羽生結弦 notte stellata 2027、3月12〜14日に宮城県利府町で開催 5年連続5回目の日程と会場を整理

※この記事には、商品・サービスの広告リンクが含まれています。
時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
プロフィギュアスケーターの羽生結弦(31)が座長を務めるアイスショー「羽生結弦 notte stellata 2027」の開催が決まった。日程は2027年3月12日(金)から14日(日)までの3日間で、会場は宮城県宮城郡利府町のセキスイハイムスーパーアリーナ(グランディ・21)。主催者が2026年10月9日に発表し、2023年の初開催から5年連続、5回目の開催となる。
2027年3月12〜14日、会場は5回続けてセキスイハイムスーパーアリーナ
公式サイトも10月9日付で開催決定のお知らせを載せた。主催は日本テレビ放送網とミヤギテレビで、企画とプロデュースは日本テレビの報道番組「news every.」が担う。公演時間は3日間とも約2時間の予定だ。
出演者として名前が出ているのは、10月10日時点で羽生だけ。ほかのキャストは11月17日以降、公式サイトで順次発表される。開演時間やチケットの販売方法も同じく11月中旬に明らかになる予定で、最速先行予約は2026年12月1日(火)の正午に受け付けが始まる。
日付にも特徴がある。初日の3月12日は、東日本大震災から16年となる2027年3月11日の翌日だ。これまでの4回は、3月7日から12日までのいずれかの3日間で開かれてきた。11日より後に初日を迎えるのは、5回目で初めてとなる。
過去4回の日程と会場、主な共演者
「5年連続5回目」を確かめるため、これまでの開催を表にまとめた。会場は5回とも同じアリーナで、日程はいずれも3月の3日間だった。
| 回 | 開催年 | 日程 | 会場 | 主な共演・ゲスト |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2023年 | 3月10日(金)〜12日(日) | セキスイハイムスーパーアリーナ | 内村航平(体操) |
| 第2回 | 2024年 | 3月8日(金)〜10日(日) | セキスイハイムスーパーアリーナ | 大地真央(俳優)、ハビエル・フェルナンデス |
| 第3回 | 2025年 | 3月7日(金)〜9日(日) | セキスイハイムスーパーアリーナ | 野村萬斎(狂言師) |
| 第4回 | 2026年 | 3月7日(土)〜9日(月) | セキスイハイムスーパーアリーナ | 東北ユースオーケストラ |
| 第5回 | 2027年 | 3月12日(金)〜14日(日) | セキスイハイムスーパーアリーナ | 11月17日以降に順次発表 |
初回の2023年は、羽生のプロ転向から約8か月後の3月10日に幕を開けた。体操で五輪2連覇の内村航平との共演が組まれ、鈴木明子や宮原知子らも氷に立った。3日目の12日が最終公演で、会期の中に震災の発生日である3月11日をはさんでいた。
2024年の第2回は3月8日に開幕した。本郷理華、鈴木明子、無良崇人、田中刑事、宮原知子、ジェイソン・ブラウンらに加え、競技時代から親交のあるハビエル・フェルナンデスが新たに出演。コラボレーションの相手には俳優の大地真央を迎えた。
第3回の2025年は、狂言師の野村萬斎がスペシャルゲストとなった。野村が主演した映画「陰陽師」の楽曲を使う「SEIMEI」は羽生の代表的なプログラムで、萬斎との共演はショーを立ち上げた当初から羽生が望んでいたものだという。狂言とフィギュアスケートを組み合わせた演目に、会場はどよめいた。
この2025年公演の模様は、映像作品「羽生結弦 notte stellata 2025」のBlu-rayとして2026年3月1日に発売されている。
