VIVANT声優、第23話は古川登志夫がエリシャの吹き替え 若本規夫・大塚明夫ら声優陣を一覧で

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TBS系日曜劇場『VIVANT』第2シーズンの第23話が11月1日に放送され、核融合技術の研究者エリシャ・ママドフ(Manaf Dadashov)の日本語吹き替えを声優の古川登志夫が担当した。事前の告知はなく、名前は番組冒頭の出演クレジットに載っていた。古川は放送当日の夜、自身のXで出演を報告している。第2シーズンでは劇中の「同時通訳機」を通して外国人キャラクターが日本語で話す演出が続き、若本規夫や大塚明夫らが次々と声を当ててきた。
第23話、エリシャとの対面場面で古川登志夫の声
第23話の終盤、乃木憂助(堺雅人)らはタイランのアジトに乗り込んで交渉を成立させ、シンシーを追い出したうえで、ついにエリシャ本人との対面にこぎつけた。言葉の壁を越えるために使ったのが、第2シーズンでおなじみの同時通訳機だ。エリシャが話し始めると、聞こえてきたのは古川の日本語だった。
この場面で、物語の鍵を握る少女ジャミーン(本間さえ)がエリシャの娘プリシャだと明らかになる。エリシャは核融合技術のデータを入れたディスクをジャミーンのお尻に隠していたと打ち明けた。7年前にエリシャから直接そのことを聞いたアディエル(Tsaschikher Khatanzorig)が、ディスクをどこかへ隠していたのだった。番組公式Xは放送中、エリシャの「最後の鍵を開けるのは…」というせりふを場面写真とともに投稿している。
古川の名前は、番組が始まって36秒ほどで流れる出演クレジットに入っていた。SNSではエリシャが話し始めた時点で吹き替えの声の主を探す投稿が見られ、古川だと分かると驚きの投稿が相次いだ。
古川は11月1日午後10時14分、自身のXに「平和の象徴、鳩。鳩サブレー。参加させて頂き、幸せでした。感謝。」と書き込み、鳩サブレーの写真を添えた。
古川は『ドラゴンボール』シリーズのピッコロ役、『機動戦士ガンダム』のカイ・シデン役、『うる星やつら』の諸星あたる役などで知られるベテランだ。エリシャを囲っていた情報ブローカーのタイラン・グリエワ(Mirze Aghabayli)は、同じ『ドラゴンボール』シリーズでセルを演じる若本規夫が担当している。ピッコロとセルの組み合わせになり、アニメファンの間でも反応が広がった。
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吹き替えを担当した声優陣の一覧
これまでに劇中の外国人キャラクターなどに声を当てた主な声優は次のとおり。担当した役は、複数の報道や公式サイト、共演者の発信で一致したものに限っている。
| 声優 | 担当した役(演じる俳優) | 声の初登場 |
|---|---|---|
| 林原めぐみ | ドラム | 第1シーズン |
| 高山みなみ | 別班のAIハヤトの声 | 第11話 |
| 小山力也 | ゲルン | 第18話 |
| 甲斐田裕子 | フィルザ | 第18話 |
| 中村悠一 | Y2Kのリーダー・ | 第18話 |
| 鬼頭明里 | チョッキー・ | 第18話 |
| 若本規夫 | 情報ブローカーのタイラン・ | 第19話 |
| 山路和弘 | オルコ村の村長イサク | 第19話 |
| 緒方恵美 | イサクの妻アイカ | 第19話 |
| 森川智之 | 田代久美子のエージェント・ | 第19話 |
| 浪川大輔 | 田代久美子のエージェント・ | 第19話 |
| 大塚明夫 | バルカ警察の警察官チンギス | 第21話 |
| 古川登志夫 | 核融合研究者エリシャ・ | 第23話 |
同時通訳機の音声が一気に増えたのは、9月13日放送の第18話だった。小山力也、甲斐田裕子、中村悠一、鬼頭明里に加え、高木渉と榎木淳弥も同時通訳機の声で出演した。高木と榎木が担当した役は報道によって表記が分かれるため、表には入れていない。ボルトを演じる野崎亨類は第18話の放送後、Xで「同時通訳機の音声は声優の中村悠一さんに担当していただいております」と明かした。ゲルンの声の小山は、海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のジャック・バウアー役の吹き替えでも知られる。
