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ミジオロウスキー、ワールドシリーズ第1戦の先発に ブルワーズ発表、今季16勝5敗の24歳

ミジオロウスキー、ワールドシリーズ第1戦の先発に ブルワーズ発表、今季16勝5敗の24歳

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ブルワーズは現地時間10月20日、レイズとのワールドシリーズ第1戦にジェイコブ・ミジオロウスキー投手(24)を先発させると発表した。試合は現地23日午後7時(米中部時間)、本拠地アメリカンファミリーフィールドで始まり、日本時間では24日午前9時のプレーボールとなる。今季は16勝5敗、防御率1.80で、防御率と252奪三振はいずれもメジャー1位だった。

第1戦は日本時間24日午前9時、レイズの先発は未発表

地区シリーズ、リーグ優勝決定シリーズに続き、3シリーズ連続で第1戦のマウンドを任される。MLB公式の日程では、第1戦は米東部時間10月23日午後8時開始。ミルウォーキーの現地時間に直すと同日午後7時で、日本時間では10月24日(土)午前9時になる。2001年開場のアメリカンファミリーフィールドでワールドシリーズが開かれるのは初めてで、1982年は旧本拠地のカウンティスタジアムが舞台だった。

レイズは日本時間10月22日朝の時点で第1戦の先発を発表していない。有力視されるのは、地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズの第1戦を任されたドリュー・ラスマッセン投手(31)だ。今季は30試合に先発して16勝5敗、防御率2.67。ポストシーズンでも3試合で2勝0敗、防御率1.29と好調が続く。

ラスマッセンは、2018年のドラフト6巡目でブルワーズに入団した投手でもある。2021年5月、ウィリー・アダメスが絡むトレードでレイズへ移った。古巣との対戦で、ともに今季16勝5敗の右腕が顔を合わせる可能性がある。

関連記事:ワールドシリーズ2026はレイズ対ブルワーズ 日本時間24日開幕、どちらが勝っても初優勝

ミジオロウスキーにとっては、10月11日(日本時間12日)のリーグ優勝決定シリーズ第1戦以来の登板で、中11日のマウンドになる。ブルワーズはドジャースを4連勝で下したため、試合のない日が続いた。

メジャー1位を並べた2年目のシーズン

数字を並べると、今季のミジオロウスキーがどれだけ打者を寄せつけなかったかが分かる。30試合に先発して174回2/3を投げ、16勝5敗、防御率1.80。252奪三振に加え、WHIP(1イニングあたりに許した走者の数)0.80、被打率.157もメジャーのトップだった。米メディアはナ・リーグのサイ・ヤング賞の本命と位置づけている。

印象に残る1試合は6月12日のフィリーズ戦だ。9回を95球で投げ切り、被安打1、無四球、15奪三振で完封。100球未満の完封を指す「マダックス」を記録した。

実はレイズとも今季すでに対戦している。開幕直後の4月1日、本拠地での試合に先発して6回2失点、7奪三振。勝ち負けはつかなかったが、チームは8-2で勝ち、3連戦を2勝1敗で終えた。

ミズーリ州ブルースプリングス出身。身長6フィート7インチ(約201センチ)の長身右腕で、2022年のドラフト2巡目でミズーリ州のクラウダー短期大学からブルワーズに入団した。メジャーデビューは2025年6月12日のカージナルス戦で、5回を無安打に抑えてチームの勝利につなげている。1年目は15試合で5勝3敗、防御率4.36。2年目の今季、成績は大きく跳ね上がった。

ポストシーズンは2試合とも5回もたず

ただ、10月に入ってからは思うように投げられていない。

10月3日の地区シリーズ第1戦パドレス戦では、初球にフェルナンド・タティスJr.へ104.8マイル(約168.7キロ)を投じた。投球の計測が始まった2008年以降、ポストシーズン最速の1球となった。それでもパドレス打線にファウルで粘られ、4回88球、2失点で降板している。チームは3-2で勝った。

10月11日のドジャースとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦も、似た展開になる。初回にフレディ・フリーマンへ104.0マイル(約167.4キロ)を記録したが、2回に先頭の大谷翔平へ四球を与え、アンディ・パヘスの適時打で先制点を許した。5回1死から四球を出したところで交代し、4回1/3を94球、1失点。後を受けた救援陣が無失点でつなぎ、ブルワーズが2-1で逆転勝ちした。

関連記事:ドジャース、NLCS第1戦でブルワーズに1-2の逆転負け 大谷翔平は4番DHで1安打1四球、第2戦は山本由伸が先発

試合後、本人は「どんな試合でも、目標は勝つこと。それが一番大事で、今夜はそれを達成できた」と前を向いた。パット・マーフィー監督も「ピンチになるたびに、彼はむしろ良くなった」と評価している。

ポストシーズン2試合の合計は8回1/3で防御率3.24、11奪三振、4四球。勝ち負けはついていない。球速は初回から104マイル台が出ている一方で、空振りが減り、ファウルで粘られて球数がかさんでいる。

それでもチームは負けていない。ミジオロウスキーが先発した試合で、ブルワーズは8月9日のツインズ戦からポストシーズンの2試合まで11連勝中だ。早めに降板しても、救援陣がポストシーズン通算7勝1敗、防御率1.33で試合を締めてきた。

両球団とも初の世界一をかけて

ブルワーズのワールドシリーズ出場は1982年以来、44年ぶり2度目。前回はア・リーグ所属で、カージナルスに3勝4敗で敗れた。今季は球団記録の103勝を挙げてメジャー最多勝となり、ワールドシリーズでも本拠地で先に2試合を戦える。

ワイルドカードシリーズを免除されたブルワーズは、地区シリーズでパドレスを3勝1敗で退けた。リーグ優勝決定シリーズでは、2年連続で世界一になっていたドジャースに4連勝。前年の同じ顔合わせで4連敗した相手に雪辱し、6打点のジェイク・バウアーズがシリーズMVPに選ばれた。

レイズはア・リーグ最多の98勝を挙げ、2008年、2020年に続く3度目の出場となった。どちらもまだワールドシリーズを制したことがなく、今年は必ず初優勝の球団が生まれる。

レイズも1回戦を免除され、地区シリーズでヤンキースに3連勝、リーグ優勝決定シリーズではガーディアンズを4勝2敗で破った。そのシリーズMVPのフレディ・ペラルタ投手は、ブルワーズで8シーズンを過ごした元エースだ。ラスマッセンに続き、古巣と戦う顔ぶれがそろう。

第2戦以降の先発について、ブルワーズは日本時間10月22日朝の時点で発表していない。地区シリーズとリーグ優勝決定シリーズの第2戦はいずれもローガン・ヘンダーソン投手が先発しており、同じ順番になるとの見方が出ている。

レギュラーシーズンはおおむね中5日で投げてきたミジオロウスキーにとって、中11日での先発になる。メジャーの打者を最も抑え込んだ24歳が本来の投球を取り戻せるかどうかが、シリーズの流れを左右する。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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