菊花賞の前日最終オッズ、ロブチェンが単勝1.7倍の1番人気 三冠かかる一戦

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25日に京都競馬場で行われる第87回菊花賞(GⅠ、芝3000メートル)の前日最終オッズを、JRAが24日に発表した。皐月賞と日本ダービーを制したロブチェンが単勝1.7倍の1番人気で、ルメール騎乗のダノンヒストリーが4.1倍で続いた。単勝10倍を切ったのはこの2頭だけ。発走は25日15時40分で、ここに並ぶ数字は24日に発売された分の最終値であり、当日の発売が始まると変わっていく。
前日最終オッズ、ロブチェン1.7倍とダノンヒストリー4.1倍
24日に締め切られた前日発売分で、ロブチェン(牡3、栗東・杉山晴紀厩舎)は単勝1.7倍の支持を集めた。鞍上は春の二冠と同じ松山弘平で、枠順は4枠8番。2番人気のダノンヒストリー(牡3、美浦・堀宣行厩舎)はクリストフ・ルメールが乗り、夏の北海道で芝2600メートル戦を2連勝して臨む。
3番人気は武豊騎乗のゴーイントゥスカイで12.6倍。青葉賞の勝ち馬で、父は2020年の三冠馬コントレイルだ。4番人気には、9月のセントライト記念を12番人気で制したジャスティンシカゴが13.7倍で入った。5番人気以下は20倍台が3頭続き、残りの馬は40倍を超えている。
18頭の前日最終オッズは次のとおり。
| 馬番 | 馬名 | 騎手 | 単勝(前日最終) | 人気 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | エムズビギン | 岩田望来 | 41.6 | 8 |
| 2 | コンジェスタス | 西村淳也 | 25.1 | 7 |
| 3 | アウダーシア | 津村明秀 | 21.4 | 5 |
| 4 | ショウナンガルフ | 田山旺佑 | 226.7 | 18 |
| 5 | ジャスティンシカゴ | 原優介 | 13.7 | 4 |
| 6 | バステール | 川田将雅 | 43.6 | 9 |
| 7 | ラージアンサンブル | 坂井瑠星 | 142.1 | 16 |
| 8 | ロブチェン | 松山弘平 | 1.7 | 1 |
| 9 | ゴーイントゥスカイ | 武豊 | 12.6 | 3 |
| 10 | ダノンヒストリー | C.ルメール | 4.1 | 2 |
| 11 | アスクエジンバラ | 岩田康誠 | 24.9 | 6 |
| 12 | サノノグレーター | 田辺裕信 | 76.8 | 13 |
| 13 | キンググローリー | 丹内祐次 | 102.0 | 14 |
| 14 | マジョレルブルー | 戸崎圭太 | 46.6 | 10 |
| 15 | シートゥサミット | 酒井学 | 46.9 | 11 |
| 16 | ショウナンハヤナミ | 池添謙一 | 59.2 | 12 |
| 17 | チャリングクロス | 石川裕紀人 | 130.6 | 15 |
| 18 | ナリタエスペランサ | 北村友一 | 150.4 | 17 |
馬連も3連単も「ロブチェン絡み」が上位に並ぶ
単勝以外の券種でも、支持はロブチェンに集まった。馬連の1番人気は8番ロブチェンと10番ダノンヒストリーの組み合わせで3.9倍。10倍を切った馬連はこの1点だけで、上位2頭の力関係がそのまま数字に表れる。
馬単の1番人気も同じ並びの8→10で6.2倍。3連複は8・9・10の組み合わせが11.4倍、3連単は8→10→9の27.1倍が1番人気になった。
目を引くのは3連単の並び方だ。前日最終の時点で、3連単は104番人気までのすべての組み合わせにロブチェンが入っていた。ロブチェンを含まない組み合わせで最も低いのは10→5→9の380.7倍。3着以内にロブチェンが入る前提の買い目に、票が集中した。
近年の三冠馬の単勝と比べると、1.7倍は低くない数字
それでも、2005年以降の三冠馬と並べると1.7倍は高めに映る。菊花賞の最終的な単勝は、2005年のディープインパクトが1.0倍、2011年のオルフェーヴルが1.4倍、2020年のコントレイルが1.1倍だった。いずれも三冠を達成したレースで、ファンの支持はロブチェンより厚かった。1994年のナリタブライアンは、今年の前日最終と同じ1.7倍で三冠を決めている。
差が出た理由として、二つの点が考えられる。
ひとつは距離への見方だ。菊花賞の3000メートルは、多くの3歳馬にとって初めて走る長さになる。ロブチェンがこれまで走った最長距離はダービーと神戸新聞杯の2400メートルで、600メートルの延長に挑む。
もうひとつは天気。前日発売の時点で週末の京都には雨の予報が出ていて、25日朝にはJRAが京都の芝を稍重と発表した。馬場が悪くなると、力を出し切れない馬が出やすい。2600メートル戦を2連勝してきたダノンヒストリーには、4倍台の支持が集まった。
新馬からホープフル、春の二冠、神戸新聞杯まで5勝
ロブチェンはこれまで6戦5勝、3着1回。一度も馬券圏内を外していない。父ワールドプレミアは2019年の菊花賞を勝っており、父子での菊花賞制覇もかかる。
デビュー2戦目の2025年12月、ホープフルステークスで7番人気からGⅠを初めて勝った。3歳初戦の共同通信杯は3着に敗れたが、4月の皐月賞ではスタートから先頭に立ち、そのまま押し切って1冠目をつかむ。5月の日本ダービーは一転して中団から脚を伸ばし、2冠目を手にした。逃げても差しても勝てる。この器用さが、ロブチェンの強みだ。
秋初戦は9月21日の神戸新聞杯(阪神芝2400メートル)で、アルトラムスとの競り合いをハナ差でしのいだ。重賞は3連勝中で、GⅠ3勝を含む重賞4勝となった。レース後、杉山調教師は「負けるならこのパターンだろうなと思った。よく勝ってくれた」と話している。
松山と杉山調教師のコンビは、2020年にデアリングタクトで牝馬三冠を達成した。ロブチェンが勝てば、同じ騎手と調教師の組み合わせで牡馬と牝馬の両方の三冠を手にすることになる。
ルメールは菊花賞4連覇に挑む、ライバル勢の顔ぶれ
対抗の筆頭ダノンヒストリーに乗るルメールは、菊花賞で3年続けて勝っている。2023年のドゥレッツァ、2024年のアーバンシック、2025年のエネルジコと、京都の3000メートルで結果を残してきた。今年勝てば4連覇になる。
武豊のゴーイントゥスカイは、父コントレイルが三冠を決めた舞台に挑む。ジャスティンシカゴはセントライト記念で稍重の馬場をこなし、人気薄から重賞を勝った。ダービー3着のバステールには川田将雅が乗り、前日最終では9番人気の43.6倍と、春の実績に比べて評価を下げている。
ロブチェンの馬番8番は、菊花賞では22連敗中という数字もある。データが続くか、二冠馬が止めるか。15時40分の発走で答えが出る。
当日のオッズは変わる、発走は25日15時40分
前日最終オッズは、24日に発売された馬券だけで計算した数字だ。25日の発売が始まると当日分が加わり、締め切りまで数字は動き続ける。最終的なオッズは発売締め切り後に確定し、払戻金はその確定オッズで決まる。
レースは25日の京都11レースで、15時40分に発走する。勝てばロブチェンは2020年のコントレイル以来で、史上9頭目の牡馬クラシック三冠馬となる。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]











































































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