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Ameba Ownd、12月24日でサービス終了 緊急メンテは閲覧のみ再開、データ移行と返金の日程

Ameba Ownd、12月24日でサービス終了 緊急メンテは閲覧のみ再開、データ移行と返金の日程

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

サイバーエージェントのサイト制作サービス「Ameba Ownd」が、2026年12月24日11時で終了する。10月22日から続いた緊急メンテナンスは、11月2日13時に閲覧機能だけ再開した。データの書き出しは11月中に始まり、プレミアムプランの対象の料金は申し込みなしで返金される。

Ameba Ownd終了の発表、緊急メンテナンスはいつまでだったのか

サイト制作サービスのAmeba Owndが、2026年12月24日(木)11時でサービスを終了する。運営元のサイバーエージェントが11月2日、公式ブログで発表し、公式Xでも告知した。2015年の開始以来、サイトの制作や運営、情報発信の場として使われてきたサービスで、11年あまりの歴史に区切りがつく。

公式によると、サービスの今後についてはかねてより検討を重ねていた。終了の判断については、次のように説明する。

「今回の事象を受けて改めて検討した結果、今後も皆さまの大切なデータを長期にわたり安全にお守りしながらサービスを提供し続けることは難しいと判断し、サービスを終了するという決断に至りました。」

緊急メンテナンスが始まったのは10月22日22時30分で、終了日は未定とされた。その間はサイトの閲覧や更新を含むすべての機能が止まり、持ち主だけでなく、サイトを見に来た人も内容を読めない状態が続く。

閲覧が戻ったのは11月2日13時。公式は「サイトの閲覧機能については安全性が確認できました」と説明しており、公式の日程に沿えば、見られない期間はおよそ10日半だった。

管理画面へのログインはいつから?閲覧のみ再開で今できること

11月2日13時からサービス終了までの間、使えるのは「サイトの閲覧機能のみ」となる。閲覧者は12月24日11時まで、サイトを見られる。

サイトの持ち主にとっては、ここからが難しい。公式の日程で管理画面へのログインが出てくるのは、11月中に始まるエクスポート機能の項目だ。その項目には、次のように書かれている。

「エクスポート機能の提供開始(管理画面へのログイン、コンテンツのエクスポート、サイトの削除のみ)」

記事の編集や更新、新しい投稿はこの3つに入っていない。エクスポート機能が始まったあとも、サイトの中身を書き換える機能は、公式の案内に挙がらなかった。

サイトの削除は、この3つのうちの1つ。登録した情報については、サービス終了後に運営側で「適切に削除」するとしている。終了後は閲覧とエクスポートを含むすべての機能が使えなくなり、データの復元もできない。

サイトの持ち主の側では、Xに移行を知らせる投稿が相次いだ。公式サイトに使っていた運営者は「サ終まで公式HPの更新ができない状況」と伝え、ワークショップの申し込みを受けていた運営者は、申し込んだ人にスクショなどでの保存を呼びかけている。

不満の声も出ている。X上のある投稿は、閲覧は再開したものの編集もエクスポートもまだできず、他社に移行できないと指摘し、「説明不足、移行期間が短すぎる、事業や売上にも影響が出てる等の声が多数」とまとめた。

サービス終了までの日程、12月24日11時が期限

公式が示した日程は次の4つだ。

日時内容
11月2日13時閲覧機能のみ再開とプレミアムプランの課金停止
11月中エクスポート機能の開始
12月24日11時サービス終了とエクスポート機能の終了
12月中返金処理の完了

データの保存と独自ドメインの設定変更は、どちらも12月24日11時が期限だ。11月中とされたエクスポート機能の開始日は、まだ示されていない。

データの保存と移行先はAmebaブログかWordPress

公式はページや記事、画像などのデータを書き出せるエクスポート機能を準備中だと説明する。保存の期限は12月24日11時までで、「データを毀損することがないよう、移行のサポートに努めてまいります」としている。

書き出したデータの移行先として公式が挙げたのは、AmebaブログとWordPressの2つ。Amebaブログの有料プランについては、Ameba Owndから移る利用者も快適に使えるよう準備を進めている段階となる。

エクスポートの方法などの詳細は、公式が「11月中に改めてご案内いたします」と予告した。手順は現時点で公表されていない。

独自ドメインはDNS変更が必要、Amebaブログでは使えない

独自ドメインでサイトを公開している場合は、データの保存とは別の作業が要る。公式は12月24日11時までに、契約中のドメイン管理会社でDNS設定を変更するよう求めており、終了後は独自ドメインでサイトを表示できなくなる。

