ウォーターボーイズ2027、27年夏に完全新作の連ドラ 男子高校生役はオーディションで決定

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フジテレビが10月16日、人気シリーズ「ウォーターボーイズ」を完全新作の連続ドラマ「ウォーターボーイズ2027」として2027年7月にスタートさせると発表した。舞台は2027年の令和で、主役の男子高校生たちはこれから行うオーディションで選ぶ。オーディションから稽古、撮影本番までを約1年かけて進める「WATER BOYSプロジェクト」も始まった。
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2027年7月スタート、舞台は令和の高校
新作はフジテレビ系で2027年7月に始まる。公式サイトは「2027年7月スタート」とうたい、フジテレビ公式Xも「2027年7月期ドラマ」と告知した。曜日と放送時間帯は10月17日時点で発表されていない。
物語の舞台は2027年。打ち込めるものもなく自堕落な日々を送る男子高校生たちが、古びたプールで水の中で踊る”シンクロ”に出会い、一度は諦めた”本気”を仲間と取り戻していく。公式サイトのキャッチコピーは「あの青春が、帰ってくる」で、夢も居場所もない”何者でもない”高校生が高校最後の夏を捧げる姿を描くという。
「完全新作」とうたい、令和の2027年を舞台に、オーディションで選ぶ新世代の男子高校生たちの物語を描く。原作のクレジットには2001年の映画「ウォーターボーイズ」(監督・脚本 矢口史靖)が入り、映画を出発点にした作品であることを示している。
競技の呼び名にも注釈が付いた。現在の正式名称はアーティスティックスイミングだが、本作は演出上「シンクロ」の表記を使う。映画やドラマ版で親しまれた呼び方を、そのまま残した。
男子高校生役はオーディションで選び、約1年かけて撮影へ
最大の関心は、誰が新世代のウォーターボーイズを演じるかだ。
男子高校生役は今後実施するオーディションで決まる。最終選考を通過した出演者は稽古期間を経て、本番の撮影に入る。オーディション、稽古、撮影をひと続きにしたこの流れを、フジテレビは約1年にわたる「WATER BOYSプロジェクト」と名付けた。
応募資格の年齢、応募期間、応募方法などの募集要項は、10月17日時点でまだ公表されていない。発表と同時にTVerの番組ページと、X・Instagram・TikTokのドラマ公式アカウントが開設され、映画やドラマ版の名場面を詰め込んだ特報動画が1本目として公開された。続報は今後、順次解禁される。
オーディションでボーイズを集めるやり方は、シリーズの伝統でもある。2003年の連続ドラマ版は、オーディションで選ばれた32人のボーイズが厳しい練習を経てシンクロ場面を作り上げたと、当時のフジテレビの番組紹介にある。2005年の特別ドラマでも新ボーイズ24人が撮影前に約1カ月の「シンクロ合宿」に入り、25メートルのクロールを150本泳ぐメニューをこなした。
映画から26年、シリーズ4作の歩み
シリーズの始まりは2001年9月15日に公開された映画だった。矢口史靖が監督・脚本を手がけ、東宝が配給。実在の高校水泳部をモデルに、廃部寸前の男子校水泳部の5人が学園祭でシンクロに挑む青春コメディで、妻夫木聡が主演し、玉木宏らが共演した。”シンクロといえば女子”という当時の思い込みをひっくり返した設定が話題を呼び、大ヒットとなった。
| 年 | 作品 | 形態・放送 | 主演・主な出演 |
|---|---|---|---|
| 2001年 | ウォーターボーイズ | 映画(9月15日公開) | 妻夫木聡、玉木宏ほか |
| 2003年 | ウォーターボーイズ | 連続ドラマ(7月1日〜9月9日、火曜午後9時) | 山田孝之、森山未來、瑛太(現・永山瑛太)ほか |
| 2004年 | ウォーターボーイズ2 | 連続ドラマ(7月6日〜9月21日) | 市原隼人、中尾明慶、小池徹平、石原さとみほか |
| 2005年 | ウォーターボーイズ2005夏 | 特別ドラマ(8月19日・20日の2夜連続) | 瑛太(現・永山瑛太)ほか |
| 2027年 | ウォーターボーイズ2027 | 連続ドラマ(7月スタート予定) | オーディションで決定 |
ドラマ化は2003年。映画から2年後の唯野高校を舞台に、山田孝之が主演し、森山未來、瑛太(現・永山瑛太)らがボーイズを演じた。全話平均視聴率は16.0%(世帯、関東地区、ビデオリサーチ調べ)。映画で佐藤勝正を演じた玉木宏をはじめ、竹中直人、眞鍋かをり、柄本明、谷啓ら映画と同じ俳優陣が脇を固め、主題歌は福山雅治が担当した。映画のファンも続きの世界に入っていける作りだった。
翌2004年の「ウォーターボーイズ2」は市原隼人が主演し、中尾明慶、小池徹平、ヒロインの石原さとみらが出演して16.8%を記録した。
2005年8月には、2003年版で田中昌俊を演じた瑛太(現・永山瑛太)を主演に据えた特別ドラマ「ウォーターボーイズ2005夏」が2夜連続で放送された。東京大学に進んだ田中が、単位と引き換えに養豚場の手伝いで訪れた南の島・冨那島で、小出恵介、平岡祐太、柄本佑らが演じる島の若者たちとシンクロ公演を作り上げる物語で、当時のフジテレビは「シリーズ最終作」と打ち出していた。
ブームはテレビの外にも広がった。フジテレビがお台場で開く夏のイベント「お台場冒険王」では、ボーイズが水中で舞う「ウォーターボーイズショー」が目玉企画の一つになり、2005年で3回目を数えた。2003年と2004年の連続ドラマ化を経て、シリーズは”夏の風物詩”と呼ばれるようになっていた。
それから22年。「最終章」と銘打たれたシリーズが、連続ドラマとして戻ってくる。
当時小学生のプロデューサーが受け継ぐ
新作のプロデュースはフジテレビの多鹿雄策が務める。多鹿はコメントで、2001年に矢口監督が生んだ大切な作品を「この度預からせていただくことになりました」と切り出し、当時は自身も小学生だったと明かした。
続けて、学校で「昨日、ドラマ見た?」という会話が生まれるような、当時見ていた世代が子どもに勧めたくなる”青春エンターテインメント”を2027年夏に届けると語る。オーディションについては「強い想いを持った人たちと出会えることもまた、すごく楽しみです」とつづり、「たとえ笑われても、バカにされても、本気でやりたいことをやる情熱」を作品の芯に据える考えを示した。目指すのは、笑って泣けて胸が熱くなる新しい「ウォーターボーイズ」だ。
制作陣にはシリーズとの縁も見える。音楽は2003年の連続ドラマ版でも音楽を担当した佐藤直紀。制作協力の共同テレビも、2003年版の制作に名を連ねていた。脚本は我人祥太と小峯裕之、演出は星野和成、西岡和宏、淵上正人が担当する。
続報で待たれる3つのポイント
今後の焦点は大きく三つある。一つ目は放送枠で、曜日と時間帯がいつ決まるか。二つ目はオーディションの募集要項で、対象年齢や応募方法がどう示されるか。三つ目は、選ばれた新世代のボーイズがどんな顔ぶれになるかだ。
過去作に出た俳優たちは、その後ドラマや映画で主役を張る俳優へ育った。2027年版のオーディションも、次の世代の若手が世に出る入り口になる。発表は始まったばかりで、詳しい情報はフジテレビの公式サイトと公式SNSで順次公開される。
[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]














































































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