アジア大会の中継で2週の休止をはさんだ10月4日の第19話では、若本、山路和弘、緒方恵美、森川智之、浪川大輔の5人が予告なしで加わる。シャキ城へ続く道をふさぐオルコ村で、ノコル(二宮和也)が村長イサクを説得する場面も、放送では吹き替えになった。
若本が声を当てたタイランは、第19話の終盤に初めて登場した。シンシーの責任者ハン・リンシン(宮下今日子)や劉銘軒(堺雅人)と物語の核心に触れる会話を交わす場面で、『サザエさん』のアナゴ役などで知られる若本の声が響き、放送後には「アナゴさん」がトレンド入りした。タイランはこの回、エリシャの娘プリシャ(当時2歳)を連れ去ったのは刀を持った年老いた“サムライ”と若い“サムライ”だったと語っている。4話後の第23話で、そのプリシャがジャミーンだと分かった。
10月18日の第21話では、乃木たちの窮地に駆けつけ、再び姿を見せたチンギスが同時通訳機を着けた途端、大塚の低い声に切り替わる。大塚は『メタルギア』シリーズのスネーク役で知られ、第2シーズン初回にはシリーズの生みの親・小島秀夫監督も警視総監役で顔を見せていた。
声だけでなく、顔を出して出演した声優もいる。第2シーズン第1話では花江夏樹と鬼頭明里がアナウンサー役で画面に登場し、同じ回には関智一も声で出演した。
吹き替えを取り入れた理由、飯田プロデューサーの説明
2023年7月期に放送された第1シーズンの『VIVANT』は、モンゴル語などの外国語のせりふを字幕で見せていた。7月26日から2クール連続で放送中の第2シーズンでは、日本語、タイ語、アゼルバイジャン語、中国語などが劇中を飛び交う。そこへ突然日本語の声が聞こえるようになり、戸惑った視聴者もいる。俳優本人の声と字幕のままがよかったという意見と、聞きやすくなったという意見に分かれた。
なぜ吹き替えなのか。
飯田和孝プロデューサーは第19話の放送後、理由を説明した。視聴者層を見ると4歳から12歳、13歳から19歳の若い層が増えているといい、「吹き替えにすることで、まだ字の読めない子どもたちも負担なく視聴することができるので、このような数値が出ているのかなと思っています」と語っている。
飯田プロデューサーによると、福澤克雄監督は第2シーズンの制作前から吹き替えの重要性を話していたという。ロケハンの際には、アゼルバイジャンのスタッフから、第1シーズンを配信で見たが英語字幕を読み切れなかったという声が上がっていた。監督は、世界に出ていくには吹き替えが欠かせないと考え、同時通訳機という仕掛けを作り出した。
声優の顔ぶれについて飯田プロデューサーは「セリフの量に関わらず、皆さん快諾してくださり、ここでもアベンジャーズが集結していたんです!」と明かしている。第18話のゲルンや第19話の村長イサクのような脇の役にも、アニメや洋画の吹き替えで知られる声優が起用されてきた。
最終回は11月8日、残る1話にも注目
第2シーズンは11月8日放送の第24話で最終回を迎える。第23話のラストでは劉銘軒(堺雅人)が野崎守(阿部寛)に向けて引き金を引き、野崎の生死は分からないまま終わった。
同時通訳機の声を担当する声優は事前に発表されず、放送で初めて分かってきた。最終回でも新しい声が加わるのか、視聴者は冒頭のクレジットにも目を凝らすことになりそうだ。
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※各話の記事には、その回までの内容を含みます。
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[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]








































































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