浮浪雲2、2027年1月からNHK BSで放送 佐々木蔵之介・倉科カナ・イッセー尾形らキャスト

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
NHKは10月28日、佐々木蔵之介が主演したBS時代劇「浮浪雲(はぐれぐも)」の第2弾「浮浪雲2」の制作開始を発表した。2027年1月からNHK BSとNHK BSプレミアム4K(BSP4K)で全8回を放送する。倉科カナ、イッセー尾形、川原瑛都が前作と同じ役で続投し、放送の曜日と時刻は10月29日時点で発表されていない。
2027年1月からBSとBSP4Kで全8回
NHKのドラマ公式サイトは10月28日午前11時、「『浮浪雲』待望の第二弾!」と題して制作開始を知らせた。放送予定は「[BS][BSP4K] 2027年1月(全8回)」。前作と同じBS時代劇の枠で、NHK BSとBSP4Kの2波で放送する。
放送の曜日と時刻はまだ出ていない。発表の文面にあるのは「2027年1月」と全8回という話数だけで、10月29日時点で番組の放送日時は未定のままだ。前作は日曜の夜に放送されたが、続編が同じ時間に入るかどうかはNHKの次の発表を待つことになる。
原作は、2020年に77歳で亡くなった漫画家ジョージ秋山の「浮浪雲」。小学館の「ビッグコミックオリジナル」で1973年から2017年まで、約44年にわたって連載された長期作品だ。主人公は女物の着物をまとい、髪を額の前で結んだ風変わりな男。つかみどころのない暮らしぶりで周りを振り回しながら、いつの間にか人の運命を優しく動かしていく。
主な出演者と役どころは次の通り。役どころの説明はNHKの発表にもとづく。
| 俳優 | 役 | 役どころ |
|---|---|---|
| 佐々木蔵之介 | 浮浪雲(雲) | 問屋場「夢屋」の主人 |
| 倉科カナ | かめ | 雲の妻 |
| イッセー尾形 | 欲次郎 | 「夢屋」の番頭 |
| 川原瑛都 | 新之助 | 雲の息子 |
ほかに渡部豪太、中越典子、六平直政、佐戸井けん太、前野朋哉、入山法子が出演者に名を連ねた。
続編の軸は新之助の思春期
第2弾の物語は、思春期を迎えつつある息子・新之助の成長をきっかけに動き出す。妻であり母でもあるかめの奮闘、問屋場の番頭・欲次郎の行く末を見据えた家族模様が軸になると、NHKは説明している。にぎやかな雲助(街道で荷物を運ぶ人足)たちや、近所に暮らす個性の強いゲストとの人間ドラマも重なる。
NHKが公開したあらすじは第1回から第3回まで。第1回は幕末の品川宿で、雲(佐々木蔵之介)がかめ(倉科カナ)に頼まれ、新之助(川原瑛都)と組んで一芝居打つ。農婦の老母・タネのもとへ、西郷隆盛の命を受けて人斬りとして生きる息子の六蔵を返すための芝居だった。だが六蔵は雲を討幕派の一味と怪しみ、逆に付け回して命を狙う。
第2回では、坂本龍馬が死んだらしいという話が品川に伝わる。嘆き悲しむ中、新之助はしじみ売りの少女・お雪と出会い、龍馬をしのぶ塾の修学旅行に誘った。お雪の父・光三は酒に溺れて旅籠代を工面できず、お雪は新之助に賽銭泥棒を持ちかける。
第3回は、書役(宿場の事務を担う役)になったばかりの長十郎が中心だ。雲が討幕派ではないかと疑う同心の佐久間が、長十郎を使って新之助を誘拐し、雲の真意を探ろうとする。六蔵や佐久間、お雪を誰が演じるかは、10月29日時点で発表されていない。
脚本は高田亮(第1・3・6・8回)と清水匡(第2・4・5・7回)が担当する。演出は一色隆司(第1・2・7・8回)、服部大二(第3・4回)、井上昌典(第5・6回)の3人。音楽は遠藤浩二で、制作統括には松竹、NHKエンタープライズ、NHKの3者が並ぶ。
