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水森かおり、オール巨人とデュエット前に迷子がステージへ 大阪市中央区民まつりで母親見つかる

水森かおり、オール巨人とデュエット前に迷子がステージへ 大阪市中央区民まつりで母親見つかる

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

演歌歌手の水森かおり(53)が10月18日、史跡難波宮跡(大阪市中央区法円坂)で開かれた「第38回中央区民まつり」のスペシャルステージに出演した。デュエット曲「夢洲ブルース~デュエット編~」の相手、オール巨人(74)がサプライズで登場したが、歌う前に幼い女の子がステージに上がってきた。迷子と分かり、2人がステージから呼びかけて母親が見つかった。

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難波宮跡のステージに迷子、2人で「お母さ~ん」

舞台は大阪市中央区の区民まつり。中央区民まつり実行委員会と大阪市中央区役所が主催し、国の史跡でもある難波宮跡の広場に、地域の団体や子どもたちのステージ、飲食や体験のブースが並ぶ秋の恒例行事だ。第38回は10月18日の11時から15時半まで、ステージでは子ども会のトランペット鼓隊、区内の小学校や中学校の子どもたちによるダンスや吹奏楽などが続き、その中に「水森かおりさん スペシャルステージ」が組まれていた。

会場の難波宮跡は、孝徳天皇が「大化改新」の後に造営した宮と、奈良時代に聖武天皇が再建した宮の2つの時期の宮殿跡が見つかった国指定史跡だ。公園には後期難波宮の大極殿の基壇などが復元されている。まつりのプログラムには、大阪府立中央聴覚支援学校の寄宿舎太鼓クラブ「たつの子」の和太鼓、船場お琴の会の演奏、レッドハリケーンズ大阪や大阪プロレスのスペシャルステージ、お楽しみ福引き抽せん会も組まれ、会場には警察・消防・自衛隊の車両を展示する防災コーナーも予定されていた。

水森は中央区のPR大使を務めており、区民まつりへの出演は2年連続。デュエット曲の紹介で、本当は巨人とこのステージで歌いたかったが、なんばグランド花月の舞台があって来られないと話していた。「でも、念じたら来るかもしれない」。そう続けたところで巨人が姿を見せ、会場は大歓声に包まれた。

サプライズは成功した。ところが、デュエットの前に思わぬ来訪者が現れる。

幼い女の子がステージに上がってきたのだ。巨人が「写真撮りたいん?」と声をかけると、女の子は「ママがいい!」と泣き顔になった。「ママはどこに行った?ほんまにいてへんの?」と巨人が重ねて尋ね、迷子だと分かった。

水森と巨人はステージの上から客席へ「お母さ~ん」と呼びかけ、母親を見つけ出した。女の子は無事に母親のもとへ戻り、水森は「びっくりした~。よかったよかった」と胸をなで下ろした。女の子の年齢などは明らかにされていない。

巨人流のアドリブで客席に笑い

このハプニングの間、巨人は漫才師らしい言葉で会場を和ませた。「孫やな」と呼びかけ、水森に「今日からママや」と女の子を託すような場面もあり、客席から笑いが起きる。女の子が無事に保護者へ引き渡されると、ステージの2人は笑みを浮かべた。

女の子が母親のもとへ戻ってから、2人は「夢洲ブルース~デュエット編~」を歌った。巨人は出番の合間を縫って駆けつけており、真っ赤なジャケット姿で「合間にちょっと時間があるから行くわっていうことで、やってまいりました」とあいさつしている。

万博の夢洲を歌うデュエット曲、生まれたきっかけ

「夢洲ブルース」は、2025年の大阪・関西万博をテーマにMBSラジオの企画から生まれた曲だ。作詞は同局の福島暢啓アナウンサー、作曲は西寄ひがし。万博会場の夢洲を舞台に、恋に破れた女性の心情を描く。

オリジナル版は関岡香アナウンサーが歌っていたが、水森が仮歌を担当したのがきっかけで、2025年9月24日発売のアルバム「歌謡紀行24~大阪恋しずく~」に水森の歌で収録された。それを聴いて気に入った巨人が万博のステージで歌い、デュエットの話につながっていく。

水森はステージで「巨人師匠が、この歌はええって言って、気に入ってくださって」と経緯を紹介した。デュエット化にあたっては歌詞の一部を書き直し、「夢洲ブルース~デュエット編~」として、新曲「恋の終わりの名古屋にひとり」の追撃盤タイプDのカップリングに収めた。発売は2026年6月24日だった。

2人のデュエットは、水森が9月25日に東京・LINE CUBE SHIBUYAで開いたデビュー記念日の恒例公演でもサプライズで披露されている。開演前のリハーサルで巨人は「この曲は、めちゃくちゃ難しかったです」と明かし、男女でキーが違うため家で声がかれるほど練習したと話していた。

中央区PR大使2年目、区民まつりのステージに「帰ってまいりました」

水森と中央区の縁は2025年にさかのぼる。中央区役所は、区内にある歴史的・文化的な観光資源の魅力を広く発信してもらおうと「大阪市中央区PR大使」を新たに設け、2025年8月1日から水森が就任した。2025年10月19日には区役所で就任式があり、同じ日に開かれた第37回区民まつりのステージにも出演した。

1年ぶりの区民まつり。1995年9月25日に「おしろい花」でデビューし、32年目を迎えた水森は、最初に代表曲「鳥取砂丘」を歌い、「昨年に引き続きまして、お邪魔をさせていただいております。このステージに帰ってまいりました」とあいさつした。客席からは「おかえりー!」の声がかかり、「かおりちゃーん」と声援も飛んだ。

ステージで巨人は、10月28日に発売する新曲「あの日、ありがとう。」も初めて披露した。芸能生活50周年を迎えた巨人にとって5年ぶりの新曲で、作曲は南こうせつ、作詞は巨人自身が手がけた。作詞を勧めたのは南こうせつで、巨人にとって初めての作詞になる。水森はその後、新曲「恋の終わりの名古屋にひとり」と、2025年のNHK紅白歌合戦で歌った「大阪恋しずく」を続けた。

「大阪恋しずく」の勢いで24回目の紅白出場目指す

大阪を舞台にした「大阪恋しずく」で、水森は2025年の紅白歌合戦に23年連続23回目の出場を果たしている。区民まつりのステージでは「去年の紅白歌合戦の前半視聴率、トップは『大阪恋しずく』だった」と語り、紅白への思いも口にした。

「今年も紅白の舞台に立てるように、今年も年末に向かって頑張っていかなきゃいけないなという気持ちでおります」。ファンからの「今年も頑張れよー」というかけ声に応え、24年連続24回目の出場へ意欲を示している。

新曲の舞台は名古屋、デュエット曲は大阪の夢洲。”ご当地ソングの女王”と呼ばれる水森が、PR大使を務める中央区の手作りのまつりで、思わぬハプニングまで笑顔に変えた。

[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]

寄稿者

和泉ユウスケ
映画とアニメのことばかり書いているライターの和泉です。Webメディアで映画レビューを書き始めて9年になりました。深夜アニメは毎クール20本前後を追いかけ、映画館には月に数回、公開初日にもよく出没します。公開日・配信日・キャスト情報は正確に、ネタバレには慎重にお届けします。

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