加藤未唯組、ジャパンオープン2026女子ダブルスは4強 準決勝でチェコペアに逆転負け

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女子テニスの木下グループジャパンオープン(WTA250、大阪市・モリタテニスセンター靱)で、加藤未唯(31)=ザイマックスグループ=とチャン・ハオチン(33)=台湾=の第2シード組が4強入りした。10月21日の準々決勝で、ワイルドカード出場の小堀桃子/清水綾乃組に6-3、6-7(5)、[11-9]で勝利。8本目のマッチポイントで決着をつけた。翌22日の準決勝はチェコのペアに逆転で敗れ、決勝には届かなかった。
8本目のマッチポイントで日本勢対決を制した準々決勝
準々決勝は10月21日にあった。相手は小堀桃子(28)=橋本総業ホールディングス=と清水綾乃(28)=Team LB=の日本ペアで、主催者推薦のワイルドカードで本戦に入った2人だ。加藤にとっては1回戦の穂積絵莉=日本住宅ローン=/アンドレア・クレパーチ(スロベニア)組に続き、2試合続けて日本勢と戦う組み合わせになった。
第1セットは互いにサービスゲームを守り合う展開で進む。3-3から加藤/チャン組が3ゲームを続けて取り、第8ゲームのブレークをきっかけに6-3で先取した。
流れが変わったのは第2セットだった。両ペアが2度ずつブレークを奪い合い、加藤/チャン組は3-2と5-4の場面で自分たちのサービスゲームを落とす。タイブレークも5-7で失い、セットカウントは1-1となった。
勝負は10ポイント先取のマッチタイブレークに持ち込まれた。小堀/清水組も粘り、スコアは10点を超えて競り合いが続く。最後は加藤/チャン組がこの試合8本目のマッチポイントを生かし、11-9で振り切った。試合時間は1時間56分。
小堀/清水組は10月19日の1回戦で、二宮真琴=エディオン=とリュドミラ・キチェノク(ウクライナ)の組に6-4、6-3で勝って勝ち上がっていた。ワイルドカードの日本ペアが第2シードをあと一歩まで追い詰めた一戦だった。
2人はこの大会と相性がいい。2025年の大阪でも1回戦で第1シードの青山修子/クリスティナ・ブクサ(スペイン)組を7-5、3-6、[10-5]で破り、準々決勝まで進んだ。2年続けての8強で、今年は第2シードを相手に最後の1ポイントまで食い下がった。
準決勝は第1セットを先取しながら逆転負け
準決勝は10月22日に行われ、相手はジェシカ・マレチコバ/ミリアム・シュコフ(ともにチェコ)組だった。チェコのペアは準々決勝でクレア・リュー(アメリカ)/ケイトリン・ケベド(スペイン)組を6-3、6-7(5)、[10-8]で下して勝ち上がっていた。
序盤は加藤/チャン組のペースだった。1-2から5ゲームを続けて取り、2度のブレークで第1セットを6-2で先取する。第2セットも2-2から先にブレークし、リードを奪った。
ところが、ここから2度続けてサービスゲームを落とし、3-6で第2セットを取り返される。マッチタイブレークでは中盤に5ポイントを続けて失って2-7とリードを広げられ、そのまま5-10で敗れた。チェコのペアは最初のマッチポイントで勝負を決めている。試合時間は1時間24分だった。
WTAが公表しているこの大会の配分では、ダブルスで4強のペアには98ポイントと賞金4390ドルが入る。加藤/チャン組は決勝進出を逃したものの、第2シードとして準決勝まで勝ち進んだ。勝てば決勝に進み、この組み合わせでの今季3つ目のタイトルをかけて戦えるところだった。
加藤未唯組のジャパンオープン2026の結果
ダブルスは16組によるトーナメントで、1回戦の次が準々決勝となる。加藤/チャン組の試合結果は次のとおり。
| ラウンド | 対戦相手 | 勝者 | スコア(加藤/チャン組から見た順) |
|---|---|---|---|
| 1回戦 | 穂積絵莉/アンドレア・クレパーチ組 | 加藤/チャン組 | 6-4、6-4 |
| 準々決勝(10月21日) | 小堀桃子/清水綾乃組 | 加藤/チャン組 | 6-3、6-7(5)、[11-9] |
| 準決勝(10月22日) | マレチコバ/シュコフ組 | マレチコバ/シュコフ組 | 6-2、3-6、[5-10] |
3試合のうち2試合がマッチタイブレークまでもつれた。準決勝で敗れた相手のチェコのペアも、準々決勝をマッチタイブレークで勝ち上がってきた組だった。
台湾のチャン・ハオチンと組んで今季2勝
加藤とチャンのペアは、3月に米国オースティンのWTA125大会で初めて優勝すると、7月のアテネ(WTA250)ではツアー大会で初のタイトルを手にした。アテネでは第1シードとして出場し、決勝をマッチタイブレークの末に制している。チャンにとっては、2024年4月のシュツットガルト以来となるツアーのダブルス優勝だった。
加藤はダブルスを主戦場に戦ってきた選手だ。2023年の全仏オープンでは、女子ダブルスの試合中に打ったボールがボールパーソンに当たり失格となった。その騒動のさなかに、ティム・プッツ(ドイツ)と組んだ混合ダブルスで勝ち進んで優勝し、四大大会で初めてのタイトルを手にした。大阪の大会には2025年もハンガリーのファニー・シュトラーと組んで第3シードで出場したが、1回戦でストーム・ハンター(オーストラリア)/デザレー・クラウチック(アメリカ)組に3-6、5-7で敗れている。パートナーを替えた1年後、4強まで勝ち上がった。
チャンはツアーのダブルスでタイトルを重ねてきたベテランで、アテネの優勝は通算22勝目となった。アテネの決勝でマイア・ラムズデン(イギリス)/タン・チェンフイ(中国)組を7-6(3)、4-6、[10-7]で破ったように、このペアはマッチタイブレークでの勝負強さを持つ。大阪でも準々決勝はその強みが出たが、準決勝では最後に競り負けた。
内島萌夏らほかの日本勢と、残る決勝の行方
ダブルスにはほかにも日本勢が出場していた。内島萌夏は本玉真唯と組んだが、10月19日の1回戦で台湾のリー・ヤーシン/ウー・ファンシェン組に3-6、3-6で敗れた。シングルスで内島は1回戦で柴原瑛菜に勝ったが、10月22日の2回戦で予選から勝ち上がったメアリー・ストイアナ(アメリカ)に2-6、6-2、3-6で敗れた。
関連記事:内島萌夏、ジャパンオープン1回戦で柴原瑛菜に勝ち3年ぶり初戦突破 2回戦はストイアナと対戦
二宮真琴とキチェノクの組、穂積とクレパーチの組はいずれも1回戦で姿を消し、日本人選手が入ったペアで準決勝まで進んだのは加藤/チャン組だけだった。
決勝に進んだマレチコバ/シュコフ組の相手は、第1シードのストーム・ハンター(オーストラリア)/ジャニス・チェン(インドネシア)組と、イザベル・ハベラグ(オランダ)/リリー・タガー(オーストリア)組による準決勝の勝者に決まる。この準決勝は10月23日に組まれており、大会公式の日程では女子ダブルス決勝は10月24日に予定されている。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]
















































































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