藤田寛之、佐世保シニアオープンで3人のプレーオフを制し優勝 最終日65で通算10アンダー、マークセンとI・J・ジャンを退ける

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男子シニアツアーの「トラストグループカップ 佐世保シニアオープン」は、きのう11日に長崎県の佐世保カントリー倶楽部で最終ラウンドがあった。首位と4打差の6位タイから出た藤田寛之(57)が65をマークし、通算10アンダーで並んだプラヤド・マークセン(タイ)、I・J・ジャン(韓国)とのプレーオフを制した。2023年の日本シニアオープン以来、3年ぶりとなる国内シニアツアー4勝目だ。
4打差6位タイから65、三つ巴のプレーオフへ
大会は10日に開幕した2日間競技で、コースは6688ヤード、パー72。初日はジャンがボギーなしの65で回り、7アンダーで単独首位に立った。藤田は3アンダーの6位タイで、首位とは4打差だった。
最終日の藤田は8バーディ、1ボギーの65。2日間の合計を134として、通算10アンダーでホールアウトした。
追い上げたのは藤田だけではない。マークセンはこの日のベストスコアとなる64を出し、同じく通算10アンダーまで伸ばす。首位スタートのジャンもスコアを3つ伸ばし、3人が134で並んだ。
決着は18番パー5を使ったプレーオフでついた。藤田はこのホールで2ホール続けてバーディを奪い、マークセンとジャンを退けた。
大会前は「ショットの調子が悪くて…」
勝った藤田は、大会前には不調を口にしていた。開幕前日の9日、ALBA Netの取材に応じ、今の状態をこう打ち明けている。
「ショットの調子が悪くて…。年齢も年齢ですしね」
シニアの選手の間では「55歳まで」という言い方がある。藤田も体の変化を感じていて、「スイングの治りも悪いです(笑)」と笑いながら、スコアを伸ばしにいきたくても思うようにいかない「ジレンマにハマっている感じ」と話した。
その2日後、4打差をひっくり返して優勝カップを手にした。
同じ記事では、同じ芹澤信雄門下の弟弟子・宮本勝昌の強さにも触れていた。宮本は3年連続でシニアの賞金王になり、今季もすでに3勝を挙げて賞金ランキング1位を走る。その宮本は今大会、通算2オーバーの52位タイに終わった。
3年ぶりの勝利、シニア4勝目の中身
藤田は1969年6月16日、福岡県生まれ。1997年のサントリーオープンでツアー初優勝を挙げ、2012年には43歳で初の賞金王になった。レギュラーツアーでは通算18勝を挙げている。
シニア入りしてからは、2022年にスターツシニア、マルハンカップ太平洋シニアと2勝し、2023年には日本シニアオープンを制した。2024年の全米シニアオープンでは、リチャード・ブランド(英国)とのプレーオフに敗れて2位に入っている。
国内シニアツアーでの優勝は、その日本シニアオープン以来になる。今大会の賞金総額は2500万円で、優勝賞金500万円を手にした。
藤田には、自身が気をつけているゴルフの基本を100項目にまとめた著書『藤田寛之のゴルフ 僕が気をつけている100の基本』(青春文庫)もある。
上位の顔ぶれと、シニアツアーのこれから
通算8アンダーの4位タイには平塚哲二、宮瀬博文、古庄紀彦の3人が入った。初日2位タイから初優勝を狙った古庄は、あと2打届かなかった。通算7アンダーの7位タイには田中秀道、谷昭範らが並ぶ。2週連続優勝がかかっていた片山晋呉は通算6アンダーの10位タイ、昨年大会を制した山下和宏は35位で大会を終えた。
賞金ランキングでは宮本が首位を走るものの、大会前に体の変化を口にしていた57歳が、プレーオフを含む最終日の勝負強さで流れを引き寄せた。藤田にとっては、調子が上がらない中でつかんだ1勝となる。
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[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]


















































































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