卓球アジア選手権、日本男子団体は準決勝で韓国に1-3 1972年以来54年ぶりの金ならず

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ウズベキスタンのタシケントで開催中の第29回ITTF-ATTUアジア卓球選手権で10月22日、男子団体準決勝があり、日本は韓国に1-3で敗れた。日本がこの種目で最後に優勝したのは1972年の北京大会で、54年ぶりの金メダルには届かなかった。3位決定戦はないため、日本は銅メダルとなる。決勝は中国が韓国を3-0で下し、4大会連続の優勝を決めた。
日本男子は準決勝で韓国に1-3、勝ったのは張本智和の1試合
準決勝の舞台はタシケントの「オリンピック・タウン」。国際卓球連盟(ITTF)の公式記録によると、試合は現地時間10月22日の午前に始まった(日本時間は同日午後)。日本は1番に篠塚大登(東都観光バス)、2番に張本智和(トヨタ自動車)、3番に松島輝空(個人)を並べたが、韓国が4試合で勝負を決めた。
| 試合 | 日本 | スコア | 韓国 | 勝者 | ゲームスコア(日本から見た点数) |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1試合 | 篠塚大登 | 0-3 | カン・ドンス | 韓国(カン・ドンス) | 8-11、7-11、17-19 |
| 第2試合 | 張本智和 | 3-0 | パク・ガンヒョン | 日本(張本智和) | 14-12、11-9、11-6 |
| 第3試合 | 松島輝空 | 0-3 | パク・ギュヒョン | 韓国(パク・ギュヒョン) | 4-11、8-11、9-11 |
| 第4試合 | 張本智和 | 1-3 | カン・ドンス | 韓国(カン・ドンス) | 2-11、14-12、0-11、8-11 |
| 合計 | 日本 | 1-3 | 韓国 | 韓国が決勝へ | 第5試合は行わず |
流れを決めたのは、韓国の1番手カン・ドンスだった。篠塚との第1試合は第3ゲームがジュースにもつれ、17-19で落とした日本がストレート負け。2番の張本智和がパク・ガンヒョンを3-0で退けて1-1に戻したものの、3番の松島はパク・ギュヒョンに1ゲームも取れなかった。
後がなくなった第4試合で、張本は再びカン・ドンスと向き合う。第2ゲームを14-12で取って1-1としたが、第3ゲームは1点も奪えずに0-11。第4ゲームも8-11で落とし、日本の決勝進出は消えた。カン・ドンスは守備的なカット主戦型の選手で、報道では張本がそのカットを最後まで崩せなかったと伝えられている。
数字だけを見れば、番狂わせだった。大会時点のシングルスの世界ランキングでは、松島は1位、張本は3位、篠塚は20位に立つ。対する韓国はパク・ガンヒョンが46位、パク・ギュヒョンが80位、カン・ドンスは150位台にとどまる。
「54年ぶり」は1972年北京大会以来の優勝を指す
タイトルの「54年ぶり」は、日本男子が1972年の北京大会で男子団体を制して以来、この種目で頂点に立っていないことを意味する。北京大会はアジア卓球連合(ATTU)が主催する現在のアジア選手権の第1回にあたり、今大会が29回目となる。1972年から2026年まで数えると、ちょうど54年だ。
その後の日本男子は、この種目の優勝から遠ざかった。前回2025年のインド・ブバネーシュワル大会でも、準決勝で中国に2-0とリードしながら2-3で逆転負けし、銅メダルで終わっている。今大会は中国の王楚欽らがエントリーしておらず、日本は1972年以来の優勝を目指してタシケントに臨んでいた。
日本男子のメンバーは松島、張本智和、篠塚、戸上隼輔(井村屋グループ)、田中佑汰(ファースト)の5人。日本は準々決勝から登場し、10月21日のカザフスタン戦は3-2の接戦だった。第1試合で篠塚がキリル・ゲラシメンコに2-3で競り負け、第2試合で張本がイスケンデル・ハルキを3-0で退けて1-1としたが、第3試合で田中がアラン・クルマンガリエフに1-3で敗れて1-2と追い込まれる。ここから張本がゲラシメンコを3-1で破って並び、最後は篠塚がイスケンデル・ハルキを3-0で下した。張本はこの日2勝を挙げている。松島はこの準々決勝に出ていない。
関連記事:アジア卓球選手権2026、日程は10月19日〜25日 中国は王楚欽・孫穎莎らエントリーなし
約1カ月前は日本が3-0、立場が入れ替わった再戦
日韓の顔合わせは、わずか1カ月前にもあった。9月に愛知県で開かれた愛知・名古屋アジア競技大会の男子団体準決勝で、日本は韓国に3-0で勝っている。日本はその勢いのまま決勝で中国を3-2で破り、1966年のバンコク大会以来60年ぶりの金メダルを手にした。
ところが、タシケントの結果は逆になる。韓国の報道によると、今大会の韓国男子はアジア大会に出場したチャン・ウジンやイム・ジョンフンらを外した顔ぶれで、主力を欠く編成だった。その韓国が、アジア大会の金メダルチームを1-3で破った。韓国男子がアジア選手権の男子団体決勝に進んだのは、中国が出場しなかった2021年のドーハ大会以来、5年ぶりとなる。
韓国は準々決勝でもインドに3-0で勝ち上がってきた。この試合ではカン・ドンスは2番に入り、インドのマナフ・タッカルに2ゲームを先取されながら、そこから3ゲームを続けて取って逆転している。ITTFの公式記録では最終第5ゲームが11-9。勝負どころで粘る強さは、準決勝の前から表れていた。
日本にとって痛かったのは、エースの2人が計2敗した点だ。張本は2試合に出て1勝1敗、松島は1敗。チームとして奪ったのは張本の1勝だけだった。
決勝は中国が韓国に3-0、男子団体4大会連続の優勝
韓国が挑んだ決勝は、日本時間10月22日午後9時45分開始の予定で組まれた。中国は1番の周啓豪がカン・ドンスを3-1で破ると、林詩棟がパク・ギュヒョンに3-0、向鵬もパク・ガンヒョンに3-1で勝ち、ストレートで優勝を決める。中国の男子団体優勝は2023年、2024年、2025年に続いて4大会連続となった。もう一つの準決勝では、中国がチャイニーズタイペイに3-1で勝っていた。
3位決定戦は行われず、準決勝で敗れた日本とチャイニーズタイペイが銅メダルとなる。
個人戦は10月23日から本格化、25日まで続く
大会は10月25日まで続き、残りは男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの個人5種目となる。今大会は2027年世界卓球選手権(個人戦、カザフスタン・アスタナ)のアジア大陸予選会を兼ねていて、個人種目では翌年の世界卓球の出場枠も争う。
ITTFの公式日程では、10月23日に男子シングルスの64強の試合があり、松島、張本智和、篠塚、田中が出場を予定している。混合ダブルスでは松島/張本美和が準々決勝に進み、中国の袁励岑/王芸迪と対戦する組み合わせだ。男子ダブルスの張本智和/篠塚は、カザフスタンのゲラシメンコ/クルマンガリエフとの16強の試合に臨む。
団体戦で喫した1-3の敗戦から、松島と張本智和はすぐに個人戦へ向かう。アジア大会の金メダルから1カ月、日本男子の二枚看板がタシケントで立て直せるかが問われる。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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