4人のコメント 尾形は「40度同士」
キャスト4人はそろってコメントを寄せた。佐々木は「雲さんがまた帰ってきやす♪」と書き出し、「飄々と骨太な時代劇ホームドラマ☆」と作品を紹介すると、最後は役の口調のまま「おねぇさん、また、あちきと遊ばなぁ〜い♪」と締めた。
倉科はかめについて「芯が強くて、愛情深くて、しっかり者のかめですが、雲さんを前にすると、怒ったり呆れたり、結局は世話を焼いてしまったり(笑)」とつづった。続編については「今回は雲さんにどれだけ振り回されるのか、そして、気づけば新之助の方が一枚上手だったり。本当に愛しい家族です」と期待を明かしている。
目を引いたのはイッセー尾形の一文だった。「前回は共に暑さと闘ったもの。いってみれば40度同士です」。前作は2025年の夏に京都でも撮影され、京都市メディア支援センターは7月下旬から8月初めにかけて、京都市右京区での屋外撮影に参加するエキストラを「大変暑い時期の撮影」と注意を添えて募っていた。尾形は「さて今回は寒いのでしょうか?」と続け、「何が来てもがっちりとチームワークで乗り切ります!」と結んだ。
新之助役の川原は「そして今回は、少し思春期?な新之助が現れます」と、続編の見どころに自分から触れた。「家族3人の団らんや品川のゆったりとした雰囲気を感じられる作品になると思います」とも書いている。
前作は2026年1月から3月に全8回
前作の「浮浪雲」は、2026年1月4日から3月15日までNHK BSとBSP4Kで放送された。放送は日曜の午後6時45分からで、第1回だけは午後7時に始まった。全8回で、清水次郎長、坂本龍馬、沖田総司、近藤勇といった幕末の人物が、品川宿の雲と次々に出会う構成だった。
ゲストも豪華だった。第1回の清水次郎長に加藤雅也、第2回の坂本龍馬に中山優馬、第8回の新選組局長・近藤勇に和田正人。第6回には今井翼、第7回には野村周平が加わり、物語ごとに雲の周りへ新しい顔を連れてきた。
レギュラー陣にも厚みがある。渡部豪太は新之助が通う青田塾の教師・青田師範、六平直政は品川の博徒の親分・春秋親分を演じた。佐戸井けん太は近所のご隠居・渋沢老人、前野朋哉は夢屋の雲助・定八、中越典子は雲が通う飲み屋の女将。いずれも前作での役で、第2弾での役名はまだ出ていない。入山法子も前作の第1回などに出演しており、第2弾でも出演者に名を連ねた。
2025年11月27日の取材会では、佐々木が自身のスケジュールの関係で7〜8月という真夏の撮影になったと振り返っていた。京都での屋外撮影は9月10日にもあった。
関連記事:超高速!参勤交代 フルスロットル、27年4月23日公開 佐々木蔵之介「でも空を飛びます」
前作の全8話は、10月29日時点でNHKオンデマンドで配信されている。NHK総合の「特選!時代劇」でも10月4日から毎週日曜の午前6時10分に再放送されており、11月1日は第5回「先生、恋をする」が放送される。
放送日時の発表を待つ
第2弾は10月28日に制作開始が発表されたばかり。前作は1月4日の初回から3月15日の最終回まで、約2か月半で全8回を届けた。
残る発表は大きく二つ。放送の曜日と時刻、そして六蔵、佐久間、お雪、長十郎らゲストの配役だ。前作では清水次郎長、坂本龍馬、沖田総司、近藤勇と歴史上の人物が次々に登場し、誰が演じるかが放送前の楽しみになった。第2弾でも西郷隆盛の名や龍馬の死があらすじに出てくる。幕末の動乱が品川宿へどう届くのか、続報で輪郭が見えてくる。
[文/構成 by エンタメ担当ライター 和泉ユウスケ]
















































































コメントはこちら