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伊藤あおい、武漢オープン1回戦で敗退 予選2勝で本戦入りもジャニス・チェンに3-6、1-6

伊藤あおい、武漢オープン1回戦で敗退 予選2勝で本戦入りもジャニス・チェンに3-6、1-6

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

女子テニスの武漢オープン(WTA1000、中国・武漢)で12日、予選から勝ち上がった伊藤あおいがシングルス1回戦でジャニス・チェン(インドネシア)に3-6、1-6で敗れた。予選ではアリシア・パークス、マグダレナ・フレッヒと世界トップ100の2人を連破して本戦に入ったが、今季の本戦初白星には届かなかった。チェンとの対戦成績は0勝2敗となった。

3-3から8ゲーム連取され、初戦で姿を消す

Dongfeng Voyah武漢オープンは中国・湖北省武漢のハードコートで10月12日から18日まで開かれているWTA1000の大会だ。初出場の伊藤あおい(22)=SBCメディカルグループ=は大会初日の12日、1回戦で世界ランキング47位のジャニス・チェン(24)=インドネシア=と対戦し、3-6、1-6のストレートで敗れた。

第1セットは競り合いで始まる。伊藤は1-2、2-3と先にブレークされても、そのたびにブレークし返して3-3に追いついた。

流れが変わったのはここからだった。チェンが3-3から一気に8ゲームを連取し、第1セットを6-3で奪うと、第2セットも0-5までリードを広げる。伊藤はブレークポイントを握る場面もあったが、取り返せないまま試合は進み、最後はチェンが自分のサービスゲームをキープして締めくくった。試合時間は1時間あまり。

勝ったチェンは2回戦で、第14シードのエリース・メルテンス(ベルギー)とダリア・スニグル(ウクライナ)の勝者と対戦する。

予選ではトップ100の2人を連破

本戦までの道のりは明るい材料だった。予選開始時点の世界ランキング(9月28日付)で361位の伊藤は予選から出場し、10日の予選1回戦で第10シードのアリシア・パークス(アメリカ、70位)に6-4、6-1で勝利。11日の予選決勝では第3シードのマグダレナ・フレッヒ(ポーランド、48位)を7-6(3)、6-4で破った。

フレッヒ戦は2時間9分の熱戦となった。第1セットは第1ゲームでいきなりブレークを許したものの、第10ゲームで相手のセットポイントをしのいでブレークバックし、タイブレークを7-3で制する。第2セットはサービスゲームを2度落としながら、リターンゲームで3度ブレークして押し切った。

ランキングで300位前後も上の選手を2日続けて退けての本戦入りは、今季6度目のツアー本戦となり、WTA1000に限れば3度目だった。予選のこの山には、日本の内島萌夏=安藤証券=も入っていた。内島は1回戦でフレッヒと対戦し、4-6、1-4の場面で途中棄権。勝ち進んでいれば予選決勝で伊藤との日本人対決になる位置だった。

チェンには昨年の全米予選に続く2連敗

チェンとの対戦は2度目だった。前回は2025年8月の全米オープン予選で、このときもチェンが6-1、6-2で勝っている。対戦成績はチェンの2勝0敗となった。

チェンは2025年に大きく飛躍した選手だ。同年11月のチェンナイ・オープン(WTA250)でツアー初優勝を果たし、インドネシアの女子選手としては2002年のアンジェリク・ウィジャヤ以来となるツアー優勝を飾った。今年8月24日付で自己最高の35位まで順位を上げている。

格上の相手に対し、伊藤は第1セット中盤まで互角に渡り合った。それだけに、3-3からの8ゲーム連続失点が重くのしかかった。

けがからの復帰シーズン、本戦初白星はまだ

伊藤にとって今季は立て直しの1年となっている。腰のけがで戦列を離れ、3月に復帰。ウィンブルドンと全米オープンはいずれも本戦1回戦で敗れ、直前の週に北京で行われたチャイナ・オープン(WTA1000)でも1回戦でキンバリー・ビレル(オーストラリア)にストレートで敗れた。ツアー本戦での勝利は今季まだない。

昨季の伊藤は勢いに乗っていた。2025年1月のキャンベラ国際(WTA125)で優勝し、7月のナショナル・バンク・オープン(WTA1000、モントリオール)では予選から勝ち上がって当時世界9位のジャスミン・パオリーニ(イタリア)を2-6、7-5、7-6で破った。パオリーニにマッチポイントを握られながらの逆転勝ちだった。8月18日付で自己最高の82位に達している。

愛知県出身の22歳は、緩いボールを織り交ぜて相手のリズムを崩す独特のプレースタイルで知られる。武漢の予選で見せた2連勝は、トップ100の選手を相手にもその持ち味が通じることを示した。

次はランキングの立て直しへ

12日付のランキングは前回の361位から17上げて344位。昨季の自己最高82位とはまだ大きな開きがある。武漢の予選2勝で得たポイントは次回以降のランキングに加わるが、本戦での白星は持ち越しとなった。

シーズンは残り数週間となる。予選からの勝ち上がりを重ね、本戦での1勝をいつつかむか。トップ100の選手を連破した武漢の予選は、その足がかりになる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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