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塚本洸介”究極のブロッコリーと鶏胸肉”社長「膳所高校→早稲田→年収800万捨ててブロッコリー屋」異色の経歴 ヒカルチャンネルでいつきさんと結婚発表

塚本洸介”究極のブロッコリーと鶏胸肉”社長「膳所高校→早稲田→年収800万捨ててブロッコリー屋」異色の経歴 ヒカルチャンネルでいつきさんと結婚発表

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

YouTuberヒカルのチャンネルで公開された動画「結婚します」の主役は、ヒカル本人ではなく、ビジネスパートナーの塚本洸介(37)だった。塚本は「究極のブロッコリーと鶏胸肉」で知られる株式会社DORAYAKI代表取締役で、お相手は同社広報のいつきゆりこ。膳所高校から早稲田大学、IT大手を経て飲食業に転じた異色の経歴とは

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ヒカルch「結婚します」の主役

2026年6月、ヒカル(登録者数500万人超)のYouTubeメインチャンネルに「結婚します」と題した動画が投稿された。結婚を報告したのはヒカル本人ではなく、ヒカルの事業パートナーとして複数のプロジェクトを共に進めてきた塚本と、同社で広報を担当するいつきの二人だった。

塚本は株式会社DORAYAKI代表取締役で、低糖質専門店「究極のブロッコリーと鶏胸肉」の運営に加え、ヒカルプロデュースの「冗談抜きで旨い馬刺し」やお米のサブスクリプション「元気だ米」プロジェクトの実務を担ってきた人物だった。

相手のいつきゆりこはDORAYAKIの広報で、管理栄養士やごはんソムリエの資格を持ち、ゆかたクイーンやMiss SAKEの受賞歴もある。元気だ米では全国の農家を1人で訪問し、田んぼの視察からスポンサー営業までを担当していた。

塚本は動画内で手紙を読み上げ、「あなたとは出会って7年、お付き合いをして6年、一緒に仕事を始めて5年半」と明かした。交際の事実は社内の誰にも伝えておらず、ヒカルですら1週間前に初めて聞いたと語る。

偏差値トップの高校からIT企業、そしてブロッコリー屋へ

塚本洸介は1988年6月19日、滋賀県大津市に生まれた。進学先は滋賀県立膳所高校。県内公立高校のなかで偏差値トップに位置する進学校で、440人中120番ほどだった成績を最終的に10番以内まで引き上げたと、飲食専門メディア「飲食の戦士たち」のインタビューで振り返っている。

大学は早稲田大学商学部に進み、2011年3月に卒業。在学中にはDeNAでインターンを経験した。同年4月、IT企業の株式会社ワークスアプリケーションズに入社する。1年間のセールスを経てエンジニアに転身し、全社MVPを受賞。年収は800万円を超えていたという。4年間在籍したのち退社した。

その後、教育系スタートアップの株式会社manaboにディレクターとして1年在籍。同社が資金調達に失敗したことで退職し、フリーランスのWebディレクターに転じる。2017年6月にはトランスコスモスの子会社playground株式会社の立ち上げに加わり、執行役員を務めた。Wantedlyのプロフィールには、この会社に現在も籍を置く旨が記載されている。

独立は2019年8月。高校時代から抱いていた起業志向がようやく形になった。だが選んだのは、ITでも教育でもなく飲食だった。

開業資金50万円、初日の注文は2食

なぜ飲食だったのか。塚本はICCサミット KYOTO 2022の登壇で、「社会人10年の間に10kg以上のダイエットを10回以上繰り返した」と打ち明けている。糖質制限中に満足できる外食がない──自分自身の課題から着想を得た。

当初はサラダ専門店を考えたが、競合の多さにシミュレーションが合わない。会食の席で不意に浮かんだのが、鶏胸肉とブロッコリーだった。すぐに「究極のブロッコリーと鶏胸肉」と名付け、渋谷のバーの一画を間借りして、Uber Eatsのみで販売を開始する。飲食店で働いた経験はおろか、自炊の経験すらなかった。開業にかかった費用は、メニュー開発に使った50万円。日経ビジネスの取材でそう明かしている。

4カ月間、昼間のバーにこもって試作を重ねた。2019年8月5日のオープン初日、目標は最低30食だった。結果は2食。「飲食の戦士たち」のインタビューで塚本は「2食はつらいですね?」という問いに「そう。でも、日に日に注文数がふえて」と答えている。

