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SMBC Wealth新CMに天海祐希、発表会でイチローを「尊敬せざるをえない」

SMBC Wealth新CMに天海祐希、発表会でイチローを「尊敬せざるをえない」

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俳優の天海祐希(59)が2026年10月22日、東京都内で開かれた「SMBC Wealth」の戦略説明会と新CM発表会に登壇した。同日から放送が始まった新CM「人生と資産のワンテーブル 見わたす篇」に出演している。発表会では、かつてCMで共演したイチロー氏に「自分が天才だと思いますか?」と尋ねた思い出を明かし、その答えを聞いて「尊敬せざるをえない方だなと思いました」と語った。

新CM「見わたす篇」、10月22日から全国で放送

「SMBC Wealth」は、三井住友フィナンシャルグループ傘下の三井住友銀行、SMBC日興証券、SMBC信託銀行が共通で使うウェルスマネジメント(資産の運用や承継をまとめて相談に乗る業務)のブランドだ。グループは10月22日、このブランドを「本格展開」すると発表し、同じ日に新しいテレビCMの放送を始めた。

天海が出演するのは「人生と資産のワンテーブル」シリーズの「見わたす篇」。三井住友銀行の「SMBC Wealth」公式サイトには、同シリーズの「見わたす篇」と「見つかる篇」、さらにイチロー氏が出演する「変化にブレない“継続”ファンドラップ篇」の3本の動画が、10月22日付で並ぶ。

新CMには俳優の柳楽優弥(36)と、元大リーガーでマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(53)も起用された。天海は「見わたす篇」、柳楽は同じ「ワンテーブル」シリーズの「見つかる篇」、イチロー氏はファンドラップ篇と、出演するCMはそれぞれ別になる。撮影日も別々で、天海は2人と現場で顔を合わせることがなかった。

イチローに聞いた「自分が天才だと思いますか?」

会場のスクリーンには、柳楽とイチロー氏のインタビュー動画も映し出された。天海はうなずきながら見入り、話題はイチロー氏との思い出に移る。

2人はかつてSMBC日興証券のCMで共演した間柄だ。イチロー氏は2001年から同社のブランドパートナーを務め、天海も同社のブランドパートナーとしてCMに出ていた。2019年4月に放送が始まった「DISCOVER GOOD COMPANY/WHITE CITY」篇は、2人にとって3年ぶりの共演作だった。

共演したCMの撮影でのやりとりを、天海は自ら「図々しい」と笑いながら打ち明けた。イチロー氏に「自分が天才だと思いますか?」と真正面から尋ねたのだという。返ってきた言葉は「思うわけないでしょ」。続けてイチロー氏は、「自分はこれができる、これをやっていける」ことを知っているだけだと答えたそうだ。

天海はこの答えを受けて、「経験と実績と努力に支えられて言葉が出てくる。尊敬せざるをえない方だなと思いました」と語った。日米通算4367安打を放ち、2025年には日本人として初めて米国野球殿堂入りを果たした打者の言葉だけに、重みが伝わる場面だった。

発表会のあった10月22日は、イチロー氏の53歳の誕生日。MCからそう紹介されると、天海はすぐに取材陣のカメラへ向き直り、「おめでとうございます」と手を振って祝福のメッセージを送った。

柳楽についても言葉を残している。天海は「役者さんとして技術も経験もある」と評し、いつか作品の撮影でも共演したいと期待を込めた。「いつか一緒に撮影できたら」。CMでは同じシリーズに並びながら、現場では一度もすれ違わなかった2人の顔合わせは、先の楽しみとして残った。

資産管理は「避けて」きた、還暦を前に向き合う

CMのキーメッセージにちなんだトークコーナーでは、天海自身のお金の話にも及んだ。資産管理について聞かれると、これまで「ちょっと避けて」きたと苦笑い。まだ大丈夫だろうと先送りしているうちに「還暦リーチ」に入ってしまい、何とかしなければと思っていたところへCMの話が届いたと明かした。天海は、このタイミングでのCM出演を、学ぶようにと背中を押されたように受け止めているという。

一方で、天海が「資産」として挙げたのは、お金ではなかった。

人生で大切にしているものとして口にしたのは、「出会えた人々、経験してきた事柄」。数字や形では表せないかもしれないとしながら、そうした積み重ねを「未来の自分に渡していける」気がすると語った。資産の額を誇るのではなく、人とのつながりや経験を数える姿勢が、ブランドの打ち出す「人生と資産」という言葉と重なる。

「SMBC Wealth」は銀行・証券・信託の共通ブランド

グループが10月22日に出したニュースリリースによると、「SMBC Wealth」は資産運用から資産や事業の承継まで、幅広い相談に応えるためのグループ共通ブランドだ。背景には、人生100年時代や事業承継のニーズの高まりがあり、利用者が金融機関に求めるものが、個別の金融商品から資産全体や人生設計を踏まえた相談へ変わってきたとグループは説明する。

具体的な取り組みとして、まず三井住友銀行の金融商品仲介業務で、10月以降に国内投資信託の取り扱いを始める。証券総合口座の開設や入出金の手続きもデジタル化する。リリースでは、三井住友銀行の「SMBCファンドラップ」とSMBC日興証券の「日興ファンドラップ」を合わせて「SMBC Wealth ファンドラップシリーズ」と呼ぶ。イチロー氏のCMのタイトルにある「ファンドラップ」はこのシリーズを指す。

対面の拠点も用意される。10月26日には東京・吉祥寺に「SMBC Wealth 吉祥寺」を開く予定だ。銀行・証券・信託の各社で富裕層の顧客が使える共通の応接スペースで、家族や事業関係者が同席したうえで、資産管理や事業承継、将来の設計などの相談を受け付ける。リリースは、この拠点を銀行・証券・信託の垣根を越えたグループ共通の拠点と位置づけている。

宝塚月組トップから映像の第一線へ

天海は1967年8月8日生まれ、東京都出身。1987年に宝塚歌劇団へ入団して月組に配属され、1993年に月組トップスターに就いた。入団7年目でのトップ就任は、当時の宝塚で異例の早さだった。1995年に退団すると、映画やテレビドラマへ活動の場を移す。

主演を務めた「緊急取調室」シリーズは、2025年12月26日公開の「劇場版 緊急取調室 THE FINAL」で完結した。2026年1月30日公開の東野圭吾原作のアニメ映画「クスノキの番人」では、主人公・直井玲斗(高橋文哉)に番人を命じる伯母の柳澤千舟の声を担当している。

舞台の頂点を経験し、映像の世界でも主演作を重ねてきた天海が、59歳で向き合うのはお金の話だった。避けてきたと認めたうえで、学ぶ機会として引き受ける。経験と努力に裏打ちされたイチロー氏の言葉に「尊敬」を口にした天海自身も、新しい分野へ一歩を踏み出した。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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