大の里、琴桜に突き落とされ3敗目 秋場所千秋楽結びで安青錦と直接対決、勝った方が優勝

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大相撲秋場所14日目の26日、横綱大の里が大関琴桜に突き落とされ、11勝3敗となった。大関安青錦は霧島を寄り倒して3敗を守り、2人が首位で並ぶ。27日の千秋楽は結びの一番で両者が対戦し、勝った方が優勝。4敗の3人には逆転の目がない。
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右を差し合った末、琴桜が左へ回って突き落とし
13日目を終えた時点で単独首位に立っていた横綱が、2日続けて黒星を喫した。同じ成績の力士どうしが千秋楽に直接ぶつかる「相星決戦」は、2024年九州場所の琴桜と豊昇龍以来。大の里にとっては初めての経験となる。
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東京・両国国技館での一番は、立ち合いから互いに右を差し合う展開になった。大の里は右下手でまわしをつかんだものの、左は上から抱える形で、腰を寄せるのがわずかに遅れる。琴桜はその隙を逃さず右の差し手を抜いて左へ回り、突き落とした。大の里は前へつんのめるように土俵へ落ちた。突き落としは、前に出てくる相手の体を横から突くようにして落とす技で、攻める側の勢いがそのまま裏目に出る。
琴桜はこれで9勝5敗とし、大関として横綱の前に立ちはだかった。一方の大の里は前日、13日目に霧島に敗れて2敗目を喫している。12日目を終えて11勝1敗と単独首位を走っていた独走態勢は、終盤の連敗であっという間に崩れた。
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同じ14日目、安青錦は霧島との大関対決に臨んだ。低く潜り込んで右上手を引き、頭をつけて我慢すると、左のまわしもつかんで寄り倒す。霧島は7勝7敗となった。
3連敗から8連勝、安青錦が追いついた
安青錦の今場所は順風とは言えなかった。4日目から3連敗を喫し、序盤で優勝争いから一歩引いた位置に下がる。そこから8連勝を重ね、14日目に横綱と肩を並べた。
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「しっかり我慢して勝ててよかった。体が勝手に反応した」。取組後、安青錦は霧島戦をそう振り返った。千秋楽については「悔いがないように、自分らしくやっていきたい」と話している。
安治川部屋に所属する、ウクライナ出身の22歳。これまでに3度の優勝があり、7月の名古屋場所でも賜杯を抱いた。勝てば2場所連続4度目の優勝となる。低い立ち合いから相手の懐に入り、我慢して前に出る相撲は14日目もぶれなかった。
大の里「やることは変わらん」
二所ノ関部屋の大の里(26)は石川県出身。優勝すれば6場所ぶり6度目で、2024年、2025年に続く秋場所3連覇にもなる。取組後は「やることは変わらんと思う。最後、集中してやっていく」と、地元・石川の言葉を交えて語り、「気持ちをつくって最後、やっていきたい」と前を向いた。
過去5度の優勝では、いずれも14日目に白星を挙げていた。2025年春場所では、14日目に単独首位の高安に追いついて並び、千秋楽の優勝決定戦を制して賜杯を手にした。今回は逆に、追いつかれた側で千秋楽を迎える。
対戦成績は大の里の4勝1敗。ただ、唯一の黒星は今年7月の名古屋場所で喫したもので、安青錦にとって大の里からの初白星だった。数字の上では横綱が優位に立つが、直近の対戦では流れが変わりつつある。
4敗の3人は届かず、なぜ「勝った方が優勝」なのか
14日目を終えた時点の上位は次の通りだ。
| 成績 | 力士 |
|---|---|
| 11勝3敗 | 大の里(横綱)、安青錦(大関) |
| 10勝4敗 | 藤ノ川(関脇)、朝乃山(前頭6枚目)、若元春(前頭11枚目) |
新関脇の藤ノ川は14日目に朝乃山を突き落として10勝目を挙げ、朝乃山は4敗に後退した。4敗の3人が千秋楽に勝っても11勝4敗にとどまる。
一方、大の里と安青錦の直接対決で勝った方は12勝3敗となり、単独で並ぶ力士はいない。優勝決定戦にもつれ込む可能性はなく、結びの一番がそのまま優勝を決める。
千秋楽は結びの一番で決着
27日の千秋楽、両国国技館の最後の一番に賜杯の行方が託される。大の里は横綱として自力で賜杯をつかみにいき、安青錦は名古屋場所に続く連覇を狙う。
終盤2連敗の横綱が立て直すのか。8連勝の勢いに乗る大関がそのまま押し切るのか。15日間の勝負は、結びの一番だけに絞られた。
[文/構成 by スポーツライター 南條楓]








































































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