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齋藤紘也、オウヤン・フェンと11月23日後楽園ホールで対戦 Krushウェルター級王者が階級を上げて挑む、戦績と経歴

齋藤紘也、オウヤン・フェンと11月23日後楽園ホールで対戦 Krushウェルター級王者が階級を上げて挑む、戦績と経歴

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Krushウェルター級王者の齋藤紘也(26)=K-1ジム川口ブルードラゴン=が、11月23日(月・祝)に東京・後楽園ホールで開かれるK-1の大会『K-1 REVENGE II』で、第5代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者のオウヤン・フェン(29)=中国=と対戦する。10月9日に都内で開かれた追加カードの発表会見で決まった。

初の70kgでいきなり元K-1王者と

齋藤にとっては、67.5kgのウェルター級から階級を上げて臨む初めての70kgの試合となる。9月のKrush王座初防衛戦をけがで欠場しており、これが再起戦だ。

試合はK-1スーパー・ウェルター級(-70kg)のワンマッチで、3分3R・延長1Rで行う。大会は午後5時開場、午後6時試合開始の予定だ。

オウヤン・フェンの出場は先に発表されていたが、相手は決まっていなかった。そこへ名前が挙がったのが、ひとつ下の階級のKrush王者だった。K-1の発表は、けがからの再起戦で「いきなり階級上の元王者」との一戦が組まれたと伝えている。

会見に出た齋藤は、オファーを受けたときの心境を「素直にめちゃめちゃ嬉しかった」と明かした。けがで試合を飛ばした直後に、これほどの機会をもらっていいのかという思いもあったという。もともと70kgでも戦いたいと考えていて、少しずつK-1側に伝えていたとも話した。

齋藤紘也の戦績と経歴 石巻出身の187cm

齋藤は2000年5月18日生まれ、宮城県石巻市出身。身長187cmのオーソドックス(右構え)で、戦績はK-1公式サイトの10月9日時点の記載で14戦12勝(7KO)2敗となっている。

K-1グループには2020年9月に参戦し、川越亮彦からKO勝ちを収めた。同年11月には川島康佑をKOし、2021年4月にKrush本戦でマーク・バード・ジェームスを破って3連勝。2022年6月に塚本拓真に判定で敗れ、プロ初黒星を喫する。

そこから立て直した。2023年8月には、今大会にも出場する坂本優輝をKOし、12月には佐野天馬に判定勝ち。2024年3月にはRISEとの対抗戦で田中佑樹をKOした。同年9月の『K-1 WORLD MAX 2024』では、こちらも今大会に名を連ねる佐々木大蔵に判定で敗れている。

転機は2025年の第11代Krushウェルター級王座決定トーナメントだった。10月の準決勝で“DARUMA”健太に判定勝ちし、12月19日の『Krush.183』で行われた決勝では大石昌輝との再戦を判定で制して、Krushのベルトを巻いた。決勝前のK-1公式インタビューでは「自分的にはスーパー・ウェルター級も視野に入れてる」と話しており、70kgへの挑戦は以前から頭にあったことがうかがえる。

2026年6月には地元・宮城県で開かれた『RIZIN LANDMARK 14 in SENDAI』に参戦し、TAaaaCHANを1RでTKOした。

ところが、その勢いは一度止まる。9月26日の『Krush.192』で石田協を相手に初防衛戦を行う予定だったが、右太ももの大腿四頭筋のけがで欠場した。会見では、10月に入る前には完治し、初の70kgに向けてフィジカルとスタミナの両面で強度の高い練習をしていると説明した。

オウヤン・フェンの戦績と経歴 王座獲得から返上まで

オウヤン・フェンは1997年10月10日生まれ、中国・安徽省出身。身長181cmのオーソドックスで、戦績は35戦32勝(9KO)3敗。所属は天津阿福ファイトクラブ/CFPからTeam Ouyang Feng/CFPに変わった。中国の武林風(WLF)で70kgの王座を手にしてきた選手で、K-1は「アジアの新皇帝」の異名で紹介している。

K-1初参戦は2023年12月9日の『K-1 ReBIRTH2』。和島大海が持つK-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王座に挑み、2RでKO勝ちして第5代王者になった。

2024年3月の『K-1 WORLD MAX』最強決定トーナメント開幕戦ではパスカル・シュロスに判定勝ちしたものの、けがで決勝ラウンドを欠場する。2025年5月31日の『K-1 BEYOND』(横浜BUNTAI)ではダリル・フェルドンクを判定で退け、王座の初防衛に成功した。

2025年9月の『K-1 WORLD MAX 2025』-70kg世界最強決定トーナメント開幕戦ではカスペル・ムシンスキに判定勝ち。だが11月15日の準々決勝でジョナス・サルシチャに判定で敗れた。

