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生駒高校サッカー部、選手権奈良県予選で5連覇中の奈良育英を1-0撃破 7日の決勝で畝傍と対戦

生駒高校サッカー部、選手権奈良県予選で5連覇中の奈良育英を1-0撃破 7日の決勝で畝傍と対戦

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第105回全国高校サッカー選手権奈良県大会の準決勝が11月1日にあり、奈良県立生駒高等学校が、県大会5連覇中だった奈良育英高等学校を1-0で破った。奈良育英の6連覇はならなかった。生駒は11月7日の決勝で、法隆寺国際を3-2で退けた奈良県立畝傍高等学校と対戦し、勝てば初の選手権全国大会出場となる。

準決勝で奈良育英を完封、決勝は県立校同士に

準決勝2試合は、橿原市の鞄工房山本アスレチックフィールド橿原(県立橿原公苑陸上競技場)で行われた。11時05分開始の第1試合で畝傍が法隆寺国際に3-2で競り勝ち、13時30分開始の第2試合で生駒が奈良育英を1-0で下している。

生駒は奈良育英に得点を許さず、1点を守り切った。

試合勝者スコア敗者
準決勝第1試合(11時05分開始)畝傍3-2法隆寺国際
準決勝第2試合(13時30分開始)生駒1-0奈良育英

決勝は畝傍と生駒、ともに奈良県立の高校同士の顔合わせになった。奈良育英が決勝に進めなかったため、どちらが勝っても、奈良育英以外の学校が奈良県代表になるのは6大会ぶりだ。

大会は奈良県サッカー協会と奈良テレビ放送が主催し、10月4日に開幕した。奈良育英、生駒、畝傍の3校はいずれも3回戦から登場している。準決勝の2試合は、奈良テレビ放送が11時と13時25分からそれぞれ生中継した。主管は奈良県サッカー協会第2種委員会と奈良県高等学校体育連盟サッカー専門部で、読売新聞社と奈良県教育委員会が後援している。

奈良育英の「5連覇」は第100回大会から

奈良育英は第100回大会(2021年度)から第104回大会(2025年度)まで、奈良県大会を5大会続けて制してきた。2025年11月9日の第104回大会決勝では山辺に4-2で勝ち、5年連続18度目の全国大会出場を決めている。県大会の「5連覇」と全国大会の「5年連続出場」は、どちらも第100回から第104回までの同じ5大会を指す。

その全国大会では、1回戦で矢板中央(栃木)にPK戦で勝ち、12月31日の2回戦で大分鶴崎(大分)に0-1で敗れた。全国での勝利は第100回大会以来だった。

第105回大会でも奈良育英は勝ち上がる。3回戦で前回の決勝の相手だった山辺に1-0で勝ち、準々決勝では五條を4-2で退けた。19度目の全国を目指したチームを止めたのが、ここ数年、決勝で何度もぶつかってきた生駒だった。

奈良育英にとって、2026年度は県内で2度つまずく1年になった。6月のインターハイ奈良県予選では前回王者として決勝に進みながら、延長戦の末に畝傍に1-3で敗れている。夏も冬も、全国の切符を県内の公立校に阻まれた。

決勝で3度阻まれた相手に雪辱

生駒と奈良育英の因縁は深い。2023年11月12日の第102回大会決勝で、生駒は延長戦の末に1-2で敗れ、初の選手権出場を逃した。年が明けた2024年2月3日の奈良県高校新人大会決勝でも、延長戦で2点を奪われて1-3で屈している。

さらに2024年11月10日の第103回大会決勝も同じカードになった。前半だけで3点を失った生駒は後半に1点を返したものの、1-3で敗れた。約1年の間に、決勝で3度跳ね返された計算になる。

大会日付勝者スコア敗者
第102回選手権奈良県大会 決勝2023年11月12日奈良育英2-1(延長)生駒
奈良県高校新人大会 決勝2024年2月3日奈良育英3-1(延長)生駒
インターハイ奈良県予選 決勝2024年6月8日生駒2-0奈良育英
第103回選手権奈良県大会 決勝2024年11月10日奈良育英3-1生駒
第105回選手権奈良県大会 準決勝2026年11月1日生駒1-0奈良育英

その間に、一度だけ生駒が勝った決勝がある。2024年6月8日の全国高校総体(インターハイ)奈良県予選決勝で、生駒は奈良育英を2-0で破り、2大会ぶり2回目の全国大会出場を決めた。前線からの激しいプレスと粘り強い守りが、当時のチームの持ち味だった。2年前の2022年度にもインターハイ奈良県予選を制しており、夏の全国大会には2度出ている。

ただ、冬の選手権では最後の壁を越えられなかった。第105回大会の生駒は、3回戦で郡山に12-1と大勝すると、準々決勝は桜井に1-0、準決勝は奈良育英に1-0。2試合続けて1点を守り切り、3度目の選手権決勝へ進む。

決勝の相手・畝傍は今夏51年ぶりに全国へ

決勝で待つ畝傍は、2026年度のインターハイ奈良県予選を制したチームだ。6月6日、葛城市の新庄第一健民運動場で行われた決勝は、前半20分に奈良育英がPKで先制する展開だった。畝傍は後半に途中出場の選手のゴールで追いつき、1-1のまま延長へ。延長前半に主将がPKを決めて勝ち越し、延長後半にも1点を加えて3-1で勝った。2025年の同じ決勝では奈良育英に0-2で敗れており、1年越しの雪辱を果たしている。

インターハイ出場は1975年以来、51年ぶり。福島県で行われた全国大会では、7月25日の1回戦で鹿島学園(茨城)に1-4で敗れた。

畝傍は奈良県内有数の進学校として知られ、高市早苗首相の母校でもある。チームを率いるのは上間脩人監督だ。選手権の奈良県大会では、2025年の第104回大会準々決勝で山辺に1-2で敗れていた。1年で8強の壁を破り、決勝まで勝ち上がったことになる。

第105回大会では3回戦で奈良学園登美ヶ丘に11-0、準々決勝で一条に2-0、準決勝で法隆寺国際に3-2と勝ち進んだ。準決勝の相手の法隆寺国際は、2回戦で帝塚山に5-0、3回戦で香芝と0-0からのPK戦を3-2で制し、準々決勝でも橿原に2-0で勝ってきたチームだった。最後は1点差で振り切り、夏に続いて県の決勝へ駒を進めた。

だが、生駒との対戦成績を見ると、事情は少し変わる。

2025年2月1日の奈良県高校新人大会準決勝は1-1からのPK戦で畝傍が3-2で勝ち、2026年5月30日のインターハイ奈良県予選準決勝も畝傍が1-0で生駒を下した。ここ2年の公式戦では、どちらも1点差やPK戦の接戦で畝傍が勝っている。

春に1点差で敗れた相手に、生駒は決勝の舞台でどう挑むのか。

決勝は11月7日、奈良テレビが生中継

決勝は11月7日(土)、準決勝と同じ鞄工房山本アスレチックフィールド橿原で行われる予定だ。奈良テレビ放送が12時30分から生中継し、TVerとSPORTS BULLでも無料でライブ配信される。会場の橿原市は畝傍の地元で、生駒にとっては県北西部の生駒市から乗り込む一戦になる。

生駒にとって、勝てば初の選手権全国大会になる。2023年、2024年と決勝で届かなかった舞台に、3度目の決勝で手をかける。

畝傍が勝てば、夏のインターハイに続いて冬の選手権でも全国の舞台に立つ。年末年始の全国大会へ進むのは、ここ2年で接戦を重ねてきた県立校の一方だ。

[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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