楠原悠介・中川舜祐組、テニス男子複で金メダル 同種目の日本勢52年ぶり、伊予銀行所属ペア

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愛知・名古屋アジア大会のテニス男子ダブルス決勝が2日にあり、第4シードの楠原悠介(29)=伊予銀行=と中川舜祐(26)=伊予銀行=組が、韓国の第2シードを6-3、7-6(4)で下して金メダルを獲得した。日本勢がこの種目で頂点に立つのは1974年テヘラン大会以来、52年ぶり。2人はともに伊予銀行で働きながらプレーしている。
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韓国の第2シードをストレートで破った決勝
テニスの第20回アジア競技大会は2日、名古屋市の東山公園テニスセンターで男子ダブルスの決勝があった。26組が出場した種目で、楠原と中川は第2シードのナム・ジソン、パク・ウィソンの韓国ペアと対戦した。
第1セットは1度ブレークに成功し、そのまま先行する。続く第2セットはタイブレークにもつれ込む接戦だったが、最後は日本の2人が競り勝った。スコアは6-3、7-6(4)のストレート勝ちで、試合時間は1時間31分だった。
2-4の劣勢から流れを変えた第2セット
勝負所は第2セットの第7ゲームだった。直前にブレークを許し、2-4とリードされた場面だ。相手サーブに食らいついてジュースに持ち込むと、楠原が相手のスマッシュを2度拾う壮絶なラリーが生まれた。最後は中川がフォアハンドで韓国ペアの間を射抜く。産経新聞によると、ここで流れを引き戻したという。
「諦めずに追いかければ取れる。普段の練習からもよく言われていること」
産経新聞は、楠原がこう語ったと伝えている。試合は中川のサービスエースで決まり、2人はそろって帽子を投げて雄たけびを上げた。
日本勢の金は4組目、1974年以来の頂点
スポーツ報知によると、アジア大会の男子ダブルスで日本勢が金メダルを手にしたのは、今回が4組目となる。1974年テヘラン大会の坂井利郎、平井健一ペア以来の優勝だ。
| 大会 | 金メダルの日本勢ペア |
|---|---|
| 1962年ジャカルタ | 宮城淳、藤井道雄 |
| 1966年バンコク | 石黒修、渡辺康二 |
| 1974年テヘラン | 坂井利郎、平井健一 |
| 2026年愛知・名古屋 | 楠原悠介、中川舜祐 |
日本勢が同種目でメダルを手にした直近の大会は、2018年ジャカルタ大会だった。綿貫陽介、伊藤雄哉組と上杉海斗、島袋将組の2組が、いずれも銅メダルだった。
週5日は銀行員、法大の先輩後輩ペア
2人は愛媛県松山市を拠点にする伊予銀行のテニス部で、働きながら競技を続けている。産経新聞によると、勤務は週5日で、そのうち2日は終日だ。限られた時間の中で連係を磨いてきた。
楠原は岡山市出身で、法政大学の先輩にあたる。中川は先に入行していた2学年上の楠原から「俺と一緒に日本一を取ろうぜ」と電話で誘われ、入社を決めた。ペアを組んだのは2024年春。2025年の全日本テニス選手権では男子ダブルスで準優勝している。
日本代表は6月17日に日本テニス協会が発表した。KSB瀬戸内海放送によると、2人にとって日の丸を背負ってプレーするのは今大会が初めてだった。入行から金メダルまでの道のりを、中川は「入ったら(日本一より先に)アジア一を取ってました」と語り、驚きを隠さなかったと産経新聞は伝えている。
「実感がわかない」2人が語った金メダル
サンケイスポーツによると、中川は優勝後に次のように話した。
「金メダルは2人で目指していたのでうれしいけど、実感がわかない」
楠原も「同じく実感がわかない。後輩の中川と一緒に金メダルを取れたのはすごく大きい」とうなずいたという。
eat愛媛朝日テレビには、中川が「今まで支えてくださり、応援してくださった皆様のおかげで金メダルを獲ることができました!本当に嬉しいです!」とコメントを寄せた。テレビ愛媛によると、アジア大会のテニス競技で愛媛県勢が金メダルを取るのは初めてだ。
この金メダルは日本選手団にとって219個目のメダルで、サンケイスポーツは、1994年広島大会の218個を上回り、1大会の最多記録を更新したと伝えている。
楠原は混合ダブルスでも決勝へ、二冠に王手
楠原はもう1種目、混合ダブルスにも出場している。パートナーは2023年全豪オープン女子ダブルス準優勝の青山修子(38)=安藤証券=だ。2日の準決勝で中国のジャン・シンユー、ジャン・ティエンフイ組を6-4、6-3のストレートで下し、決勝に進んだ。
もう一方の準決勝では、柴原瑛菜=橋本総業ホールディングス=とフレンド原ジェイ組が、台湾ペアを6-1、6-7(6-8)、10-5のフルセットで破っている。決勝は日本人ペア同士の顔合わせとなり、この種目でも日本勢の金メダルが決まった。
tennis365.netによると、楠原が混合ダブルスでも優勝すれば二冠となる。男子ダブルスの優勝で終わらず、もう1つの金メダルがかかる。
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[文/構成 by スポーツライター TAKU]








































































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