サントリーHD、不正アクセスで約10万人分の個人情報が漏えい 新卒採用マイページの応募者7173人分も、対象の7区分と自分が対象かの確かめ方

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サントリーホールディングスは11月2日、グループ会社が使う外部のクラウドサービスに第三者が不正アクセスし、約10万人分の個人情報が漏えいしたと発表した。2026年新卒採用の応募者7173人分や、企業活動体験プログラムの登録者のメールアドレスも含まれる。クレジットカードなどの決済情報は含まれず、不正利用も確認されていない。対象者には会社から個別に連絡が届き、問い合わせ用のフリーダイヤルも設けられた。
サントリーHDが11月2日に発表した漏えいの中身
発表によると、グループ会社が利用する外部クラウドサービスで10月28日に異常を検知した。調べると第三者による不正アクセスがあり、ダウンロードされたファイルの一部に個人情報が入っていた。報道によると、対象のクラウドはマイクロソフトの業務用サービスだった。
漏えいが確認された個人情報は、11月1日までに判明した分で7つの区分に分かれる。人数がもっとも多いのはグループやパートナー企業などの従業員の約9万人分で、公表された7区分の人数を足し合わせると、全体で10万人を少し超える規模になる。
会社は不正アクセスをすでに遮断し、被害が広がらないよう手を打ったと説明する。報道によると、事業活動への影響はなく、金銭の要求や脅迫も確認されていない。
漏えいした7区分と人数、項目の一覧
会社が公表した区分ごとの対象、漏えいした項目、人数は次のとおりだ。
| 対象 | 漏えいした項目 | 人数 |
|---|---|---|
| グループとパートナー企業などの従業員 | 氏名、 | 約9万人 |
| マル・ | メールアドレス | 7323人 |
| 2026年新卒採用の応募者 | 氏名、 | 7173人 |
| サントリービバレッジソリューションの社用携帯2台の登録者 | 氏名、 | 1097人 |
| モンテ物産とパートナー企業の従業員 | 氏名、 | 324人 |
| 井筒まい泉の宅配の注文客と配送した従業員 | 氏名、 | 96人 |
| サントリーの取引先の従業員 | 氏名、 | 25人 |
一般の消費者に関わるのは、主に企業活動体験プログラム「マル・デ・シャイン」の登録者と、井筒まい泉の宅配を注文した客だ。マル・デ・シャインは2023年末時点で登録していた顧客が対象で、漏えいしたのはメールアドレスに限られる。井筒まい泉の宅配では、注文客と配送した従業員の氏名に加え、お届け先の位置情報が含まれた。
サントリービバレッジソリューションの区分は、社用の携帯電話2台に登録されていた人の氏名と電話番号だ。取引先の従業員25人分は氏名と役職で、7区分のうち人数がもっとも少ない。
新卒採用マイページの応募者7173人分に含まれる情報
就職活動で応募した人に関わるのが、サントリーホールディングスの2026年新卒採用だ。対象はビジネス部門のオープン選考(早期と通常)に応募した7173人で、マイページに登録した氏名、メールアドレス、電話番号などが漏えいした。
会社の発表は項目を「氏名、メールアドレス、電話番号など」と書いており、3項目以外に何が含まれるかは示していない。就職活動のために登録した連絡先がそのまま対象になるため、心当たりのある人は、会社からの個別連絡で自分の情報のどこが漏れたかを確かめることになる。
10月28日の検知から11月2日の公表までの流れ
異常の検知から5日後に、会社は公表に踏み切った。
| 日付 | 会社の動き |
|---|---|
| 10月28日 | 外部クラウドの異常を検知し、 |
| 10月29日 | 漏えいしたファイルの一部に個人情報が入っていると確認 |
| 11月1日 | この日までに漏えいを確認した分を公表の対象に |
| 11月2日 | 個人情報保護委員会に速報を出し、 |
調査はまだ続く。会社は、新たに知らせるべき事実が分かれば速やかに公表するとしている。漏えいの対象が今後増えるかどうかは、現時点で分かっていない。
自分が対象か確かめるには 個別連絡とフリーダイヤル
対象かどうかを知る一番の手がかりは、会社から届く個別の連絡だ。サントリーホールディングスは11月2日から、漏えいの対象になった人への連絡を始めた。
問い合わせ用のフリーダイヤル(0120-050-310)も設けられた。受付は9時30分から17時までで、土日祝日と年末年始は休みだが、11月3日の祝日は受け付ける。たとえばマル・デ・シャインに2023年末時点で登録していた人や、2026年新卒採用のビジネス部門オープン選考に応募した人など、表の7区分に心当たりがあって連絡が届かず不安な人は、この窓口に問い合わせられる。
漏えいした情報の中心は氏名、メールアドレス、電話番号だ。サントリーを名乗るメールや電話を受けて本物かどうか迷ったときは、届いた文面に書かれた連絡先ではなく、会社が公表したこの窓口に問い合わせると確かめやすい。
決済情報は含まれず 会社のコメント
漏えいした情報に、クレジットカードなどの決済情報は含まれていない。現時点で、個人情報が不正に使われた事実も確認されていないという。
サントリーホールディングスは、次のようにコメントした。
「この度は、ご心配とご迷惑をおかけしますことを、心よりお詫び申し上げます。今回の事態を厳粛に受け止め、再発防止に取り組むとともに、セキュリティ対策の一層の強化に努めてまいります。」
飲料や食品、酒類を手がける大手だけに、従業員から新卒採用の応募者、宅配の利用者まで、関わる人の幅は広い。追加の発表で対象の範囲や問い合わせの方法が変わることもあり、最新の情報は会社の公式サイトのお知らせで確かめられる。
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[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]








































































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