張本智和、アジア大会シングルス準々決勝で敗退 世界344位アラミヤンに3-4、1-3から追いつくもメダル逃す

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卓球の張本智和(23)=トヨタ自動車=が9月26日、アジア大会男子シングルス準々決勝で世界344位のノシャド・アラミヤン(イラン)に3-4で敗れた。1-3から追いついたが最終ゲームを9-11で落とし、メダルを逃した。27日は男子ダブルス準決勝に臨む。
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世界4位が344位に3-4、最終ゲームは9-11
日本男子を60年ぶりの団体金へ導いたエースが、シングルスでは8強で姿を消した。愛知県のスカイホール豊田で行われた準々決勝は、世界4位と世界344位の対戦。ランキングだけを見れば張本の勝利が大方の予想だった。舞台は1994年の広島大会以来、32年ぶりに日本で開かれたアジア大会。団体金に続き、個人種目でも頂点を狙う地元開催の大会だった。
第1ゲームを9-11、第2ゲームを7-11と続けて落とし、張本は序盤から相手のペースに付き合う時間が長くなった。第3ゲームは11-3と大差で取り返したものの、第4ゲームは6-11。ゲームカウント1-3と、あと1ゲームで敗退が決まる位置まで追い込まれた。
ここから張本が粘る。
第5ゲームは4-9と大きくリードを許しながら連続得点で追い上げ、ジュースの末に16-14で奪取。第6ゲームも11-6で取り、ついに3-3のゲームオールへ持ち込んだ。流れは張本に傾いたかに見えた。
だが、最終第7ゲームも接戦が続く。9-9まで追いついたが、最後はラリーで張本のフォアハンドがネットにかかり、9-11で決着。スポーツ報知は、跳びはねて喜ぶアラミヤンの前で張本がぼう然と立ち尽くした様子を伝えている。
| ゲーム | 張本 | アラミヤン |
|---|---|---|
| 第1ゲーム | 9 | 11 |
| 第2ゲーム | 7 | 11 |
| 第3ゲーム | 11 | 3 |
| 第4ゲーム | 6 | 11 |
| 第5ゲーム | 16 | 14 |
| 第6ゲーム | 11 | 6 |
| 第7ゲーム | 9 | 11 |
相手は34歳のベテラン、自己最高は世界40位
アラミヤンは1991年生まれの34歳。現在の世界ランクは344位だが、卓球専門メディアのRallysによると自己最高は40位。かつては世界のトップ50に名を連ねた実力者で、ランキングの数字ほど力の差はなかった。
試合で目立ったのが、アラミヤンのサーブだった。東スポWEBは、張本が相手の判定の難しいサーブに苦しんだと報じている。張本は試合後、映像で判定を確かめるリクエスト制度「TTR」が今大会にないことに触れ、「うまく利用された。審判も勇気を出してフォルト(違反)を取ってくれたところはあるけど、審判にできる限界はある」と明かした。
一方のアラミヤンは、東スポWEBによると、サーブで違反を取られる場面について「日頃からそういう状況について話し合っているので、今日はコート上でそれをそのまま実践することができた」と振り返った。4強入りで銅メダル以上を確定させ、「イランの卓球界や人々にとってモチベーションとなり、多くの人がこの競技を始めて、国に栄誉をもたらすきっかけになれば」と喜んだ。
張本「実力の厚みが足りない」
張本は判定への不満だけで終わらせなかった。東スポWEBによると、張本はまず相手のサーブについてこう話している。
「「以前から問題はあった。(フォルトを)取れたり取れなかったりだったけど、過去も勝っているわけなので、自分にも弱いところはある」」
そのうえで、敗戦を次のように受け止めた。
「「この負けは認めるべきだし、卓球の厚みが足りない、実力の厚みが足りない。どんな理由であれ、負けたということは足りないものがある」」
わずか2日前、張本はまったく違う表情を見せていた。
24日の男子団体決勝で、日本は中国を破り、1966年バンコク大会以来60年ぶりの金メダルを手にした。張本はエースとして2試合に出て2勝を挙げ、世界ランク1位の王楚欽からもストレートで勝利。その勢いのままシングルスでも頂点を狙っていただけに、8強での敗退は本人にとっても重い結果となった。
日本勢は同じ日に世界3位の松島輝空(19)も準々決勝で林詩棟(中国)に2-4で敗れ、男子シングルスは日本選手が一人もメダルに届かなかった。
SNSでも「惜しかった」と悔しさ広がる
THE DIGESTによると、SNSでは「なんということだ…」「凄い闘いでした」「追いついたけど惜しかったなぁ」といった投稿が相次いだ。1-3から追いついた粘りをたたえる一方、あと一歩で逃したメダルを惜しむ書き込みも多い。団体金の直後だっただけに、ファンの落胆も大きかった。
27日は篠塚とのダブルス準決勝、2冠へ再出発
張本にはまだ戦う場がある。篠塚大登と組む男子ダブルスは26日の準々決勝でシンガポールのペアに3-0で勝ち、4強入り。卓球は3位決定戦がないため、この時点で銅メダル以上が決まっている。
27日の準決勝は正午開始予定で、相手は中国の温瑞博/向鵬組。卓球王国WEBによると、もう一つの準決勝も戸上隼輔/松島輝空組と中国ペアの対戦で、日本と中国が2カードでぶつかる。
団体に続く2冠へ。シングルスの悔しさを抱えたまま、張本は再び中国ペアとの勝負に向かう。男子シングルス準決勝は28日で、アラミヤンは世界1位の王楚欽と決勝進出をかけて対戦する。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]








































































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