Ameba Owndの公式ヘルプによると、変更するのはドメイン管理会社側で追加したCNAMEレコードだ。値を移行先のサービスが指定する内容へ書き換える流れで、「Ameba Ownd側での独自ドメインの解除操作は不要です」とされた。DNSの反映には24時間ほどかかる場合があり、移行先の準備が整ってから変更するよう案内している。

移行先を選ぶ前に確かめたい点もある。公式ヘルプには「Amebaブログでは、独自ドメインをご利用いただけません。」との記載があり、同じドメインを使い続けられるかどうかは移行先で変わってくる。

ドメインそのものの契約は「Ameba Owndのサービス終了後も継続します」と公式ヘルプは説明する。不要なら、更新や解約の手続きはドメイン管理会社で行う。同じドメインでメールを使っている場合は、MXレコードなどメール用の設定を変更したり削除したりしないよう注意を促している。11月2日以降、Ameba Owndで新たに独自ドメインを設定することはできない。

ショップ機能はBASEの設定変更で公開を続けられる

ショップ機能を使っている場合、連携済みのBASEアカウントでショップは引き続き利用できる。Ameba Owndの終了後も公開を続けるには、BASEの管理画面の「設定」から「ショップ情報」を開き、次の2点を確かめる必要がある。

  • 「ショップページ設定」の「カート機能のみを使用」にチェックが入っていれば外す
  • 「ショップ公開状況」の「公開する」にチェックが入っていることを確認する

注意点は公開のタイミングだ。「カート機能のみを使用」のチェックを外すと、その時点でBASEのショップページが公開される。公式はデザインなどを確認してから設定するよう案内しており、この設定を変えても現在の取引や注文には影響しないという。

プレミアムプランの料金は解約手続きも返金申し込みも不要

プレミアムプランの新たな課金は、11月2日13時以降発生しない。解約は運営が行うため、利用者の手続きは要らない。

返金の範囲は、プランと加入や更新の時期で分かれる。

プラン返金の内容
月間プラン10月1日以降に支払った料金を全額
年間プランで10月1日以降に加入か更新支払った料金を全額
年間プランで9月30日以前に加入か更新2026年10月分から次回更新月の前月分までを月割り

返金の申し込みは不要で、支払いに使ったクレジットカードへ12月中に返金される。カードの有効期限切れや解約などで返金できない場合は、個別に案内するとした。

10月22日の2つのお知らせ、影響なしから緊急メンテへ

サービス終了の発表までには、1日で内容が変わった2つのお知らせがあった。

10月21日、プログラミング言語PHPの重大な脆弱性(プログラムの弱点)が公表された。利用者からの問い合わせが相次ぎ、Ameba Owndは22日17時27分の公式ブログで「今回公表された脆弱性による影響はございません」と告知する。ショップ機能についても、BASE社のメンテナンスが同日8時に完了したと伝え、利用者の対応は不要とした。

関連記事:【PHP脆弱性パニック】「php2shell」とは 大手Webサービスが緊急メンテ、高市総理もコメントする事態に「何が起きてる?」「個人は何をするべきなの?」にわかりやすく解説

ところが同じ日の22時26分、公式ブログに緊急メンテナンスのお知らせが載る。

「その後、より安全にご利用いただくため、Ameba Owndで利用している他の技術も含めて改めて調査を行ったところ、Ameba Owndのシステムに対応が必要な脆弱性があることが判明いたしました。」

公式は「先のお知らせと異なるご報告となりましたことを、深くお詫び申し上げます」と謝罪し、4分後の22時30分にメンテナンスへ入った。このお知らせが挙げたのは「Ameba Owndのシステム」の脆弱性で、どの技術のどのような脆弱性なのかは書かれていない。

緊急メンテナンスの続報は公式Xで出た。10月23日には「Ameba Owndのシステムに判明した脆弱性への対応のため、週末も継続いたします」と告知する。26日には「今後1週間程度継続する見込み」とし、再開の時期や復旧の範囲は1週間以内に知らせると伝えた。どちらの投稿も、脆弱性の中身には触れていない。

被害については、緊急メンテナンスのお知らせの時点で「現時点で、本脆弱性を悪用した不正アクセスや、お客さま情報の流出などの被害は確認されておりません」と説明していた。11月2日のお知らせに、この点の続報は載っていない。同日に示された調査の結果は、閲覧機能の安全性が確認できたという内容にとどまる。

公式が今後の案内として予告しているのは、エクスポートの方法などの詳細で、時期は11月中とされている。

[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]

寄稿者

飯田タツヤ
時事ニュースを中心に、社会の動きから芸能・スポーツの話題まで幅広く書いているWebライターの飯田です。ライター歴は6年。心がけているのは、発表や報道で確認できたことと、まだ分かっていないことを分けて書くこと。「何が起きて、暮らしにどう関わるのか」を最初に整理しています。休日はラジオを流しながらの散歩とサウナ。

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