2020年1月、株式会社DORAYAKIを設立。社名の由来は、課題を解決するネコ型ロボットの好物から。調理工程の9割以上をセントラルキッチンで完結させ、加盟店での作業は盛り付けと温めだけに絞る仕組みを構築した。加盟金ゼロ、ロイヤルティ10%。FC募集開始から1年で全国120店舗に広がり、累計20万食を突破したとプレスリリースで発表した。

ヒカルとの接点、1億5000万円の出資

転機は2022年3月。株式会社DORAYAKIとYouTuberヒカルが率いる株式会社ReZARDが資本業務提携を発表した。PR TIMESのプレスリリースによれば、「商品品質及びコンセプトに共感した国内トップレベルの発信力を持つYouTuberヒカルが協業する」ことが目的で、ヒカルからの出資額は1億5000万円にのぼったと日本流通産業新聞が報じている。

ヒカルが動画で商品を紹介するたびに注文が殺到し、オンラインストアが売り切れる事態も起きた。ICCでの登壇で塚本は「営業担当は0人ですけれども、代わりに日本一のインフルエンサーが仲間にいます」と語り、提携店舗数が150店舗を突破したことを報告している。

その後、ヒカルプロデュースの「冗談抜きで旨い馬刺し」サブスク事業や、米農家を支援する「元気だ米」プロジェクトにも塚本は携わる。

いつきゆりこは2021年ごろからDORAYAKIに在籍し、管理栄養士としてQBTの運営をサポートしたのち、元気だ米プロジェクトでは広報として全国の農家を訪問してきた。本人のXプロフィールには「入社4年11ヶ月」と記されている。

7年間の秘密交際と「元気だ米」が結婚を後押し。

いつきはもともと塚本の交際相手で、コロナ禍で前職を離職した後、ハローワークで資格の資料を集め、「この資格を取ればDORAYAKIの役に立てるから入社させてほしい」と塚本にプレゼンして入社した。条件は「社内では絶対に特別扱いしない。最後まで他人の関係でいる」というものだった。

ヒカルチャンネル初出演時に「彼氏いるんですか」と聞かれたいつきは、反射的に「募集中です」と答えた。以降約4年間、視聴者や社員の前で独身を演じ続けた。動画内でいつきは「私は結婚しない人生なんだろうなと思っていた」と語り、年齢的なリミットを感じて別の相手を探すことも考えていたと明かした。

転機になったのが元気だ米の撮影企画だった。ヒカルが「塚本さんの密着動画を撮りたい」と提案したところ、塚本が「結婚します」と切り出し、相手がいつきだと判明した。塚本自身も「結婚したら会社をやめてもらうか、公表するかの二択だった」と語り、「YouTubeのネタになるなら全部解決する」と決断した経緯を説明した。

社名の「DORAYAKI」はドラえもんの好物に由来し、「課題を解決する食事をつくり続ける」が企業理念だが、結婚という人生の課題までYouTubeで解決する展開に、視聴者から驚きの声が上がった。

今後の展開と元気だ米プロジェクトの行方

結婚後もいつきはDORAYAKIに在籍し、元気だ米の広報・営業を継続するようだ。動画内では「来週から全国の田んぼを回り始める」と語っており、2026年秋の新米販売に向けた準備が本格化している。塚本は「これからはビジネスパートナーとしてだけではなく人生のパートナーとしても一緒に生きていきたい」と手紙で述べた。

元気だ米は2年目の運営にあたり、先行投資額が5億円規模に達する見通しで、買い付けたお米を「売れば売るほど赤字になる」構造は変わっていない。ヒカルは「撤退したい思いもある」と本音を漏らしつつも、「3年4年5年続けたら最適解が見えてくるのではないか」と継続の意思を示した。

動画の概要欄にはスポンサー募集フォーム、新米の先行案内LINE、そして元気だ米の求人募集も掲載された。塚本といつきの人手不足を解消するため、全国の農家を回る営業職とヒカル側との調整を行う営業職の2ポジションで採用を開始した。

結婚式については、いつきが「着物が好きなので機会があるなら着てみたい」と希望を述べ、塚本は「元気だ米の秋の収穫が終わって一段落してから」と時期を示唆した。ヒカルは「週1回は休むと決めた方がいい」と助言し、子供ができた場合の育児と仕事の両立についても社内環境の整備を約束していた。

[文/構成 by さとう つづり]

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