RIZINジョリー、うつ病とパニック障害を公表「長期の治療が必要」 8月の平本丈戦で失神KO負け、RIZIN戦績と“因縁”の経緯を整理

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
格闘技イベント「RIZIN」に出場してきたジョリーが10月22日、自身のXで、うつ病とパニック障害であることを公表した。治療には6か月から1年ほどかかる見通しだという。今後の発信はYouTubeとファンクラブ内のコミュニティを中心にし、XとInstagramは最低限の報告にとどめる。直近の試合は8月11日の「RIZIN.54」で、平本丈に1回KOで敗れていた。
Xで「ご報告」、治療は6か月から1年の見通し
ジョリーは22日、Xに「ご報告」と題した文章を投稿した。「鬱病とパニック障害で頭がおかしくなってしまったようです」と明かし、いまの状態を自分の言葉でつづっている。
「ずっとネガティヴだし、安定剤のんでも記憶もまばらだし、ずっと起きてたり、ずっと寝てたり、そんな中、人と話をしてる時の自分の人格も『お前どこのネガティヴ野郎やねん』ってくらいキショい奴になってしまってます」
治療の見通しについては「色んな人に相談したけどこれは6か月~1年くらい長期の治療が必要みたいです」と記した。あわせて発信の方法を変えると伝え、「YouTubeとファンクラブ内のコミュニティでのみメインの発信とさせていただいて、Xやインスタグラムは最低限の報告のみで発信とさせてください」と理解を求めている。
周囲とファンへの言葉もあった。
「そして僕の身の回りの人達、しばらく迷惑かけます」
「前みたいなポジティブを撒き散らせるような格闘家ジョリーに戻れるように努力しますので、あたたかくみまもってくれたら嬉しいです」
BreakingDownからRIZINへ、デビュー2戦は連続一本勝ち
ジョリーは、1分間で決着をつける格闘技イベント「BreakingDown」で名前を広めた選手だ。師匠はキックボクサーの安保瑠輝也で、所属はFIGHTER’S FLOW。BreakingDownで経験を積み、RIZINのMMAへと舞台を移した。
RIZINデビューは2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで開かれた「RIZIN 師走の超強者祭り」だった。第1試合で元K-1の芦澤竜誠と対戦し、開始早々に飛び込んで組み付くと、回転しながら腕をとらえ、腕ひしぎ十字固めで1回25秒の一本勝ち。セコンドの安保は感極まった様子を見せた。
2戦目は2026年5月10日、GLION ARENA KOBEでの「RIZIN.53」。児玉兼慎を相手に、再び腕ひしぎ十字固めで1回1分11秒に一本勝ちを収め、RIZIN2連勝とした。
ここまでのRIZINでの戦績は次のとおりだ。
| 日付 | 大会 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 2025年12月31日 | RIZIN 師走の超強者祭り(さいたまスーパーアリーナ) | 芦澤竜誠 | 1回25秒 一本勝ち(腕ひしぎ十字固め) |
| 2026年5月10日 | RIZIN.53(GLION ARENA KOBE) | 児玉兼慎 | 1回1分11秒 一本勝ち(腕ひしぎ十字固め) |
| 2026年8月11日 | RIZIN.54(TOYOTA ARENA TOKYO) | 平本丈 | 1回1分36秒 KO負け |
RIZINでは2勝1敗。RIZIN参戦の前にもプロのMMAで2試合を戦っており、8月の平本丈戦は通算5戦目。これがプロで初めての黒星となった。
平本丈戦が決まった6月の会見、因縁の中心は兄・平本蓮
3戦目の相手が決まったのは6月23日だった。「RIZIN.54」の追加カード発表会見で、平本丈(剛毅會)とのフライ級(57kg)、5分3回のMMA戦が組まれた。それまで61kgや62kgの契約体重で戦ってきたジョリーにとって、大きな減量を伴う一戦となる。
平本丈は、RIZINで活躍する平本蓮の弟だ。会見では、平本兄弟が名を連ねるチーム「BLACK ROSE」に向けたジョリーの「ブラックローズ狩り」も話題になった。ジョリーは丈に向けて、こう言い放った。
「お前がボコボコにされることで、平本蓮が悲しむ顔を俺は見たくてここまで来たんです」
丈の返しは短い。ジョリーを「ずっと若者に絡んでる痛いおっさん」と評し、言い返すことはないかと問われても「いや、特にないですね」「やれば分かるんじゃないですか」と答えた。
ジョリーが平本蓮へのこだわりを口にする背景について、本人は自身のYouTubeチャンネルで、BreakingDownに出ていた時期にさかのぼる出来事だと語っている。ただし、これはあくまでジョリー側の説明だ。
8月11日のRIZIN.54、右フックで失神KO
迎えた8月11日、TOYOTA ARENA TOKYO。試合は1回1分30秒すぎに動いた。平本丈の左フックから続けた右フックがあごに入り、ジョリーは意識を失って仰向けに倒れる。レフェリーはすぐに試合を止め、1回1分36秒のKO決着となった。
ジョリーは頭を固定されたまま担架でリングを離れ、病院へ運ばれた。同門の選手は試合後、本人は記憶があいまいで入場も覚えていない様子だったと明かしている。
8月15日までに、ジョリーはXで、あごの手術を終えたと報告した。
「手術、無事終了。」
「20時間越しにようやく意識戻ってきた」
「まだ話せない。まだご飯も食べられない。細いストローから水を飲むのが限界」
「ちゃんと復活するから待っててください」
報じられたところでは、あごは2か所を骨折していた。話すことも食べることもできない状態の中で、本人は「ちゃんと復活する」と再起を誓っている。
9月上旬には自身のYouTubeで、口の中に入れたプレートを抜く手術が約1年後になる見込みで、医師からは1年以上は格闘技ができないと告げられたと明かした。それでも本人は、治療の経過を見ながらできるだけ早い復帰を目指すと話していた。
発信はYouTubeとファンクラブ中心に
10月22日の投稿で、ジョリーは治療を優先し、発信の場を絞る方針を示した。YouTubeとファンクラブ内のコミュニティが主な窓口となり、XとInstagramでは必要な報告だけを出す。
RIZINでのキャリアは、デビューからの2連勝と8月の敗戦までの3戦。あごの治療が続くなか、今回の公表で、6か月から1年と見込む治療にも向き合うことになった。
「前みたいなポジティブを撒き散らせるような格闘家ジョリーに戻れるように努力します」。そうつづったジョリーは、周りの人には「しばらく迷惑かけます」と伝え、ファンには温かく見守ってほしいと呼びかけた。
[文/構成 by 凪]








































































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