パク・ヒョンギョン、JLPGA会員として初戦は3アンダー9位タイ発進 前日は「ドキドキ」

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韓国ツアー通算8勝のパク・ヒョンギョン(朴炫径、26)が10月22日、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員として初めての試合「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」の初日を迎えた。5バーディ、2ボギーの69で回り、3アンダーの9位タイ。首位とは3打差で、日本ツアー2勝目を狙える位置につけた。
会員として初めての試合は3アンダー9位タイ発進
舞台は兵庫県三木市のマスターズゴルフ倶楽部(6520ヤード、パー72)。大会は10月22日から25日までの4日間競技で、パクは都玲華、小祝さくらと同じ組に入り、午前8時に10番ホールからスタートした。賞金総額は2億円、優勝賞金は3600万円で、第2ラウンドを終えて50位タイまでが決勝ラウンドに進む。
前半の11番、13番でバーディを奪うと、14番パー3は5番アイアンのティーショットをピンそばにつけて連続バーディ。前半最後の18番は6番アイアンの第2打を50センチに寄せ、前半だけで5つのバーディを並べた。後半に入ると5番でこの日最初のボギーをたたき、7番パー3もティーショットを右のラフに外してスコアを落とした。
初日を終えて首位に並ぶのは、6アンダーの中村心と小林光希。5アンダーの3位タイに森井あやめと髙野愛姫が続き、パクは高橋しずくらとともに3アンダーの9位タイに入った。小林は6月のアース・モンダミンカップで、パクに1打差の2位に終わった一人だ。米ツアー初優勝を挙げて凱旋した西村優菜は2オーバーの62位タイと出遅れ、上位の顔ぶれは混戦模様となっている。
ホールアウト後には、ショットの感覚は良かったと手応えを語った。後半は風が読み切れずにスコアを落としたと明かしつつ、初日としては良い流れで終えられたと話している。ティーショットからずっと緊張していたというが、同じ組の2人から「かわいい」と声をかけられ、気分よくプレーできたという。
「招待選手」から正会員へ 初戦前日に語った心境
大会前日の10月21日、パクは取材に応じ、会員として迎える初めての試合への心境を「ドキドキ」という言葉で表した。これまでは招待選手として日本の試合に出ていたが、今大会は初めて正会員の資格を持って出場する。その違いが、胸の高鳴りにつながっていた。
日本での歩みは1年半ほど前に始まる。初参戦は2025年5月、国内メジャーのワールドレディスサロンパスカップだった。2026年3月のVポイント×SMBCレディスでは、初日に67をマークし、5アンダーの単独首位に立っている。
転機は4試合目に訪れる。主催者推薦で出場した6月のアース・モンダミンカップ(千葉・カメリアヒルズカントリークラブ)は、台風接近の影響で6月27日の競技が中止となり、最終日は月曜日の29日にずれ込んだ。パクは最終ラウンドを5バーディ、1ボギーの68で回り、通算12アンダーで日本ツアー初優勝。優勝賞金は7200万円にのぼった。
賞金総額4億円の大会を制した直後、パクは韓国で10勝目を挙げるのが今の目標だと語った。
この優勝で来季までのシード権を手にしたパクは、JLPGAへ入会を申請する。JLPGAは8月19日、理事会で申請を承認したと発表。入会日は8月18日付で、優勝から約1か月半での入会となり、シード権も正式に有効になった。
ところが、本格的な日本ツアー参戦の前に足止めがかかる。8月に左足首を捻挫し、本調子には遠い状態が続いた。スイングに支障が出るほどの痛みは消えたものの、坂道を上るときには痛みが出るため、コースでは坂道を避けて歩いているという。
「キューティフル」の素顔と日本語の勉強
パクは2000年生まれ。韓国女子ツアー(KLPGA)で通算8勝を挙げ、韓国では「キューティ」と「ビューティフル」を合わせた「キューティフル」の愛称で親しまれる。2015、16年に日本ツアーの賞金女王になったイ・ボミになぞらえ、「イ・ボミ2世」と呼ばれることも多い。
韓国での初優勝は2020年のKLPGAチャンピオンシップ。翌2021年も同じ大会を制し、1980年から3連覇した故ク・オッキ以来、この大会で39年ぶりとなる連覇を果たした。2024年は5月の斗山マッチプレー選手権で勝つと、6月にはBCカード・韓経レディースカップと、マッコル・モナ龍平オープンで2週連続優勝。シーズン3勝を挙げている。8勝目は2025年5月のE1チャリティーオープンで、3日間ボギーを1つもたたかずに勝ち、優勝賞金1億8000万ウォンを全額寄付すると表明した。
日本語の上達にも取り組む。勧めたのは、大会前の練習ラウンドを一緒に回ったアン・ソンジュだった。ドラマやアニメで覚えるといいという助言を受け、パクは新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」を見ながら勉強しているという。
アン・ソンジュは日本ツアー通算28勝、賞金女王に4度輝いた実力者で、この大会を最後に現役を退く。初日は71で回り、1アンダーの20位タイだった。現役を退く先輩と、会員として歩み始める後輩。同じ週に節目を迎えた2人の韓国選手が、そろって兵庫のコースに立つ。
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コースの外でも動きがあった。デジタルマーケティング事業のトランスコスモスは10月16日、パクとスポンサー契約を結んだと発表している。同社はパクについて、精巧なアイアンショットと安定したショートゲームに加え、積極的なファンサービスを基盤に厚いファン層を持つと説明した。
大会初日には、JLPGAの公式インスタグラムにも登場した。ゴルフ場を背景にほほえむ写真が投稿され、コメント欄には、その姿をたたえる書き込みが並んだ。
2日目以降と11月の最終戦
マスターズGCレディースは10月25日まで続く。首位とは3打差。アース・モンダミンカップ以来となる日本ツアー2勝目へ、残り3日間で巻き返しを図る。
パクは11月の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎カントリークラブ)にも出場する予定だ。この大会で優勝するなどして、手にしているシード権の期間をできるだけ延ばしたいと話している。
会員として迎えた最初の18ホールは、上位が見える位置で終わった。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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