2026年の第4回は、震災から15年の節目に開かれた。3月7日の初日は約6500人の観客を前に、宮城・岩手・福島の小学生から大学生までが所属する混成オーケストラ「東北ユースオーケストラ」と共演。震災の直後に音楽家の故坂本龍一さんの呼びかけで始まった、被災地の学校の楽器を点検・修理するプロジェクトから生まれた楽団で、羽生は坂本さんが作曲した「Happy End」の振り付けを自ら手がけた。震災で受けた傷の苦しみを表しながら「最終的には次があると思えるプログラムにした」と語っている。
出演者の顔ぶれは毎年少しずつ変わる。それでも、3月に宮城で開くという軸は一度も動かなかった。
「満天の星」の由来と、初回から変わらない思い
タイトルの「notte stellata(ノッテ・ステラータ)」は、イタリア語で「満天の星」や「星降る夜」を意味する。羽生が2018年の平昌五輪のエキシビションで滑ったプログラムの名前でもあり、ショーの名前はここからとられた。
由来は2011年3月11日にさかのぼる。地元の仙台で家族とともに被災した当時16歳の羽生は、停電で真っ暗になった街から夜空を見上げ、そこに広がる星空に希望を感じたという。その光景を、被災地から希望を届けるアイスショーの名前に重ねた。
5回目の開催に向け、羽生は主催者を通じてコメントを出した。「震災への思いや、そこからどのように立ち上がってどのような希望を届けていくのかという思いは初回と全く変わっていません」。さらに、自身が震災を経験し、各地の被災地に足を運んで多くの人の思いに触れてきたことに触れ、「たくさんの被害に遭われた方々、苦しい思いをされた方々に希望を発信したいと思っています」と続けた。
共演するスケーターについても言葉を寄せている。「僕ら自身が希望を持って滑っているアイスショーだと思っています」と切り出し、希望を届けるには滑る側が希望を感じなければならないと、時を重ねるごとに感じるようになったと明かした。スケーターそれぞれが違う種類の希望を持ち、それが輪になって観客に届いているという。
関連記事:羽生結弦、ハイアール・AQUA発表会でイナバウアー披露 家電愛語る「基本的にずっと家電屋さんに浸っていたい人間」
ショーは防災にも力を入れる。会場で売るオフィシャルグッズは防災グッズが中心で、地元や被災した地域のグルメ、物販のエリアも設ける。アイスショーを楽しみながら、震災や防災について考えるきっかけにしてほしいという狙いだ。
会場は宮城県利府町のグランディ・21
会場のセキスイハイムスーパーアリーナは、宮城県宮城郡利府町菅谷字舘にある宮城県総合運動公園(愛称・グランディ・21)の総合体育館。正式名は宮城県総合運動公園総合体育館で、セキスイハイムスーパーアリーナはネーミングライツによる呼び名だ。宮城県の資料によると、収容人員は固定席5,011人、可動席2,052人で、サブアリーナも備える。
仙台市出身の羽生にとって、利府町のアリーナは故郷・宮城の会場になる。2026年の公演を伝える報道でも、羽生は「仙台市出身のプロスケーター」と紹介され、宮城での開催が4年連続となったことが伝えられた。2027年で、その数字は5に伸びる。
出演者とチケットは11月中旬から順次発表
ここから先の日程は、公式サイトに沿って動く。11月中旬に開演時間、出演者、チケットの販売情報がまとめて示され、キャストは11月17日以降に順次公表される。チケットの最速先行予約は12月1日正午に始まる予定だ。
過去の出演者を見ると、鈴木明子や宮原知子、羽生の振り付けを手がけたシェイ=リーン・ボーン、スケートとフープを組み合わせるビオレッタ・アファナシバらは、2023年と2024年の両方で氷に立った。毎年おなじみの顔ぶれに、新しい仲間やゲストが加わってきた。2027年に誰が加わり、どんなスペシャルゲストが選ばれるかは、11月の発表で分かる。
震災から16年の春、5回目の「満天の星」が利府町のリンクに戻る。羽生はコメントの最後まで、届けたいものを「希望」という言葉で語っていた。
[文/構成 by スポーツライター 南條楓]










































































コメントはこちら