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中村心、マスターズGCレディース2日目は首位と2打差の8位 最終日25日に21歳の誕生日、初優勝なるか

中村心、マスターズGCレディース2日目は首位と2打差の8位 最終日25日に21歳の誕生日、初優勝なるか

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女子ゴルフのNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第2ラウンドが10月23日、兵庫県三木市のマスターズGCであり、初日首位タイの中村心(20)=ヤマエグループHD=は72で回った。通算6アンダーで、首位の永井花奈と2打差の単独8位。ツアー初優勝が懸かる最終日の25日は、21歳の誕生日だ。

2日目は1バーディー、1ボギーの72 首位と2打差の8位

首位タイで迎えた2日目、中村は1番からスタートした。前半の9ホールはすべてパーで、スコアは動かない。全組が後半に入った午後の中間速報の時点では、通算6アンダーの4位タイで上位を追っていた。

流れが止まったのは後半だった。パー5の12番でボギーをたたき、通算5アンダーに後退する。その後は13番から17番までパーを並べたものの、伸ばしきれない時間が続いた。

最後の18番(パー4)で、ようやくバーディーが来た。この日初めてのバーディーでスコアを戻し、72のイーブンパーでホールアウト。通算6アンダーの単独8位で、決勝ラウンドへ進んだ。

初日の66からは6打多くかかった。それでも首位とは2打差で、残りはまだ36ホールある。

首位は永井花奈、2位タイに佐久間朱莉ら6人が並ぶ

2日目を終えた上位は、混戦となった。単独首位に立ったのは、初日4アンダーの5位タイから出て68で回った永井花奈で、通算8アンダー。ラウンド中には一時、通算10アンダーまで伸ばしていた。永井は7月のミネベアミツミレディス北海道新聞カップで、9シーズンぶりとなるツアー2勝目を挙げている。

1打差の通算7アンダー、2位タイには6人が並ぶ。髙野愛姫と森井あやめ、今季のメルセデス・ランキング1位を走る桑木志帆、前週の富士通レディースを制した鈴木愛、68で回った金澤志奈、そして昨年大会の覇者・佐久間朱莉だ。昨年は通算25アンダー、2位に11打差をつけて勝った佐久間は、この日66をマークし、初日の通算1アンダーから一気に浮上した。

中村はその1打後ろにつける。初日に首位を分け合った小林光希は73とスコアを落とし、通算5アンダーで後退した。

大会は予選2日間、決勝2日間の4日間競技で、上位50位タイまでが決勝に進む。第3ラウンドは24日、最終ラウンドは25日に行われる。9月に米ツアーのウォルマートNWアーカンソー選手権で初優勝し、凱旋出場した西村優菜は72で通算2オーバーにとどまり、予選落ちした。今大会が日本での最後の試合となるアン・ソンジュは、カットラインの通算イーブンパーで予選を通過し、決勝ラウンドに進んだ。

初日は自身初の首位発進、目標の「5バーディー」を超えた

22日の第1ラウンド、中村は10番から出て6バーディー、ボギーなしの66で回った。ツアー未勝利の小林光希と並ぶ首位タイで、ツアーで首位発進したのは初めてだった。

11番は残り94ヤードを52度のウエッジで、13番は122ヤードの2打目で、どちらもピンまで約4メートルにつけてバーディーを奪った。フェアウェーは14回中11回をとらえ、パーオンを逃したのは3ホールだけ。パット数は27と、ショットとパットがかみ合った1日だった。

「きょうは5バーディを獲るのが目標だった。それがクリアできたのがうれしかった」。中村はラウンド後にそう話し、「ショットも良かったが、パットも入ってくれた」と手応えを口にした。

ランキング104位、来季の出場権を懸けた終盤戦

好スタートの裏で、今季は苦しいシーズンを送っている。開幕時の出場優先順位を決めるQTランキングは82位で、出られる試合は限られた。6月のニチレイレディスまでに出場した7試合のうち、予選落ちは5回あった。

数字も伸び悩む。パーオン率は63%で67位、パーオンしたホールの平均パット数は1.8223で52位と、ショットとパットの両方で苦戦が続いた。今大会前の時点で、年間ポイントのメルセデス・ランキングは104位。来季のシード権が得られる50位には遠く、大会前週は下部のステップ・アップ・ツアーで予選落ちしていた。

このままなら、来季の出場資格を得るために予選会(QT)へ回ることになる。ツアーで優勝すれば、その状況は一度に変わる。

6月からは、青木瀬令奈も指導を受ける大西翔太コーチに師事している。「今まではずっと1人で悩んで…って感じだったが、いろいろ相談できるのが大きい」。初日のラウンド後、中村はコーチとの取り組みについてそう語った。

2023年日本ジュニア女王、プロ2年目の20歳

中村は2005年10月25日生まれ、山口県出身。滋賀県高島市のECC学園高校を卒業した。2023年に日本ジュニアを制し、2024年のプロテストに2回目の挑戦で合格した。

プロ1年目の2025年4月、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンで3人によるプレーオフに進んだ。優勝した安田祐香に敗れて河本結と並ぶ2位タイとなったが、ツアー初優勝に最も近づいた試合だった。

マスターズGCレディースには苦い記憶もある。昨年大会は初日67で3位発進し、2日目も69で2位に浮上した。しかし3日目72、最終日75とスコアを落とし、16位で終えた。大会との相性を問われると、失速した昨年を振り返り「いろいろあったな」と口にした。

最終日25日は21歳の誕生日、史上10人目のバースデーVなるか

大会最終日の10月25日は、中村の21歳の誕生日にあたる。誕生日に優勝すれば、招待選手やアマチュアを含めて国内女子ツアー史上10人目。直近の例は、2019年のフジサンケイレディスクラシックを制した申ジエだ。

「自分へのプレゼントとして優勝ができたら本当に最高」。中村は初日のホールアウト後、そう話した。

2日目は思うようにスコアを伸ばせず、首位との差は2打に開いた。前には永井と、2位タイの6人がいる。それでも最後の18番でバーディーを取り、上位に残った。昨年は2日目の2位から崩れた大会で、今年は残り2日をどう戦うのか。20歳最後の1日となる24日の第3ラウンドが、誕生日の最終日へ向けた分かれ目になる。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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