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八村塁、クリッパーズで先発し敵地レーカーズ戦で16得点 3点シュート3本、チームは今季初黒星

八村塁、クリッパーズで先発し敵地レーカーズ戦で16得点 3点シュート3本、チームは今季初黒星

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

NBAクリッパーズの八村塁(28)が現地23日(日本時間24日)、ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナで行われたレーカーズ戦に先発し、3点シュート3本を含む16得点、6リバウンドを記録した。今夏まで在籍した古巣との初対戦だった。チームは117-125で敗れ、開幕2戦目で今季初黒星となった。

先発で33分出場、前半だけで12得点

クリッパーズの先発は八村、ダリアス・ガーランド、クリス・ダン、デリック・ジョーンズJr.、アイザイア・ジャクソンの5人だった。場内で先発として名前を呼ばれると、八村には大きな歓声が送られた。

最初の得点は第1クォーター、残り6分47秒だった。ルカ・ドンチッチの上から3点シュートを沈め、古巣のファンの前で挨拶代わりの一本を決める。クリッパーズは31-27とリードして最初の12分を終えた。

第2クォーターに入ると、八村の手が止まらなくなる。残り8分33秒からオフェンスリバウンドを押し込むティップショット、得意のミドルシュート、フリーでの3点シュート、フリースローと続けて9点を加え、前半だけで12得点。チームでも2番目の数字で、試合は64-64の同点で折り返した。

後半も第3クォーター開始早々、右コーナーから3本目の3点シュートを決めた。最終成績は33分16秒の出場で16得点、6リバウンド、1アシスト、2スティール。フィールドゴールは14本中5本、3点シュートは6本中3本、フリースローは4本中3本を決めた。

一方で、ゴール下では相手の新しいセンターに手を焼いた。この夏にジャズからトレードで加わったセンターのウォーカー・ケスラーに何度もシュートをブロックされ、終盤には3点シュートを放った際の接触がファウルにならない場面もあった。前半の勢いを後半に持ち込めなかった理由の一つだろう。

第3クォーターに突き放され、26ターンオーバーが響く

流れが変わったのは第3クォーターの中盤だった。レーカーズは守備から一気に走り、このクォーターだけで39-26。103-90と13点差をつけて最後の12分に入った。

クリッパーズも黙ってはいない。ガーランドを中心に攻め直し、第4クォーター残り3分21秒には6点差まで迫った。だが、追い上げはそこまで。最後は117-125で振り切られた。

敗因ははっきりしている。チーム全体で26ものターンオーバーを犯し、司令塔のガーランドだけで9を数えた。ガーランドは26得点、6アシストとチーム最多の得点を挙げ、ベンチから出たブルック・ロペスもシュート9本中8本を決めて22得点。ジョーンズJr.が16得点、新人のケイトン・ワグラーが13得点と攻撃陣は数字を残したが、ボールを失う回数の多さが最後まで響いた。

レーカーズはオースティン・リーブスがシュート13本中10本を決めて28得点、9アシスト。ケスラーは22得点、8リバウンドに6ブロックを加えた。ドンチッチも23得点、7アシストを記録したが、ターンオーバーは11を数えた。両チームとも20以上のミスが出る荒れた展開を、レーカーズが制した。これで開幕2連勝、クリッパーズは1勝1敗となった。

古巣の映像に歓声、八村「前に進む時だった」

試合前から、この日の主役の一人は八村だった。レーカーズは第1クォーター最初のタイムアウトで、八村が過ごした4シーズンを振り返る映像を場内のスクリーンに流した。一方で、前半にシュートを決めた八村に「裏切り者!」と叫ぶファンもいたと報じられている。

八村は2023年1月、トレードでウィザーズからレーカーズに加わった。昨季2025-26シーズンはレギュラーシーズンで自己最多タイの68試合に出場し、3点シュート成功率44.3%はリーグ5位。プレーオフでは全10試合に先発して平均17.5得点、3点シュート成功率は56.9%と勝負どころで結果を残した。

それでも、この夏にフリーエージェントとなり、7月6日にクリッパーズ入りが発表された。契約は2年総額2800万ドル(約45億円)と報じられ、ほかにも複数の球団が条件を示していたとされる。9月の会見では移籍の理由として「選手をすごく大切にしてくれて、勝つことを重視しているとも耳にしていた。ロサンゼルスに残れることもプラス」と語っていた。

八村はこの日、レーカーズでの日々を「最高だった」と表現した。

「「素晴らしい時間を過ごした。もちろん寂しいけれど、前に進む時だった。今はクリッパーズで満足しているし、キャリアを伸ばし続けないといけない」」

かつての仲間も再会を喜んだ。リーブスは今週、「飛行機で隣に座っても、最初は話してくれなかった。そのあとは黙らせるのが大変だった。いいやつで、いい選手。寂しいよ」と打ち明けている。ドンチッチは試合後、「ルイは好きじゃない」と冗談めかしたうえで、「会えてうれしかった。俺の仲間だ」と笑顔を見せた。

新しいチームで迎える次の一戦

クリッパーズはこの夏、大きく姿を変えた。長くチームの顔だったカワイ・レナードは9月にトレードでラプターズへ移籍。八村は新天地で、自身も「自分もベテランの域に入っている。チームを引っ張っていかないといけない」と話す立場になった。

開幕戦は現地21日、本拠地インテュイット・ドームでキングスに121-96で快勝した。八村はクリッパーズでのデビュー戦で10得点、8リバウンド。ガーランドの30得点で一度もリードを許さない内容だったが、続く古巣との一戦で初めての黒星がついた。

次戦は現地25日(日本時間26日)、敵地で一昨季の王者サンダーと対戦する。レーカーズとは現地28日(日本時間29日)に再び顔を合わせ、今季4度予定される同じ街のライバル対決の2戦目となる。ケスラーに阻まれたゴール下で、八村がどう巻き返すか。5日後の再戦が、すぐにやってくる。

関連記事:八村塁、クリッパーズでプレシーズンのウォリアーズ戦に先発し両チーム最多21得点 河村勇輝は1得点、次戦ラプターズ戦は日本時間11日

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[文/構成 by スポーツライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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