相棒 season25、10/21放送の初回SP『PMクライシス』 筒井道隆が現職総理役、木村了も出演

※この記事には、商品・サービスの広告リンクが含まれています。
時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
テレビ朝日系ドラマ「相棒 season25」が10月21日、初回拡大スペシャル「PMクライシス~総理の秘密と密約の罠」で開幕した。放送は午後9時から10時9分までの69分。シリーズ初出演の筒井道隆が現職の内閣総理大臣・溝口飛駒を演じ、木村了は8年ぶりの出演で大学研究室の助手・光屋大二郎に扮した。物語は10月28日放送の第2話「PMクライシス」へ続く。
総理補佐官の刺殺事件から始まる2週連続の拡大SP
主演は杉下右京役の水谷豊、相棒は亀山薫役の寺脇康文。脚本は輿水泰弘、監督は橋本一が務めた。
発端は、総理の盟友として知られる総理補佐官が、都内の店先で何者かに刺殺される事件だった。いつものように捜査に首を突っ込んだ右京は、被害者と親交の深かった現職総理の溝口(筒井道隆)から話を聞く。すると、被害者が国土交通大臣だった4年前、再開発事業をめぐって逆恨みされていた可能性が浮かぶ。
同じころ、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)が聞き捨てならない情報を持ち込む。週刊誌に匿名で「国民が仰天する総理の秘密をリークしたい」という電話があったというのだ。スキャンダルと無縁で高い支持率を誇る溝口に、どんな秘密があるのか。右京はそこに関心を向けていく。
もう一本の筋は、薫の過去につながる。サルウィンで教師をしていた時代の教え子が日本に留学しており、薫に会いたいと連絡してきた。軍事政権に戻ったサルウィンでは、母国の家族と連絡を取ることさえ難しいという。薫の連絡先を探す手助けをしたのが、留学先の大学院のコンピュータ理科学研究室で助手を務める光屋(木村了)だった。
公式のあらすじは、総理側近の殺人と、右京も知らない薫のサルウィン時代の交友関係が絡み合い、2人が国家最高権力者の触れてはならない闇に踏み込んでいくと紹介する。北大西洋に面した大国「ハドリア連邦」の影がちらつくことも、放送当日に予告されていた。
第2話は10月28日、同じく午後9時から10時9分までの拡大スペシャルで放送される。公式の予告によると、週刊誌に総理の秘密を持ち掛けたとみられる光屋は行方が分からなくなっており、捜索に乗り出していた右京と薫は、差し押さえた光屋のパソコンを解析に回す。一方で捜査一課は総理補佐官殺害の容疑がかかった男を確保し、男は素直に犯行を認めて動機を語る。その供述に、右京だけが違和感を覚える展開だ。
筒井道隆は念願の総理役、木村了は「別の顔」を持つ助手
筒井はこれが「相棒」シリーズ初登場で、総理大臣役も自身初。1990年代のトレンディードラマで人気を集め、最近では連続テレビ小説「風、薫る」(NHK)の病院長役で注目された。
ゲスト発表は9月15日。筒井は役づくりについて「国会中継を見るのが趣味で、いつか総理大臣になりたかったので最高でした」とコメントし、「自分が総理大臣だったらどんな政策を打つだろうと思いながら臨みました」と明かした。水谷については「憧れの方なので、人としても、役者としてもすごく勉強になりました」と語っている。
溝口は与党の次の代表選挙でも再選が見込まれる人気の総理として描かれる。水谷と筒井はこれが初共演だった。水谷は「総理だからといって肩肘を張ったり立派に見せたり、ということがないんです」と評価し、同じく初共演の寺脇は、ロケの合間に筒井が青竹踏みをしていた様子を明かして「とても庶民的な総理」と表現した。
木村は2018年11月放送の「season17」第5話「計算違いな男」で天体物理学者を演じて以来、2度目の出演となる。光屋は教授の代わりに講義を受け持つほど優秀で、流ちょうな英語も操る人物だ。木村は役について「表に見えている姿だけをしっかり生きながら、その奥には別の顔がある」と説明し、物語が進むにつれて光屋への印象がどう変わるかを楽しんでほしいとメッセージを寄せた。
寺脇とは顔を合わせるたびに「以前、何かでご一緒しましたよね?」という話になり、最後まで答えが出なかったという。水谷は木村を「普通に佇みながら、普通ではない何かを垣間見せてくれます」と表現した。
