みわひな、チャイナスマッシュ女子ダブルス初戦をストレート勝ちで8強 張本美和・早田ひな組

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
卓球のWTTチャイナスマッシュ(北京)で10月7日、女子ダブルス第1シードの張本美和(18)=木下グループ=、早田ひな(26)=日本生命=組が2回戦に登場し、シャーロット・ルッツ、プリティカ・パヴァド組(フランス)を3-0で下した。1回戦はシードで試合がなく、これが初戦。ゲームスコアは11-8、11-3、11-4で、ベスト8に進んだ。10月8日の準々決勝では、簡彤娟、李昱諄組(チャイニーズタイペイ)と対戦する。
21分で3ゲームを連取 最後は張本のチキータ
試合は北京の首鋼園で行われ、WTTの公式記録では現地時間13時55分(日本時間14時55分)に始まった。試合時間は21分28秒だった。
第1ゲームは序盤からラリー戦となり、11-8と3点差。張本と早田は要所で得点を重ね、先にゲームを奪った。第2ゲームは相手に3点しか与えず、2-0と勝利に王手をかける。
第3ゲームはフランスペアが攻めに出た。それでも日本ペアは慌てず、10-4でマッチポイントを握ると、最後は張本のチキータ(台上のボールを横回転で払うバックハンド)で締めくくった。
ルッツ、パヴァド組は10月5日の1回戦で、ドイツのアネット・カウフマン、ニーナ・ミッテルハム組を3-1で破って勝ち上がってきたペアだ。張本は10月4日の女子シングルス1回戦でもパヴァドと対戦し、3-0で勝っている。
「2人で話し合って組み立てた」 試合後のコメント
試合後、張本は「すごく全体的に良かったと思います」と話し、試合前の準備がそのまま出せたと手応えを口にした。ミスについても「しっかりお互いで修正して、最後勝ち切れた」と振り返っている。
早田は相手について「サービスの工夫をしてきたり、レシーブもちょっとタイミングをずらしてやってきたり、ヨーロッパ選手らしいペアだった」と分析した。そのうえで、サービスとレシーブは2人で話し合って組み立てられたと明かした。9月のアジア競技大会のあと、より強くなるために話し合いながら練習を重ねてきたという。
シングルスでパヴァドと一度対戦していた点を問われた張本は、「逆に(シングルスの)試合がなかったらもっと今日は悪かったのかなと思う」と答えた。前日に激戦があったにもかかわらず疲れを見せなかった理由は、試合が昼からだったこと。「いっぱい寝れたので元気です」と笑顔を見せた。
早田は今大会が2026年最後のスマッシュになるとして、「やっぱり上位に行きたいなという気持ちももちろんあります」と語り、一つ一つの試合で成長を実感していくことも大事だと続けた。
グランドスマッシュ2勝、アジア大会は銀 今季の歩み
みわひなは今季、WTTの最上位大会であるグランドスマッシュで結果を残し続けている。
WTTシリーズで初めてペアを組んで出たシンガポールスマッシュ(2月19日〜3月1日)では、準決勝で中国の蒯曼、陳熠組を3-1で破り、決勝で長﨑美柚、申裕斌組(日本/韓国)を3-0で下して優勝した。6月のWTTスターコンテンダー・リュブリャナ(スロベニア)でも、決勝で大藤沙月、横井咲桜組を3-0で破って優勝している。7月のUSスマッシュでは決勝まで進んだが、中国の王曼昱、蒯曼組に1-3で敗れ準優勝となった。
8月にスウェーデン・マルメで行われたヨーロッパスマッシュでは、準決勝で長﨑、金娜英組を3-0で退け、決勝で杜凱琹、呉詠琳組(香港)に3-1で勝った。グランドスマッシュでの優勝は2度目だった。
関連記事:張本美和、早田ひなとの女子ダブルスでグランドスマッシュ2勝目 ヨーロッパスマッシュ決勝は3-1
9月に愛知・名古屋で開かれたアジア競技大会では、準々決勝で中国の范姝涵、陳熠組をストレートで破るなどして決勝に進んだ。決勝では再び王曼昱、蒯曼組に敗れ、銀メダルとなった。今大会の組み合わせでは、第2シードの王曼昱、蒯曼組は反対側の山に入る。両ペアが当たるとすれば、決勝しかない。
女子ダブルスは、2028年ロサンゼルス五輪で男子ダブルスとともに2004年アテネ五輪以来6大会ぶりに実施種目へ戻る。今大会でも2人はペアで世界ランキング1位として出場しており、五輪へ向けた実戦の場が続く。
シングルスも16強 8日は3種目を戦う
2人はシングルスでも勝ち残っている。世界ランキング6位の早田は10月4日の1回戦で長﨑美柚との日本勢対決を3-1で制し、10月6日の2回戦では中国の范姝涵にフルゲームで逆転勝ちした。第1ゲームを落とし、第2ゲームも7-10とゲームポイントを握られたところから5連続得点で取り返した試合だ。最終スコアは3-2(11-13、12-10、11-8、5-11、11-6)。早田は試合後、「今日は自分の卓球人生の中でも大事な試合だったかなと思います」と語っている。
関連記事:早田ひな、WTTチャイナスマッシュ2回戦で范姝涵に逆転勝ち 3回戦の相手シン・ユビンとの対戦成績を整理
3回戦(ベスト16)の相手は韓国の申裕斌(シン・ユビン)。シングルスの対戦では早田が勝ち続けており、9月23日のアジア競技大会女子団体準決勝でも3-0で勝ったばかりだ。早田は「自分が負け越している選手と対戦する時は何か変えるように、申裕斌選手も何か変えてくるかなとは思います」と話し、相手が戦い方を変えてくると見ている。
世界ランキング3位の張本も、1回戦でパヴァドに3-0、2回戦で香港の17歳、蘇籽童に3-1で勝って16強に入った。3回戦では中国の何卓佳と当たる。張本は混合ダブルスにも松島輝空と組んで出場しており、10月7日の準々決勝で中国の黄友政、陳熠組を3-2で破った。黄友政、陳熠組は、2025年の同じ大会の準々決勝で2人が敗れた相手だった。
10月8日は女子シングルス3回戦と女子ダブルス準々決勝が組まれている。張本はこれに混合ダブルス準決勝が加わり、1日で3種目を戦う。
日本勢は長﨑ペアも8強、男子複は敗退
女子ダブルスでは、長﨑美柚(木下グループ)が韓国の金娜英と組む国際ペアも8強に入った。10月7日の2回戦で、アメリカのリリー・チャン、サリー・モイランド組を3-1で破った。第3、第4ゲームはともに15-13の接戦だった。
準々決勝の相手は中国の陳熠、李益輝組。みわひなとは別の山にいるため、日本の2ペアが顔を合わせるとすれば決勝になる。
男子ダブルスでは、松島輝空、戸上隼輔組が10月7日の2回戦で中国の温瑞博、袁励岑組に2-3で敗れた。最終ゲームは14-16までもつれる接戦だった。
シングルスでは、10月7日に大藤沙月、橋本帆乃香、佐藤瞳がそろってストレート勝ちで16強に進んだ。女子シングルスは日本勢5人が3回戦に残っている。大会は10月11日まで続き、女子ダブルスの準決勝は10月9日、決勝は10月10日に予定されている。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]









































































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