無人カフェ「セルフカフェ」の料金と使い方 ドリンク1杯で時間無制限、サブスク・個室・PayPay対応や離席ルールを整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
店員のいない無人カフェ「セルフカフェ」は、ドリンクを1杯買えば席を時間無制限で使える。料金はMサイズで390円〜440円(税込)、支払いはPayPayや交通系電子マネーなどキャッシュレスのみで、現金は使えない。よく通う人向けに月額3,850円からのサブスクがあり、店舗によっては有料の個室や会議室も借りられる。
セルフカフェの料金はいくら?ドリンク代だけで席は時間無制限
報道によると、店舗数は2026年10月13日時点で75店。東は岩手県盛岡市から西は鳥取県鳥取市まで広がった。2022年1月に名古屋駅前の期間限定店から始まり、同年9月に常設の「ささしまライブ店」を開いている。ここでは、初めて行く人が迷いやすい料金、使い方の流れ、支払い方法、離席や持ち込みのルール、サブスクと個室の違いを順に見ていく。
席料はかからない。必要なのはドリンク代だけで、1人1杯以上の購入がルールだ。
公式サイトによると、ドリンクの価格(税込)は次のとおりとなっている。
| サイズ | 価格(税込) |
|---|---|
| Mサイズ | 390円〜440円 |
| Lサイズ | Mサイズの価格に80円〜100円を上乗せ |
メニューはコーヒー、ティー、その他の3系統に分かれ、多くはHOTとICEを選べる(ICEのみ、HOTのみのドリンクもある)。コーヒーのほか、ココア、カフェオレ、抹茶ラテ、紅茶などが並ぶが、品ぞろえと価格は店舗ごとに違う。サイトに載っているメニューがどの店にもあるとは限らない点は押さえておきたい。
1杯買えば、あとは何時間いても追加料金はかからない。ただし24時間営業の店では、24時間が上限の目安で、それを超える場合は再購入が必要となる。運営会社によると、1人あたりの平均利用時間は90分ほどだという。
初めてでも迷わない使い方の流れ
会員登録はいらず、ドリンクを買えばすぐに使える。中学生や高校生も利用できる。公式サイトが案内する流れは4段階だ。
1、サーバーでドリンクを買う
店内のドリンクサーバーで、キャッシュレス決済で1杯を購入する。人数分の購入が必要で、2人で行けば2杯になる。
2、好きな席を選ぶ
テーブル席やカウンター席から自由に選ぶ。通常の席は予約できないため、混み具合はその場で見て決めることになる。
3、席を使う
Wi-Fiは時間制限なく使え、電源もある。ただし電源のない席も一部にあるので、パソコンの充電が必要な人は座る前にコンセントの位置を確かめたほうがいい。会話もできるが、周りへの配慮が前提だ。
4、片付けて帰る
店は基本的に無人で動く。利用後は机と椅子をきれいにし、ゴミを片付けるよう求められている。
スタッフは常駐しないものの、警備スタッフや管理者が定期的に見回り、監視カメラで店内を常に確認している。
支払い方法 現金は不可、PayPay・交通系・タッチ決済に対応
支払いはキャッシュレスに限られる。財布に現金しか入っていないと、ドリンクを買えず席も使えない。
公式サイトのFAQで挙がっている主な決済手段は次のとおりだ。
– クレジットカードのタッチ決済
– 交通系電子マネー
– nanaco、iD、QUICPay
– PayPay
交通系電子マネーの残高が足りないときは、駅やコンビニでチャージしてから向かう必要がある。
経費精算を考えている人は注意が要る。ドリンクの領収書は発行していない。領収書を出せるのはサブスクの決済分だけだ。カード明細などには、運営会社名の「ウッドデザインパーク」と表示される場合がある。買い間違いやカップの置き忘れによる返金もない。
離席と持ち込みのルール 10分を超えると再購入
長居できる店だからこそ、席を離れるときの決まりは知っておきたい。トイレや10分以内の短い離席なら再購入は不要だ。10分を超えて外に出る場合は、戻ったときにもう1杯買う必要がある。
荷物を置いたまま長く席を空けると、荷物を回収される場合がある。
飲食物の持ち込みは原則禁止となっている。鞄に入れたまま持ち込むのは構わないが、机の上に出すと見つかった時点で2,000円の持込料がかかる。一部の店舗には、有料の持ち込み席がある。
ルール違反への対応もはっきりしている。監視カメラの映像などで不正利用と判断されれば、2,000円の罰金と退店措置の対象になり、悪質な常習には警察への通報を含む法的措置も取るとしている。
サブスク3プランの違い 1杯あたりは最安147円
週に何度も通う人なら、月額制の「セルフカフェメンバーシップ」が選択肢に入る。3プランの中身を比べると次のようになる。
| 項目 | ライト | スタンダード | プレミアム |
|---|---|---|---|