ほかのゲストには、吉岡睦雄が演じる謎の男「小鼓さん」、菅野莉央が演じる国家情報局の職員・深町亜夏葉が名を連ねる。捜査一課の伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)、出雲麗音(篠原ゆき子)らおなじみの顔ぶれもそろう。
現職総理と特命係の本格的な対峙は「史上初」
「相棒」には過去にも多くの政治家が登場してきた。それでも水谷によると、現職の総理大臣がメインゲストとして描かれ、特命係がここまで深く、かつ静かに対峙するのは今回が初めてだという。
水谷は8月28日に公表したコメントで「史上初」と明言し、作品の中で「こんなにも総理大臣と会話を交わす日が来るとは、夢にも思っていませんでした」と語った。寺脇も、捜査権のない特命係が「ここまで踏み込んで大丈夫なのか」という領域まで踏み込むと話し、捜査一課の3人にもあきれられるほどの無謀な捜査になると予告していた。
初回は薫にとって、刑事ではない一面がにじむ回でもある。寺脇は、教え子と再会する場面で「親心」のようなものまで感じてもらえるはずだと語った。その再会が発端となり、右京を事件に巻き込んでいく。
亀山薫から神戸尊へ、今シーズン中にバトンタッチ
season25はもう一つの大きな動きを抱えている。
テレビ朝日は10月13日、今シーズンのどこかで右京の相棒が亀山薫から神戸尊(及川光博)へ交代すると発表した。相棒の交代は約5年ぶり5度目。神戸は2009年の「season7」最終話で初登場し、「season8」から「season10」まで2代目相棒を務めた人物で、2012年の卒業から十数年を経て6代目として特命係に戻る。交代のタイミングや詳しい経緯は、まだ明らかにされていない。
関連記事:相棒 season25、及川光博演じる神戸尊が6代目相棒に 約14年ぶり復帰、交代時期は未発表
寺脇は「その日が来るまで、誠心誠意、魂を込めて演じる所存でございます!」とコメント。及川は「率直な感想としては“え、マジで?”ですね(笑)」と驚きを口にしつつ、「亀山先輩からの“二度目のバトン”をしっかり受けとりたい」と意気込んだ。水谷は、長い歴史を刻んできた相棒だからこそできる「究極のこと」と受け止めている。
右京と神戸のコンビは、2010年公開の映画「相棒-劇場版II- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜」でも描かれた。同作は10月22日時点でU-NEXTの見放題作品として配信されており、右京と薫が主役の2008年公開の第1作「相棒-劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」も同じく見放題で配信中だ。
\ 『相棒-劇場版II-』はU-NEXTで見放題 /
25作目で現行連ドラ最長シリーズに
「相棒」は2000年、テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」の一作として誕生した。連続ドラマとしてシーズンを重ね、season25で現行の連続ドラマとして日本最長のシリーズとなる。右京と薫のコンビは通算12シーズン目に入った。
薫は2000年の「pre season」から2008年の「season7」中盤まで初代相棒を務め、いったんサルウィンへ渡った。2022年の「season21」で約14年ぶりに相棒に戻り、season25が復帰から5シーズン目にあたる。
水谷によると、前シーズンまでの放送は計465話に達した。「これは僕ひとりで成し遂げられる数字ではありません」と語り、スタッフ、キャスト、歴代の相棒、そして視聴者が築いた記録だと強調した。
公式サイトは第2話の予告に「明かされざる“総理の秘密”とは?」と掲げる。2週にわたる「PMクライシス」で溝口の秘密と光屋の正体がどう描かれるのか。答えは10月28日の放送で示される。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]












































































コメントはこちら