倉沢杏菜、『豊臣兄弟!』第40回「あさひの輿入れ」で秀吉の妹役 『光る君へ』『ばけばけ』にも出演

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俳優の倉沢杏菜(21)が、NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で秀吉と秀長の妹・あさひを演じている。10月18日放送の第40回「あさひの輿入れ」では、夫との離縁を経て、徳川家康のもとへ嫁ぐ決意を固めるまでが描かれた。大河への出演は2024年の『光る君へ』に続いて2作目。2025年度後期の連続テレビ小説『ばけばけ』にも出演している。
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第40回「あさひの輿入れ」 家康が突きつけた和睦の条件
第40回は10月18日午後8時からNHK総合で放送された。再放送は10月24日(土)午後1時5分から、同じNHK総合で予定される。
物語は、徳川の重臣・石川数正(迫田孝也)が豊臣方へ出奔するところから動き出す。徳川家中が騒然とするなか、家康(松下洸平)は豊臣との戦をあきらめない。秀吉(池松壮亮)が挙兵を決めた矢先、大地震が大坂と浜松を襲い、両者は和睦の道を探り始める。
ところが、家康が和睦の条件に挙げたのは、秀吉の身内を妻として差し出すことだった。豊臣家から嫁げる女性は、あさひしかいない。主人公・秀長(仲野太賀)にとっても、秀吉にとっても妹にあたる人物だ。
冒頭の数正出奔の場面では、家康が思わず笑い出すほど取り乱す姿が描かれた。SNSには「どうした家康?」「ご乱心」といった投稿が相次ぎ、松下の演技に引き込まれたという反応も多かったと報じられている。この回には北条氏政役の谷原章介も顔をそろえた。
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夫・甚兵衛の”悪態”は妻を送り出すためだった
あさひには、すでに夫がいる。前原瑞樹が演じる副田吉成(甚助、甚兵衛とも呼ばれる)で、兄たちの出世のおかげで、夫婦は裕福で穏やかな暮らしを送ってきた。前回の第39回では、秀吉の発案で、あさひ夫婦が茶々(井上和)の前で夫婦のよさを語る場面も描かれている。
秀吉は関白として、あさひと甚兵衛に離縁を命じる。二人は夜逃げを図ったものの、門を出る直前にあさひが足を止める。そこへ秀長らが現れ、密告があったと告げた。甚兵衛は、あさひが本当は家康に嫁ぎたかったのだと責めるような悪態をつき、離縁を言い渡す。
だが、密告したのは甚兵衛自身だった。
輿入れに迷うあさひに決断させるための芝居で、秀長はその胸の内を察する。甚兵衛は秀吉と秀長に、あさひを豊臣の天下を支える一人にしてほしいと涙ながらに頼み、出家の道を選んだ。
別れの場面で、あさひは自分を分かって背中を押してくれた甚兵衛への感謝を口にし、家康のもとへ嫁ぐ決意を固めた。
放送後、SNSには「今日は号泣回」「甚兵衛の引き際に涙」といった投稿が並んだ。甚兵衛が去る場面で桔梗とみられる花が映り込んだことも話題になり、その花言葉に触れる投稿も目立った。
倉沢杏菜とは レプロ所属の21歳、大河は2作目
倉沢杏菜は2005年3月18日生まれ。レプロエンタテインメントに所属し、同社の30周年記念企画「主役オーディション」の合格者として俳優の道に進んだ。
あさひ役が発表されたのは2025年2月4日で、なか役の坂井真紀、とも役の宮澤エマとともに豊臣家の家族キャストとして名前が挙がった。発表時の役紹介では、あさひは天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でも笑顔を絶やさない妹とされ、ある日突然、秀吉によって離縁させられ家康のもとへ嫁がされることになると記されていた。第40回は、その転機を描いた回にあたる。
倉沢は発表時、『光る君へ』の藤原妍子役に続く「素晴らしい出会い」に「感謝の気持ちでいっぱい」と喜びを語った。「自由で素直な明るさを持った真っ直ぐなあさひを鮮やかに演じられるように頑張りたいです!」と意気込みも明かしている。
役作りでは、クランクイン前に京都府の東福寺や静岡県の瑞龍寺など、あさひゆかりの地を巡った。撮影現場については2026年5月のインタビューで「すごく和気あいあいとしています」と話し、主演の仲野が周りをよく見て気遣ってくれる人だと明かした。家康役の松下とは『光る君へ』でも共演したが、同じシーンへの出演はなく、芝居で向き合うのは今作が初めてになるという。
放送を前に、インスタグラムでオフショットを公開した。「家族とあさひの選択を見届けていただけたら嬉しいです」と呼びかけ、ファンからは「絶対に泣いてしまうわ」といったコメントが寄せられた。
『光る君へ』では妍子、『ばけばけ』ではチヨ
大河初出演は2024年の『光る君へ』で、藤原道長の二女・妍子を演じた。翌2025年には、NHKの連続テレビ小説『ばけばけ』への出演が8月27日に発表される。役どころは、ヒロイン・松野トキ(髙石あかり)とともに織物工場で働く女工仲間のチヨ。気立ての良いしっかり者で、倉沢にとってこれが朝ドラ初出演だった。
発表時のコメントでは「憧れだった朝ドラの現場は毎日ワクワクして、本当に夢のような日々でした」とつづっている。同じ発表では、『豊臣兄弟!』で夫・甚兵衛を演じる前原瑞樹も、借金取りの息子・森山銭太郎役で名を連ねた。朝ドラと大河で、二人は続けて同じ作品に出ていることになる。
出演作はほかにも続く。2024年にはNHK夜ドラ『VRおじさんの初恋』でメインキャストを務め、2025年10月には日本テレビ『君のスマホを見てみたら』でドラマ初主演。2027年1月8日公開の映画『高校生家族』(香取慎吾主演)では学級委員長の屋敷理子を演じ、2027年3月公開予定の映画『いえないふたり』では川島鈴遥とダブル主演を務める。
次回は第41回「家康の野望」 史実の旭姫は4年足らずで死去
次回の第41回「家康の野望」は10月25日に放送される。公開されたあらすじによると、あさひの輿入れでも家康は上洛に応じず、秀吉は母・なか(坂井真紀)まで人質に差し出す。家康はついに根負けするが、秀長はそれが形ばかりの上洛だと見抜き、謁見前夜に家康と向き合う。
史実のあさひは、朝日姫や旭姫の名で知られる。天文12年(1543年)に尾張で生まれたとされ、天正14年(1586年)に家康の正室となった。それから4年足らずの天正18年(1590年)1月、京の聚楽第で病没する。享年48だった。京都・東福寺の塔頭・南明院には肖像画が残り、南明院と静岡の瑞龍寺に墓がある。
最初の夫との離縁の時期や経緯については、史料によって諸説ある。ドラマは八津弘幸のオリジナル脚本で、甚兵衛の芝居をはじめとする第40回の筋立ても劇中の設定だ。家康のもとへ嫁いだあさひが、豊臣と徳川の間でどう生きるのか。倉沢が演じるあさひは、ここから徳川の正室として物語に関わっていく。
[文/構成 by MediaDogs編集部]









































































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