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ラグビー日本代表、フィジー戦メンバー23人発表 リザーブの木原三四郎ら3人に初キャップ懸かる

ラグビー日本代表、フィジー戦メンバー23人発表 リザーブの木原三四郎ら3人に初キャップ懸かる

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日本ラグビーフットボール協会は10月22日、10月24日に東京・秩父宮ラグビー場で行うフィジー代表戦(14時50分キックオフ)の男子日本代表の試合登録メンバー23人を発表した。主将はLOワーナー・ディアンズとSH齋藤直人の共同キャプテン。リザーブに入ったPR木原三四郎、LOルアン・ボタ、CTB李智寿の3人は、出場すれば初キャップとなる。

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9月のPNC決勝に続く再戦、勝てば1994年以来の連勝

試合は「リポビタンDチャレンジカップ2026」として行われ、日本ラグビーフットボール協会の創立100周年記念試合を兼ねる。同じ日の18時30分からは女子日本代表とウェールズ代表の一戦もあり、男女とも白を基調にした100周年記念ジャージーで戦う。

フィジーとは9月19日、同じ秩父宮でぶつかったばかりだ。パシフィックネーションズカップ(PNC)の決勝で、日本は20-15で競り勝ち、2019年以来7年ぶりの優勝を手にした。後半にFLベン・ガンターのトライで逆転し、終盤に15-15と追いつかれたあと、途中出場のCTBサミソニ・トゥアのトライで勝ち越した。

その結果、対戦成績は日本の5勝17敗になった。日本がフィジーに2連勝したのは1994年5月の一度しかなく、10月24日に勝てば32年ぶり2度目の連勝となる。世界ランキングは日本が9位、フィジーが10位。9月の決勝を境に、両国の順位は入れ替わった。

テレビは日本テレビ系の全国ネットが14時30分から、BSのJ SPORTS 1が14時10分から生中継する。配信はHuluが14時30分から、J SPORTSオンデマンドが14時10分から。いずれも協会の発表と各局の番組表にもとづく時刻で、放送時間は変更になる場合がある。

先発15人とリザーブ8人の顔ぶれ

協会が発表した23人は次のとおり。所属は協会発表のチーム名、キャップ数は10月22日の発表時点の数字だ。

番号ポジション氏名所属キャップ
1PR紙森陽太クボタスピアーズ船橋・東京ベイ2
2HO原田衛東芝ブレイブルーパス武蔵19
3PR為房慶次朗クボタスピアーズ船橋・東京ベイ24
4LOジャック・コーネルセン埼玉パナソニックワイルドナイツ37
5LOワーナー・ディアンズ(共同主将)東芝ブレイブルーパス武蔵37
6FLベン・ガンター埼玉パナソニックワイルドナイツ25
7FL下川甲嗣東京サントリーサンゴリアス29
8No.8マキシ ファウルアクボタスピアーズ船橋・東京ベイ28
9SH齋藤直人(共同主将)東京サントリーサンゴリアス36
10SO伊藤龍之介明治大学8
11WTBイノケ・ブルアコベルコ神戸スティーラーズ3
12CTBチャーリー・ローレンス三菱重工相模原ダイナボアーズ9
13CTBサミソニ・トゥア浦安D-Rocks8
14WTB植田和磨コベルコ神戸スティーラーズ8
15FB松永拓朗東芝ブレイブルーパス武蔵11
16HO佐藤健次埼玉パナソニックワイルドナイツ12
17PR大塚壮二郎関西学院大学8
18PR木原三四郎東京サントリーサンゴリアス0
19LOルアン・ボタクボタスピアーズ船橋・東京ベイ0
20FWマイケル・ストーバーグ東芝ブレイブルーパス武蔵6
21FWエセイ・ハアンガナ浦安D-Rocks4
22SH藤原忍クボタスピアーズ船橋・東京ベイ21
23CTB李智寿朝鮮大学校0

先発の顔ぶれで目を引くのは、1番の紙森陽太(27)=クボタスピアーズ船橋・東京ベイ=の復帰だ。3番の為房慶次朗とともにコンディション不良から戻り、別府合宿で調整を重ねてきた。紙森は合宿中、「9月の対戦もスクラムで勝てていたと思うので継続してやっていきたい」と語っている。ディアンズも、8月のオーストラリア戦以来となる代表戦のピッチに立つ。

ハーフ団は齋藤と、明治大学4年の伊藤龍之介の組み合わせが9試合連続で先発する。3列目はガンター、下川甲嗣、マキシ ファウルア。9月の決勝でトライを挙げたガンターは、試合当日の10月24日が29歳の誕生日にあたる。決勝で途中出場から勝ち越しトライを決めたトゥアは、13番の先発に回った。

