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反田恭平被告に拘禁刑3か月・執行猶予2年 首都高144キロ走行で東京地裁判決

反田恭平被告に拘禁刑3か月・執行猶予2年 首都高144キロ走行で東京地裁判決

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ピアニストの反田恭平被告(32)に、東京地裁が10月29日、拘禁刑3か月・執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。2025年12月、首都高を制限速度より84キロ速い時速144キロで運転した罪。同日、本人は所属事務所のサイトで謝罪し、音楽活動を続ける意向も示した。

首都高の速度超過に執行猶予付き判決

検察側が拘禁刑3か月、弁護側が罰金刑を求めた裁判で、東京地裁は拘禁刑3か月に執行猶予2年を付けた。反田被告に問われた罪は道路交通法違反で、刑期は検察側の求刑と同じだった。

ANNの法廷報道によると、地裁は運転について、重大な事故につながりかねない危険な行為だったと指摘した。判決後、裁判官は法規を守り、周囲の信頼を裏切らないよう行動することを求めたという。

同じ報道では、この日の裁判で弁論が再開され、検察側が拘禁刑3か月を再び求刑した経緯も伝えている。弁護側は海外での活動への支障を理由に罰金刑が相当だと主張し、反田被告は証言台の前で迷惑をかけたことを謝罪した。

控訴の有無や判決の確定については、29日夕方時点で公表を確認できていない。

事件は2025年12月、初公判は10月6日

共同通信やスポーツ報知が伝えた事案は、2025年12月20日午後8時55分ごろ、東京都目黒区の首都高中央環状線内回りでの走行だ。時速60キロの制限に対し、車の速度は144キロ。超過幅は84キロで、制限速度の2.4倍に当たる。

FNNは現場を中央環状線の山手トンネルと報じた。判決が出た2026年10月の運転ではなく、前年末の速度超過が裁判の対象になっている。

時期確認された経緯
2025年12月20日首都高中央環状線内回りで時速144キロの走行
2026年10月6日東京地裁で初公判、起訴内容を認める
2026年10月9日顧問辞任と国内公演の収益寄付の方針を発表
2026年10月29日拘禁刑3か月・執行猶予2年の判決

10月6日の初公判では、反田被告は起訴内容を認めていた。時事通信によると、検察側はこの時点で拘禁刑3か月を求刑し、弁護側は罰金刑を求めたという。在宅起訴の事件として審理が進み、29日の判決を迎えた。

所属事務所のNEXUSも6日、代表取締役で所属アーティストでもある反田被告の公判について説明した。裁判中は問い合わせへの回答を控え、裁判が終了したら報告するとしていた。

初公判の翌7日には、NHKが「第93回NHK全国学校音楽コンクール」全国コンクール中学校の部の特別審査員を、反田被告から歌手の横山だいすけへ変更すると発表した。12日の放送に向けた変更で、NHKは番組内容や演出を総合した判断と説明していた。

拘禁刑3か月と執行猶予2年の違い

「3か月」と「2年」は、それぞれ別の内容を指す。3か月は言い渡された拘禁刑の長さ、2年はその刑の執行を猶予する期間だ。検察庁の説明では、刑の全部に執行猶予が付いた場合、直ちに刑務所へ入ることはない。

執行猶予は、一定の条件の下で刑の執行を待つ制度で、無罪の判決を意味しない。猶予期間中に再び犯罪を犯すなどして執行猶予が取り消されると、刑務所に入ることになる。反田被告への判決も、有罪を前提に執行猶予が付いたものだ。

刑の名称も、従来の「懲役」や「禁錮」とは異なる。法務省によると、両刑を廃止して拘禁刑を設ける制度は2025年6月1日に始まった。この事件の運転は同年12月で、判決を報じた各社と本人の発表はいずれも「拘禁刑」としている。

運転免許の行政処分は刑事裁判とは別の手続きで、本件の具体的な処分内容は公表を確認できていない。

判決後の謹告で危険な運転を謝罪

反田被告は29日、NEXUSの公式サイトに「謹告」を掲載し、道路交通法違反で拘禁刑3か月、2年間の執行猶予付き判決を受けたことを報告した。文書には同日の日付と本人の署名が添えられている。

本人は、首都高で制限速度を約80キロ超えて運転した事実を説明。重大な人身事故を招きかねない行為だったと認め、自覚の欠如と軽率な判断によるものだとして、正当化できる理由はないとした。

謝罪の対象には、日頃から応援するファンと、活動を支える関係者を挙げた。運転行為に加え、報告が遅れたことについてもわびている。

そのうえで、失った信頼を回復するのは容易ではないとし、同じ過ちを繰り返さないよう、社会的責任を自覚した行動を徹底する考えを示した。音楽活動には地道に取り組み、演奏を届けたいとしており、判決後の文書でも活動を続ける意向を伝えている。

顧問辞任と国内公演収益の寄付方針

判決に先立つ10月9日にも、反田被告はNEXUSのサイトで「御詫びと御報告」を出していた。そこでは、自らの立場と演奏活動のあり方を考えたうえで、奈良県文化政策顧問を辞すること、年内に予定する国内の全公演の収益を公益的な活動を行う諸団体へ寄付することを発表している。

寄付は年内の国内公演について本人が示した方針で、裁判所が命じたものではない。寄付先の団体名や金額、実行日は発表されておらず、寄付完了の報告もまだない。

反田被告は2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールで、日本人の最高位に並ぶ第2位に入賞した。ピアノ演奏に加え、指揮者としても活動し、ジャパン・ナショナル・オーケストラの運営に携わってきた音楽家だ。

9日の文書では、厳しい指摘も含めて意見を真摯に受け止めると記し、顧問辞任や寄付で過ちが許されるわけではないとの認識を示していた。

[文/構成 by Webライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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