| 月額(税込) | 3,850円 | 7,150円 | 8,800円 |
| 月間の杯数 | 10杯 | 30杯 | 60杯 |
| 1日の上限 | 2杯 | 5杯 | 10杯 |
| 1杯あたり | 385円 | 約238円 | 約147円 |
| 個室の無料枠 | なし | 1日1時間 | 1日2時間 |
| 会議室の無料枠 | なし | なし | 1日1時間 |
| オープンワークラウンジ・会員専用エリア | なし | なし | 利用可 |
1杯あたりの単価で見ると、ライトは店頭のMサイズとほぼ変わらない。月10杯を使い切っても割安感は小さく、杯数よりも、ライトプランだけに付く「6か月続ければ初期費用3,300円が0円になる」条件をどう見るかで判断が分かれる。6か月未満で退会や休会をすると、3,300円がかかる。スタンダード以上は単価が下がり、個室の無料枠も付く。
申し込む前に知っておきたい条件
サブスクで買えるのはMサイズのドリンクだけだ。Lサイズや、店で売っているペットボトル飲料、アイスは対象外となる。全国どの店舗でも使え、店ではメールで届く専用のQRコードを読み取って購入する。
支払いはクレジットカードのみで、デビットカードは使えない。初回は入会金と事務手数料を合わせた初期費用3,300円(ライトプランは6か月続ければ0円)に加え、当月分の会費(日割り)と翌月分の会費がかかる。月の途中で入っても杯数は日割りにならず、その月の分がすべて付く。
利用は契約した本人だけに限られる。家族や友人との使い回しが分かると即時退会となり、返金はない。
退会、休会、プラン変更は、どれも毎月10日までの申請が区切りだ。10日までに退会を申し込めば当月末で終わり、11日以降なら翌月末になる。休会は1か月、2か月、3か月から選べ、休会中は月額がかからない。退会後に再契約すると初期費用が再びかかる。休会から戻るときの初期費用の扱いは、公式サイト内でも説明の書き方が分かれているため、申し込む前に問い合わせて確かめておくと安心だ。
このほか2025年5月には、社員が全店を使える法人向けプラン(発表時点で1人あたり月額4,400円〜6,600円、税込)も始めている。
個室・会議室の料金と予約方法 防音ではない点に注意
通常の席は開放型だが、一部の店舗には個室や会議室、オープンワークラウンジがある。どれも有料で、公式サイトに載る1時間あたりの料金(税込)は次のとおりだ。
| スペース | 1時間あたり(税込) | 予約 |
|---|---|---|
| 個室 | 180円〜 | 必要(オンライン) |
| 会議室 | 360円〜 | 必要(オンライン) |
| オープンワークラウンジ | 800円〜 | 不要(ラウンジ前のQRコードで手続き) |
料金はいずれも店舗とスペースによって違い、そもそも設置していない店もある。個室と会議室は会員登録なしで、公式のリンク集から予約できる。レンタルスペースだけを使う場合はドリンクの購入はいらないが、サブスク会員が非会員を連れて入るときは、同伴者が1杯買う必要がある。
気をつけたいのが音だ。個室は防音仕様ではなく、多くの店舗では上部が開いた造りになっている。通話やWeb会議はできるものの、大声での会話や発声、演技の練習は禁止で、改善しなければ退室を求められることがある。
勉強や仕事に使える?向いている人と注意点
勉強や作業の場所としては使いやすい条件がそろう。時間制限がなく、Wi-Fiと電源があり、オンライン会議もイヤホンかマイクを使えば認められている。会議室では勉強会や講習会、英会話教室も開ける(ささしまライブ店を除く)。
一方で、無人ならではの割り切りもいる。店員に声をかけて何かを頼むことはできず、忘れ物やマシンの不具合は問い合わせフォームか公式LINEで連絡する。室温はリモコンのある店なら利用者が調整できるが、大型商業施設の中の店では変えられない場合がある。
営業時間も店によって違い、24時間営業の店もあれば、深夜に閉まる店もある。例えば東京・渋谷の渋谷神南店は、開業時の発表で午前6時から翌午前2時までの営業とされ、全94席に個室と会議室を備える。出かける前に、公式サイトの店舗案内か公式LINEで、営業時間と個室や電源席の有無を確かめておくと無駄足を防げる。
ドリンク1杯の値段で、席の時間を気にせず座っていられる。現金が使えない、領収書が出ない、10分を超えて離れると買い直し。いくつかの決まりを先に頭に入れておけば、勉強や作業の場所の候補がひとつ増える。
[文/構成 by 小川 そら]












































































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