リザーブはFW6人、BK2人の構成をとった。先発15人のキャップ数を足すと284で、最も多いのはコーネルセンとディアンズの37だった。

初キャップが懸かる3人はどんな選手か

18番の木原三四郎(23)=東京サントリーサンゴリアス=は、右側のタイトヘッドを担うPRだ。福岡県福岡市の出身で、東福岡高等学校から専修大学へ進み、2025年にサンゴリアスへ入った。専修大学在学中の2025年1月にアーリーエントリーでチームに加わり、2025年3月2日のリーグワン、横浜キヤノンイーグルス戦でチームの公式戦に初出場している。クラブのプロフィールで「得意なプレー」に挙げるのはスクラム。4歳のとき、父親と兄の影響でラグビーを始めたという。

専修大学は木原が1年生のときに関東大学リーグ戦の2部へ落ちた。木原はサンゴリアス加入直後のクラブのインタビューで「2部だとリクルーターの人が見ることも少なくなりますし、そこで地道にやってきました」と明かしている。

19番のルアン・ボタ(34)=クボタスピアーズ船橋・東京ベイ=は、南アフリカ出身のLOだ。身長205cmは23人で最も高い。生年月日は1992年1月10日で、メンバーの中では最年長になる。リザーブのFWには、同じく長身のマイケル・ストーバーグ(202cm)とエセイ・ハアンガナ(198cm)も控える。

23番の李智寿(21)=朝鮮大学校=は、関東大学リーグ戦2部に所属する朝鮮大学校ラグビー部の4年生で主将を務める。兵庫県尼崎市の出身で、大阪朝鮮高級学校を経て朝鮮大学校へ進んだ。2025年にはU23日本代表とセブンズ日本代表に選ばれ、2026年もU23日本代表に名を連ねている。

順調な歩みばかりではなかった。6月27日のマオリ・オールブラックス戦で、李は「JAPAN XV」の12番として先発した。だが試合中に左ひざを痛め、代表活動から離れていた。

23人のうち、大学に在籍する選手は李、伊藤、関西学院大学4年の大塚壮二郎の3人になる。

別府合宿の36人から23人へ、リーチは選外

日本代表は10月11日から大分県別府市で合宿を張り、FW19人、BK17人の計36人が参加した。そこから絞り込まれたのが23人だ。合宿で初めて代表に入ったSO北原璃久、アジア競技大会の7人制で銅メダルを手にしたWTB時任凜空は、23人には入らなかった。

FLリーチ マイケルは、別府合宿の段階からメンバーにいない。協会は合宿メンバーの発表で「コンディション都合」により選考の対象外としており、日本代表の永友洋司チームディレクターは10月14日、取材に対してケガが理由だと説明していた。リーチの通算キャップは97で、大野均の持つ日本歴代最多の98まであと1に迫っている。

関連記事:リーチ マイケル、日本代表選外の理由はケガ 11月欧州遠征も永友TD「ちょっと間に合わないかもしれない」、97キャップで日本最多まであと1

エディー・ジョーンズHC「秋の5試合はW杯の予行演習」

指揮を執るエディー・ジョーンズHCは、別府合宿初日のミーティングで「秋の5試合はワールドカップの予行演習だ」と選手に伝えたという。2027年のワールドカップはオーストラリアで10月1日に開幕し、残りは1年を切った。フィジー戦を皮切りに、日本は11月に欧州へ渡る。7日にウェールズ、14日にイングランド、21日にスコットランドと戦い、27日から29日のいずれかにもう1試合が組まれる。

ジョーンズHCは10月5日、協会の100周年記念フォーラムで「今、私たちのチームがターゲットにしているのは来年のワールドカップです」と語った。7月のネーションズチャンピオンシップではイタリアを27-10で下し、9月にはフィジーからも白星を奪った。いずれも世界ランキングで日本を上回る相手からの白星だった。

共同主将の齋藤は合宿中、「とにかくフィジー代表に勝ちたいですし、勝たなければならない。2連勝して、自信を持って欧州に行けたら大きいですね」と話した。もう一人の主将ディアンズは、PNCで手応えをつかんだラインアウトやモールの精度を高めることに力を入れていると明かしている。

迎え撃つフィジーは、10月13日にジェイク・ホワイトHCが就任したばかりだ。2007年のワールドカップで南アフリカを優勝に導き、日本のトヨタヴェルブリッツでも指揮を執った名将にとって、10月24日はフィジーを率いての初陣になる。先発は9月の決勝から6人が入れ替わった。

新しい指揮官を迎えて雪辱を狙う相手に、日本はスクラムとラインアウトで主導権を握れるか。リザーブの3人がピッチに立つかどうかは、その試合展開にも左右される。木原、ボタ、李のうち何人が初キャップを手にするのか。秩父宮のキックオフは10月24日14時50分だ。

[文/構成 by スポーツライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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