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ポスティングでのメジャー挑戦を球団に容認された阪神・佐藤輝明が10月21日、球団施設での代表取材でファンへの感謝を語り、甲子園の大歓声を「世界一」と表現した。申請は11月1日から可能。今季の三冠王の成績と、球団が容認に至った経緯をまとめた。

ゴゴスマ、松本明子が舞台『Mother』出演で欠席 中山秀征が「私がバーターで来ました」

ゴゴスマ、松本明子が舞台『Mother』出演で欠席 中山秀征が「私がバーターで来ました」

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

10月21日放送のCBC・TBS系『ゴゴスマ~GO GO!Smile!~』で、水曜レギュラーの松本明子(60)が舞台『Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~』出演のため欠席した。代わりに座ったのは同じ事務所の中山秀征(59)。番組冒頭で「私がバーターで来ました」と笑顔であいさつした。松本は中山を「43年来の親交で、節目節目の恩人です」と紹介するメッセージを寄せている。

冒頭の「バーター」あいさつと松本明子のメッセージ

『ゴゴスマ』は名古屋のCBCテレビが制作し、TBS系で月曜から金曜の午後1時55分から生放送する情報番組だ。松本は水曜日のコメンテーターを務めている。

10月21日の放送冒頭、MCの石井亮次アナウンサー(49)がいつものように水曜メンバーへあいさつすると、松本の席には中山の姿があった。石井アナが「ゲストですか」と思わず突っ込むと、中山は「松本さんが舞台ということで」と事情を説明し、「私がバーターで来ました」と続けた。

バーターとは、芸能界で人気タレントの出演に合わせて同じ事務所の別のタレントを抱き合わせで起用することを指す業界用語だ。本来は売れっ子の陰で起用される側を指す言葉で、芸歴40年を超える司会者の中山がその言葉を自分に当てはめたところに笑いがあった。2人はともにワタナベエンターテインメントに所属している。

番組では、松本から届いたメッセージも紹介された。中山について「43年来の親交で、節目節目の恩人です」とつづったもので、代役を頼んだ相手への信頼がにじむ。

「節目節目の恩人」が指す4文字事件

なぜ松本は中山を「恩人」と呼ぶのか。

石井アナがその意味を尋ねると、中山は苦笑いしながら、松本が10代で起こした「4文字事件」の話を始めた。

松本はオーディション番組『スター誕生!』をきっかけに、1983年にシングル「♂×♀×Kiss」でアイドル歌手としてデビューした。翌1984年、アシスタントを務めていたニッポン放送『笑福亭鶴光のオールナイトニッポン』とフジテレビ『オールナイトフジ』の二元生放送に出演した際、放送禁止用語を叫んでしまう。松本自身が過去のテレビ出演で語ったところでは、翌日からスケジュールが真っ白になり、仕事のない時期が2年近く続いたという。

中山はこの日の放送で、事件のあとの松本は仕事がなく、毎日学校に通う日々だったと明かした。そのうえで、自分たちバラエティーの部門の方が風通しがいいと考え、バラエティーに興味はないかと声をかけたと振り返った。

歌手として行き詰まっていた後輩に、別の道を示した先輩。松本はその後、1992年に始まった日本テレビ系『進め!電波少年』で松村邦洋とともに司会を務めるなどして人気を集め、バラエティータレントとして地位を固めていく。松本が「節目節目の恩人」と書いた背景には、この転機がある。

『DAISUKI!』で並んだ2人の長い付き合い

中山と松本の共演でよく知られるのが、1991年に始まった日本テレビ系の深夜番組『DAISUKI!』だ。中山は1992年からレギュラーに加わり、松本、飯島直子との3人で90年代に高い人気を集めた。2人は10代のころ、当時の渡辺プロダクションの寮で知り合っている。

2022年8月3日にはBS日テレで『DAISUKI! 2022夏』として22年ぶりに復活し、3人で富士・河口湖を旅する姿が放送された。

同じ事務所の仲間として出会い、バラエティーへの転身を後押しされ、看板番組で並んだ間柄だ。代役を頼む相手として中山を選んだのも自然な流れだった。

松本明子が出演する舞台『Mother』とは

松本がこの日の放送を欠席した理由の舞台は、アース製薬presents『Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~』。10月21日から25日まで、東京都品川区のシアターHで全8回上演される。初日の10月21日は午後6時30分開演で、『ゴゴスマ』の放送と同じ日だった。

作品の舞台は、鹿児島県の知覧(現在の南九州市知覧町)にあった「富屋食堂」。特攻隊員たちから母と慕われ、戦後「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの半生を描く。2009年に初演され、2021年まで上演を続けたのち、コロナ禍による中断を経て2025年に再開した。脚本・演出は藤森一朗。

主演の鳥濱トメ役は酒井美紀が初めて務める。酒井は取材会で、戦争を知る世代が少なくなるなか、演劇には物語を伝え継ぐ役割もあると語った。松本が演じるのは、特攻隊として出撃する息子を見送る母親の堀川むつだ。お笑いコンビ・ペナルティのワッキーがプロデューサーを務め、自らも警察署長の福田勉役で出演する。ワッキーは2013年からこの作品に出演し、2025年の公演からはプロデューサーも兼ねている。54歳になった今回からは特攻隊の役を離れて警察署長役に回り、登場人物の中で唯一の嫌な役回りだと紹介しつつ、根はいい人物だと付け加えた。公演の告知では、過去の公演を観劇した明石家さんまの「実話やから心に突き刺さった」という感想も紹介されている。

9月10日に都内で開かれた取材会で、松本は出演を決めた理由について「戦争を知らない世代、今の若い人たちに見ていただいて、今の平和があるのはこういう事実があったから、ということを知っていただきたい」と語った。公演の告知に寄せたコメントでも、自分が生まれるわずか20年前まで戦争をしていたことに触れ、命の尊さや戦争の無慈悲さ、平和に暮らせる今について考える時間にしてほしいと呼びかけている。

公演は10月25日まで

『Mother~特攻の母 鳥濱トメ物語~』の公演は10月25日まで続き、最終日は正午と午後4時の2回公演が組まれている。プロデューサーのワッキーが目標に掲げるのは全公演の満席だ。会場のシアターHは座席数747席で、東京モノレール「大井競馬場前駅」から徒歩5分の場所にある。公演の告知では、今回をこれまでで最大規模の全8公演としている。チケットは全席指定で、前売りはSS席1万2000円(パンフレット付き)、S席9000円、A席7500円(いずれも税込み)。上演時間は休憩を含めて約2時間40分を予定している。

舞台の初日とテレビの生放送が重なった10月21日。代役を務めた中山が「バーター」と笑わせた放送は、43年続く2人の関係を視聴者に伝える場にもなった。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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