王座を手放したのは2026年2月だった。K-1実行委員会は2月17日、所属団体の武林風から返上の申し入れがあり、受理したと発表した。最も信頼していた天津阿福ファイトクラブのチーフトレーナーが1月に職務を離れ、中国は春節の期間中で新しい練習体制を整えても試合に向けた最善の環境づくりは難しいと判断したのが理由だった。K-1は4月の大会でサルシチャとの2度目の防衛戦を企画し、両陣営にオファーしていた。今年の-70kg世界最強トーナメントも、練習環境が整わないことを理由に欠場している。

再起のリングは中国だった。10月2日にスッサコーン・ソー・クリンミーを2RでKOし、K-1は「完全復活をアピールした」と伝えた。

項目齋藤紘也オウヤン・フェン
生年月日2000年5月18日1997年10月10日
出身宮城県石巻市中国・安徽省
身長187cm181cm
構えオーソドックスオーソドックス
戦績14戦12勝(7KO)2敗35戦32勝(9KO)3敗
主なタイトル第11代Krushウェルター級王者第5代K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者、初代WLF MAX世界-70kg級王者
所属K-1ジム川口ブルードラゴンTeam Ouyang Feng/CFP

戦績はK-1公式サイトの10月9日時点の記載による。

「穴開けまくります」 齋藤の言葉と須藤Pの期待

齋藤は相手について「攻撃、防御、フィジカル、スタミナ、全部の面でレベルの高い選手」と評した。そのうえで、自分は距離を取って戦うタイプではなく、じりじりと詰めて自分の距離で戦うと語り、オウヤン・フェンも打ち合いに来るとみて「判定なしでKO決着になると思います」と予想した。

70kgでは日本人がなかなか勝てない状況が続く。そこに風穴を開ける自信を問われると、「めちゃめちゃあります。穴開けまくります」と答えた。恐怖心はなく、勝つ想像しかないという。初の70kgの相手が元王者になったことには「ハードル高ければ高いほど自分は成長していくタイプ」と前を向いた。

大会のテーマは「リベンジ」だ。齋藤は自分にとってのリベンジを「過去の自分を超えること」とし、プロ格闘家になって5、6年の集大成として、この格闘技人生が正しかったかどうかが11月23日に分かると話した。「自分にとってのリベンジは、証明です」とも言い切る。

同じ系列のジムで70kgの世界トーナメントにも出ている松本和樹からは、この階級の選手の傾向について助言を受けたという。70kgに本格的に移るのかを問われると、67kgでも70kgでも、75kgでも戦いたいと答え、階級を限らずに戦っていく考えを示した。

会見に同席したK-1の須藤元気プロデューサーは、日本で大会を開いている以上、日本人選手のスターを作っていく必要もあると話した。齋藤にはこの機会をものにしてしっかり勝ってほしいとし、70kgでも日本人が勝てるという空気を作ってほしいと期待を寄せた。

『K-1 REVENGE II』のほかの決定カード

10月9日の会見では、ほかのカードも発表になった。スーパー・ウェルター級では、2025年の-70kg世界最強決定トーナメントで準優勝したダリル・フェルドンク(オランダ&インドネシア)が、韓国のキム・ヒョンジュンと戦う。フェルドンクは9月の世界最強トーナメント開幕戦で敗れており、これが再起戦だ。“ショットガン”の異名を持つキムは、9月19日に韓国・尚州で開かれた大会で小田尋久に判定勝ちし、K-1と契約した。

スーパー・ライト級では、9月のタイトルマッチで王者・朝久泰央に判定で敗れたアラッサン・カマラ(セネガル&フランス)と、第9代Krushスーパー・ライト級王者の稲垣柊が対戦する。稲垣は2025年11月の王座決定戦で朝久に判定0-2で敗れ、2026年5月に塚本拓真から判定勝ちを収めて立て直した。

同じスーパー・ライト級では、元Krushライト級・スーパー・ライト級王者の佐々木大蔵と、8戦7勝(6KO)1敗の坂本優輝が顔を合わせる。齋藤にとってはかつて敗れた相手と、かつてKOした相手が同じリングに上がる大会になる。

9月にK-1フェザー級王座を失った第7代王者の石田龍大は、スーパー・フェザー級に上げて再出発する。相手は後日発表の予定だ。大会ではこのほか、K-1スーパー・バンタム級王者・璃明武への挑戦権をかけたサバイバルマッチ3試合も行う。

チケットは11月20日午後11時59分まで一般発売中で、全席指定の税込みでA席1万円からとなっている。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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