青森山田高等学校サッカー部、延長2-0で八戸学院野辺地西を下し県大会30年連続V 決勝の得点者と選手権の日程

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
第105回全国高校サッカー選手権青森県大会の決勝が11月1日にあり、青森山田高等学校が八戸学院野辺地西高等学校を延長の末に2-0で破った。前後半は0-0で、延長前半の2分間に2点を奪っての勝利。県大会は30連覇となり、30年連続32回目の全国大会出場を決めた。全国大会は12月28日に開幕し、組み合わせ抽選会は11月16日に行われる。
延長前半5分と7分、2分間の2得点で30連覇
決勝は11月1日正午、青森市のカクヒログループアスレチックスタジアムでキックオフした。両校の決勝での対戦は10年連続。互いにゴールを割れないまま前後半を終え、試合は延長戦に入った。
均衡が破れたのは延長前半5分だった。途中出場の北島京悟(2年)が、左サイドからの斉藤のクロスに頭で合わせて先制。その2分後の延長前半7分には石井が追加点を挙げ、青森山田が一気にリードを2点に広げた。
その後は八戸学院野辺地西の反撃を許さず、2-0の完封で逃げ切った。準々決勝からの3試合をすべて無失点で終えたことになる。
連続出場が始まったのは1997年度の第76回大会。そこから30年間、青森県代表の座を一度も譲っていない。通算32回目の出場は、それ以前の2回を加えた数字だ。
報道によると、北島は試合後、苦しい試合の中で自分が決めるという気持ちで、3年生の思いも背負ってプレーできたと話した。正木昌宣監督は、30連覇について簡単なことではなく、やればやるほど重みを感じながらここまで来たと語り、粘り強く守り続けた選手たちをたたえた。
青森山田の連続優勝は、同校OBの正木監督が高校1年生だった年から続いている。正木監督は2004年からコーチとしてチームを支え、2022年10月、前監督の黒田剛(現FC町田ゼルビア監督)からチームを引き継いだ。決勝を前に、正木監督はチームに関わってきたすべてのOBや関係者の思いを背負って30連覇を成し遂げたいと話していた。
八戸学院野辺地西は現校名で最後の選手権
敗れた八戸学院野辺地西高等学校は、青森県上北郡野辺地町にある私立校だ。素早い攻守の切り替えと両サイドからの攻撃を武器に、決勝まで4試合で23得点を挙げて勝ち上がってきた。県サッカー協会の公式トーナメント表によると、10月18日の初戦で東奥義塾を6-1、10月22日に三本木農業恵拓を2-0で下し、準々決勝では青森工業に9-0、準決勝では向陵に6-1と大差の勝利が続いた。4試合の失点はわずか2だった。
青森山田にとって、県内で最も手ごわい相手でもある。2025年夏の県高校総体(インターハイ県予選)決勝では、八戸学院野辺地西がPK戦の末に青森山田を破って初優勝。青森山田の県24連覇と、県内公式戦418連勝を止めた。この優勝で同校は初めてインターハイの全国大会に進んでいる。
それでも選手権の県大会では、青森山田の壁が厚い。2022年の決勝は延長後半8分に決勝点を奪われて1-2で敗れた。2025年の決勝では八戸学院野辺地西が先制しながら、青森山田に逆転を許している。2026年も延長戦の末に涙をのんだ。
同校は2027年4月に五戸町へ移転し、八戸学院ひばり野西高等学校に校名を変える予定で、今大会が現在の校名で戦う最後の選手権だった。三上晃監督は決勝を前に、この校名で戦う最後の選手権として、お世話になった野辺地町に少しでも良い結果を届けたいと話していた。現校名での初優勝は、あと一歩で届かなかった。
3試合18得点無失点、青森山田の勝ち上がり
県大会は10月17日に開幕し、35チームがトーナメントで争った。シードの青森山田は準々決勝から登場している。
| 回戦 | 日付 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 準々決勝 | 10月27日 | 弘前 | ○13-0 |
| 準決勝 | 10月29日 | 八戸学院光星 | ○3-0 |
| 決勝 | 11月1日 | 八戸学院野辺地西 | ○2-0(延長) |
初戦の弘前戦で13得点を挙げ、十和田市の高森山総合運動公園で行われた準決勝では八戸学院光星を3-0で下した。準決勝で2得点を決めたのがFW藤原優人で、前半29分にはヘディングシュートで2点目を挙げている。高円宮杯U-18プレミアリーグでも、藤原が得点した6試合でチームは負けていない。
3試合18得点の数字だけを見れば順当な勝ち上がりに映る。だが、最後の決勝は前後半で1点も奪えず、延長までもつれる我慢比べになったのだ。
決勝・準決勝で名前が報じられた選手
11月2日時点で、全国大会の登録メンバーは公表されていない。決勝や準決勝の報道で名前が出た選手は次のとおりだ。
| 選手 | 報じられた内容 |
|---|---|
| 北島京悟(2年) | 決勝の延長前半5分、 |
| 石井 | 決勝の延長前半7分に追加点 |
| 斉藤 | 北島の先制点につながる左からのクロス |
| FW藤原優人 | 準決勝の八戸学院光星戦で2得点 |
先制点の北島は2年生で、延長戦の勝負どころで結果を出した。主将や先発メンバーは、決勝の報道では伝えられていない。全国大会の登録メンバーは、大会の公式発表を待つことになる。
全国で4度の優勝、12月28日開幕の選手権へ
青森山田は全国選手権で4度の優勝を誇る。2016年度の第95回大会で初めて頂点に立ち、2018年度の第97回、2021年度の第100回でも優勝した。直近の優勝は2023年度の第102回大会で、2024年1月8日の決勝で近江(滋賀)を3-1で破った。正木監督にとっては、監督として初めて手にした選手権の優勝だった。
前回の第104回大会は、2025年12月29日の1回戦で初芝橋本(和歌山)に5-0で大勝した。だが、12月31日の2回戦で大津(熊本)に0-2で敗れ、千葉県のフクダ電子アリーナで大会を終えている。第102回大会以来、3大会ぶりの日本一を狙う舞台が、ここから始まる。
高校年代の最高峰リーグ、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTでは、日本サッカー協会の公式記録によると、10月18日の第18節を終えて9勝1分け8敗の勝ち点28。12チーム中6位につける。5位の前橋育英とは勝ち点で並び、得失点差で1つ下の順位にとどまる。首位の流通経済大学付属柏とは勝ち点12差がある。
シーズン前半の11試合は6勝1分け4敗と勝ち越したが、9月以降の7試合は3勝4敗と負けが先行する。10月10日の第17節では首位の流通経済大学付属柏を3-0で破った一方、続く10月18日の第18節は横浜FCユースに2-4で敗れた。残りは11月22日のベガルタ仙台ユース戦、11月29日の鹿島アントラーズユース戦、12月6日の東京ヴェルディユース戦、12月13日の川崎フロンターレU-18戦の4試合で、選手権の直前までリーグ戦が続く。
第105回全国高校サッカー選手権大会は、12月28日に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)での開会式と開幕戦で幕を開ける。決勝は2027年1月11日に同じ国立競技場で行われる。出場は46道府県の代表と東京都の代表2校を合わせた48チーム。試合は東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の計9会場で行われ、各地の予選決勝は11月15日まで続く。
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組み合わせ抽選会は11月16日。30年連続で全国の舞台に立つ青森山田は、初戦の相手が決まるのを待つ。
[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]








































































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