現地に設けられた統合データセンターがまとめている。11月1日時点の集計では、死者69人のうち66人の身元が分かり、60人については家族への知らせが済んだ。
10月31日の56人から、1日で10人増えた。現地メディアによると、66人のうち53人は指紋で、13人はDNAの鑑定で特定されたという。
国籍の内訳も出ている。現地メディアが報じた集計では、スペイン人の犠牲者54人は全員の身元が分かった。特定された外国籍の12人は、米国が4人で、アルゼンチン、カナダ、チェコ、フランス、日本、メキシコ、ポルトガル、チュニジアが各1人だった。
身元がまだ分からない3人は、いずれも外国籍とみられる。当局の集計では、取り下げられていない行方不明の届け出も3件で、オーストラリア国籍の2人と日本国籍の1人の分だと報じられている。残る3人の家族はすでに連絡がついており、スペインに来て本人確認の手続きをしたいとしているため、確認は家族の到着しだいで進むと報じられた。名簿にあったもう1人の日本人について、日本の外務省は2日朝の時点で新たな発表をしていない。
現場では、クレーンで車両を動かし、捜索犬も入れて改めて調べたが、新たな犠牲者は見つかっていないと報じられた。10月31日の時点で、現場の捜索は最終段階に入ったと伝えられている。
事故はなぜ起きたのか、焦点は運転再開の指示
事故は10月28日朝、現地時間の8時53分ごろに起きた。マドリードからセビリアへ向かう国営鉄道レンフェの高速列車AVEが、トレド県ウルダ付近で止まっていた民間鉄道イリョの列車に後ろから追突した。日本人2人が切符を持っていたのは、追突した側のレンフェの列車だった。
原因は調査中だ。スペインのオスカル・プエンテ運輸相は、列車制御システム「LZB」が通信障害で止まった後、指令センターがAVEに通常の速度での運転再開を指示した判断を問題視している。鉄道事故の調査機関による技術調査と、裁判所による刑事手続きが並行して進む。
事故の場所や当日の時系列、運輸相の説明は、次の記事で詳しくまとめている。
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残る3人の身元確認は家族の到着後に、日本人のもう1人は確認続く
残る3人の身元確認は、家族がスペインに着いてからの手続きになると現地メディアは伝えている。日本人のもう1人が名簿どおり列車に乗っていたのかどうかも含め、外務省は確認を続ける。
マドリードとアンダルシア地方を結ぶ高速列車は、事故の後も運休が続く。スペインに旅行や出張で向かう人は、在スペイン日本国大使館や外務省の海外安全情報で最新の案内を確かめておきたい。
11月1日の発表で、日本人の犠牲者が初めて確認された。事故から5日目のことだった。
[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]








































































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