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SCARZ、所属ストリーマーSurugaMonkeyの配信中の言動を謝罪 相手の不正を断定するような発言、再発防止策に「配信遅延」の設定など

SCARZ、所属ストリーマーSurugaMonkeyの配信中の言動を謝罪 相手の不正を断定するような発言、再発防止策に「配信遅延」の設定など

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プロゲーミングチーム「SCARZ」を運営する株式会社XENOZは10月21日、所属するコンテンツクリエイターSurugaMonkey(するがモンキー)の配信中の言動について、公式サイトと公式Xでお詫び文を出した。『VALORANT』の配信で、対戦相手の不正行為を断定するような発言や、視聴者への通報の呼びかけがあったとしている。

SCARZが認めた「不適切な言動」の中身

再発防止策には「配信遅延の設定」や「利用サーバーの見直し」などを挙げた。ゲームや配信サービスの運営元による判断・措置は、発表時点で示されていない。

お詫び文は、XENOZ代表取締役社長の洞本宗和氏の名前で出された。宛先は「視聴者の皆様ならびに関係者各位」。冒頭で、SurugaMonkeyのVALORANT配信中の言動について、配信内で言及されたプレイヤーをはじめ視聴者や関係者に「ご迷惑とご心配をおかけしました」と謝罪している。

問題とされた言動は3つだ。お詫び文は次のように記した。

「本件では、対戦相手の不正行為を断定するような発言や、視聴者の皆様への通報の呼びかけ、相手に対して強い言葉を用いた応対がありました。弊社は、これらを配信者として不適切な言動であったと認識しております。」

お詫び文は、対戦相手に不正があったとは書いていない。示したのは、疑いを持った場合の正しい手順だった。不正が疑われるときは所定の方法でゲーム運営元へ報告し、その判断に委ねるべきだったと本人に説明したという。配信上で断定することや、視聴者を巻き込んで通報を呼びかけることは控えるべきだった、との立場になる。

本人への指導では、相手や周囲に広く影響が及ぶこと、本人の活動や信頼にも関わることも伝えた。同じ言動を繰り返さないよう指導を続け、改善状況も確認していくとしている。

本人も謝罪「私の発言を根拠とした対戦相手への通報や攻撃はお控えください」

SurugaMonkey本人も同じ21日、自身のXに「配信中の発言についてのお詫び」と題した文書を投稿した。問題の配信は10月19日のVALORANT配信だったと明かしている。

本人は、対戦相手について不正行為を決めつけるような発言をし、視聴者に通報を呼びかけたこと、相手からのコメントに強い言葉で応じたことを認めた。自分の発言が周囲に与える影響への配慮が足りなかった、と反省の言葉をつづっている。

文書の中心は撤回と呼びかけだ。

「今回の断定的な発言と通報の呼びかけは撤回いたします。私の発言を根拠とした対戦相手への通報や攻撃はお控えください。」

今後は、不正が疑われる場合は自分で運営に報告して判断を委ねるという。言葉遣いやコメントへの対応にも注意していくと結んだ。

再発防止策の「配信遅延」とは 映像を遅らせて視聴者に届ける設定

SCARZのお詫び文で目を引くのが、環境面の対策だ。「配信内容や状況に応じて、配信遅延の設定や利用サーバーの見直しなど、環境の改善を進めてまいります」と記し、実施状況を確認しながら継続的に見直すとしている。

配信遅延は、配信者が自分の映像をあえて一定時間遅らせ、視聴者の画面に届くタイミングをずらす設定を指す。遅らせる長さは配信者が秒単位で決める。

対戦ゲームの配信では、相手が配信映像を見て位置や動きを探る行為が問題になりやすい。いわゆる「ストリームスナイプ」で、「ゴースティング」とも呼ばれる。配信ソフト「OBS Studio」の開発者は2015年に遅延機能を加えた際、目的の一つとしてストリームスナイプや不正の防止を挙げていた。映像が遅れて届けば、見ている側がその場の位置を知ることは難しくなる。

紛らわしいのが、TwitchやYouTubeの配信設定にある「低遅延」などの項目だ。こちらは視聴者との時間差を縮める方向の設定で、配信遅延とは向きが逆になる。

お詫び文は、配信遅延を挙げた理由までは説明していない。「利用サーバーの見直し」が何を指すのかも示していない。

SurugaMonkey(するがモンキー)とは 経歴・所属・年齢

SurugaMonkeyは、FPS『Alliance of Valiant Arms(AVA)』のプロ選手としてキャリアを積んだ。2015年にプロゲーミングチームDETONATORに加入し、2019年に選手を引退すると、同チームのストリーマー部門へ移った。

お笑い、格闘技、プロゲーマーと渡り歩いた異色の経歴の持ち主だ。ストリーマーになってからは、競馬やスロット、無人島配信など、ゲーム以外の企画でも視聴者を楽しませてきた。VALORANTではランクの最上位帯であるレディアントに到達し、コミュニティ大会にも選手やコーチとして参加している。

時期出来事
2015年AVAの選手としてDETONATORに加入
2019年選手を引退し、DETONATORのストリーマー部門へ
2025年7月31日DETONATORが卒業を発表(約10年在籍)
2025年8月22日SCARZがコンテンツクリエイターとしての加入を発表
2026年10月21日SCARZと本人がお詫び文を公表

約10年在籍したDETONATORは2025年7月31日に卒業を発表し、SCARZは翌8月22日にコンテンツクリエイターとしての加入を発表した。加入時に公開されたプロフィールでは、誕生日は1月13日、子どもの頃の夢は「お笑い芸人」としている。年齢は、SCARZへの加入が報じられた2025年8月時点で31歳。誕生日の1月13日を過ぎた2026年10月時点では、32歳になる計算だ。

運営元の判断はまだ示されず SCARZは「真摯に受け止め」従う方針

運営元による判断は、まだ示されていない。お詫び文は、本人の言動が「各サービスの規約に基づく判断や措置の対象となる可能性がある」と認めたうえで、各運営元から判断や措置が示された場合は、SCARZと本人がそれを真摯に受け止めて従うとした。

一方で、運営元の判断の有無にかかわらず、再発防止には取り組むという。本人への指導と改善状況の確認を続け、配信遅延の設定などの環境改善も進める。

お詫び文は「改めまして、このたびの不適切な言動について、深くお詫び申し上げます」と締めくくられた。発表時点で、VALORANTを運営するRiot Gamesや配信サービスによる判断・措置は公表されていない。

[文/構成 by ミヅキ]

寄稿者

ミヅキ
Xで今どんな話題が盛り上がっているかを追いかけるのが日課のWebライター、ミヅキです。SNS発のニュースやネットの反応、思わぬ形でバズった出来事を中心に担当しています。紹介する投稿は本人や公式のものかを確かめてから扱い、反応を大げさに盛らないのが自分ルール。トレンド欄を眺めながら飲むカフェラテが一日の始まりです。

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