大坂なおみ、東レ1回戦でパオリーニに勝利 衣装は鶴の柄の青いガウン、2回戦はポハンコバ

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4年ぶりの東レでパオリーニを1時間37分で下す
女子テニスの東レ パン パシフィック オープン(WTA500)は10月27日、東京・有明コロシアムでシングルス1回戦を行い、第7シードの大坂なおみが元世界4位のジャスミン・パオリーニ(イタリア)に6-3、7-6でストレート勝ちした。入場では鶴の柄をあしらった青い着物風のガウンを披露。2回戦では18歳のミア・ポハンコバ(スロバキア)と対戦する。
大坂なおみ(29)=フリー=が10月27日、東レ パン パシフィック オープンテニスのシングルス1回戦に登場し、ジャスミン・パオリーニ(30)をセットカウント2-0で破った。スコアは6-3、7-6(タイブレーク7-4)。試合時間は1時間37分だった。
この大会への出場は2022年以来、4年ぶりとなる。会場は東京都江東区の有明コロシアムと有明テニスの森公園テニスコートで、大坂はセンターコートの有明コロシアムで戦った。
世界ランキングはWTAが10月26日付で発表したもので、大坂が18位、パオリーニが35位。数字の上では大坂が上だが、パオリーニは2024年に世界4位まで上がった実力者で、過去の対戦では2025年3月のマイアミ・オープン4回戦で大坂がフルセットの末に敗れていた。通算成績はこの勝利で1勝1敗となった。
パオリーニは2024年の全仏オープンとウィンブルドンでいずれも準優勝し、2024年のパリ五輪ではサラ・エラーニと組んだダブルスで金メダルを手にした。この大会でもエラーニとのペアでダブルスに出場していて、大会公式の試合順では10月28日に初戦を迎える。
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第1セットは大坂のサーブが主導権を握った。相手の最初のサービスゲームをブレークして3-0とリードすると、そこから3ゲームを続けて取られて3-3に並ばれる。それでも第7ゲームをジュースの末にキープし、続く第8ゲームでフォアハンドのダウン・ザ・ラインを決めて再びブレーク。そのまま6-3で先取した。
第2セットは互いにサービスゲームを1度ずつ落とす展開となった。大坂は第5ゲームでこのセット初めてのブレークに成功したが、パオリーニがすぐにブレークバック。5-6で迎えた自分のサービスゲームでは0-40とされ、3本続けてセットポイントを握られた。
ここからが勝負どころだった。
大坂は5ポイントを連取してこのゲームを守り、タイブレークへ持ち込む。タイブレークは7-4で制し、ストレートで2回戦への切符をつかんだ。ブレークの数は大坂の3回に対し、パオリーニは2回。サービスエースは7本を数えた。
鶴の柄の青いガウン、母の故郷・北海道に重ねて
試合と同じくらい観客の目を引いたのが、入場時の衣装だった。大坂は青い生地に白い鶴の柄を刺しゅうし、白いフリルを合わせた着物風のガウン姿でコートに現れた。袖は着物のように長く、WTAの公式サイトは青と白の「ケープ」と紹介している。
鶴を選んだ理由について、大坂は母の出身地である北海道にちなんだと説明した。日本には動物ごとに意味を込める文化があり、鶴が表すものに引かれたという。日本での試合には里帰りのような感覚もあり、ここでも何か特別なことをしたかったとも明かしている。
デザインを手がけたのは、東京を拠点に活動するデザイナーの八木華だ。2026年7月のウィンブルドンで大坂が着た振袖に着想を得た白い衣装も八木の作品で、大坂は同じデザイナーと再び組めたことを喜んだ。
大坂の入場衣装は、四大大会のたびに話題になる。ウィンブルドンで日本の振袖を取り入れた流れを、日本開催の大会で鶴の柄へつなげた。
落ち着きを口にした大坂、長女も支えに
試合後、大坂は強い球を打つという自分の長所を出しながら、ミスを減らすことを意識したと話した。第2セット終盤の0-40をしのいだ場面にも、その考え方が表れる。
4年前、2年前と比べて、気持ちの面でも変化があるという。以前はストレスを抱えていたと認めたうえで、今はとても落ち着いている自分がいると語った。
大坂は2023年に長女を出産し、2024年1月にツアーへ戻った。テニスを仕事として受け止めながら楽しめていると話し、長女が自分に良いバランスをもたらしていると明かした。有明は2021年の東京五輪でもプレーした場所で、ここへ戻ってくることには故郷に帰るような大きな意味があったという。
この大会と大坂の縁は深い。
| 年 | 東レ パン パシフィック オープンでの成績 |
|---|---|
| 2016年 | 準優勝 |
| 2018年 | 準優勝 |
| 2019年 | 優勝 |
2019年の優勝以来、7年ぶりのタイトルを狙う大会で、まずは最初の関門を越えた。2026年の大坂は、6月のバート・ホンブルク・オープン(WTA500)で芝のツアー大会として初めて決勝に進み、7月のウィンブルドンでは当時世界1位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)にストレート勝ちして自身初のベスト8に入っている。
一方で、11月21日と22日に同じ有明コロシアムで行われる国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)プレーオフの日本対アルゼンチンは、アキレス腱の状態を理由に出場を見送った。
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2回戦の相手は18歳のポハンコバ
2回戦で大坂とぶつかるのは、ワイルドカード(主催者推薦)で本戦に入ったミア・ポハンコバ(18)=スロバキア=だ。10月26日付の世界ランキングは144位。2025年のウィンブルドン女子ジュニアのシングルスで優勝した経歴を持つ。
ポハンコバは1回戦で、予選から勝ち上がったテレザ・バレントバ(チェコ)を6-1、6-4で退けた。10代同士の対戦を1時間10分で終わらせている。WTAによると、世界ランキングでトップ20に入る選手と対戦するのは、大坂が初めてになる。
勝てば準々決勝で、第3シードのディアナ・シュナイデルと予選勝者のアリャクサンドラ・サスノビッチの勝者と当たる。
2回戦の日時は決まっていない。大会公式が10月27日夕方に発表した10月28日のオーダーオブプレー(試合順)に大坂の試合は入っておらず、2回戦は10月29日以降に組まれる。
同じ日には日本勢の明暗も分かれた。主催者推薦で出場した坂詰姫野はレイラ・フェルナンデス(カナダ)に2-6、4-6で敗れ、10月26日には内島萌夏も第5シードのエリース・メルテンス(ベルギー)に4-6、2-6で敗退。シングルスの日本勢で勝ち残るのは大坂だけになった。
第1シードには世界1位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)が入り、決勝は11月1日に行われる。大会はWOWOWが10月26日から連日生中継している。
[文/構成 by スポーツ担当ライター TAKU]












































































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