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天皇賞・秋のプレレーティング発表、クロワデュノールとマスカレードボールが122で最高値

天皇賞・秋のプレレーティング発表、クロワデュノールとマスカレードボールが122で最高値

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JRAは10月26日、11月1日に東京競馬場で行われる第174回天皇賞・秋(GI、芝2000m)のプレレーティングを発表した。最高値は122で、今年の大阪杯と天皇賞・春を勝ったクロワデュノールと、昨年の覇者マスカレードボールの2頭が並んだ。登録は17頭で、出走できる上限の18頭に届いていない。

最高値122に4歳の2頭、3位は118の2頭

プレレーティングは、GIレースに登録した各馬がその年のレースで記録したレーティングの最高値をまとめた表だ。JRAはGIが行われる週の月曜日に発表しており、天皇賞・秋は10月26日に公表された。

トップに並んだのは、ともに4歳牡馬の2頭だった。栗東・斉藤崇史厩舎のクロワデュノールは122で、根拠となったレースは4月の大阪杯(1着)と6月の宝塚記念(2着)。美浦・手塚貴久厩舎のマスカレードボールも122で、4月に香港で走ったクイーンエリザベス2世カップの2着で記録した数字だ。

3位は118で2頭が並ぶ。2024年の日本ダービー馬ダノンデサイルは大阪杯3着と宝塚記念3着、コスモキュランダは宝塚記念4着が対象となった。続く117には、札幌記念を勝ったシェイクユアハート、大阪杯4着のタガノデュード、皐月賞2着の3歳馬リアライズシリウスの3頭が入る。

JRAが公表した登録17頭の数値は次のとおり。並びは数値の高い順に置き換えている。

馬名性齢調教師2026年の最高値該当レース
クロワデュノール牡4斉藤崇史122(I、L)大阪杯1着、宝塚記念2着
マスカレードボール牡4手塚貴久122(I)クイーンエリザベス2世C2着
ダノンデサイル牡5安田翔伍118(I、L)大阪杯3着、宝塚記念3着
コスモキュランダ牡5加藤士津八118(L)宝塚記念4着
シェイクユアハート牡6宮徹117(I)札幌記念1着
タガノデュード牡5宮徹117(I)大阪杯4着
リアライズシリウス牡3手塚貴久117(I)皐月賞2着
ジョバンニ牡4杉山晴紀116(I)クイーンエリザベス2世C5着
セイウンハーデス牡7橋口慎介116(M、I)大阪杯5着、安田記念4着
ホウオウビスケッツ牡6奥村武114(M)毎日王冠2着
シャンパンカラー牡6田中剛113(M)東京新聞杯4着
サクラファレル牡4堀宣行112(I)札幌記念2着
レディネス牡4昆貢112(M)毎日王冠3着
エルトンバローズ牡6杉山晴紀111(M)しらさぎS1着
ジュンブロッサム牡7友道康夫107(I)オクトーバーS3着
レガレイラ牝5木村哲也104(L)オールカマー4着
ネブラディスク牡4福永祐一−−

数字の横のアルファベットは、その値を記録したレースの距離の区分を表す。Mは1301〜1899m、Iは1900〜2100m、Lは2101〜2700mで、天皇賞・秋の2000mはIにあたる。上位2頭はいずれも、本番と同じI区分で122を出していることになる。

プレレーティングとは、数値が決まる仕組み

レーティングは、競走馬がレースで見せたパフォーマンスを数値にしたものだ。JRAは、着差や負担重量などをもとに、国際的に統一された基準で数値化すると説明している。単位はポンドで、数字が大きいほど高い能力を示したことになる。

プレレーティングに使うのは、登録馬がその年に出たレースのうち、GIは6着まで、そのほかの重賞やオープン競走は4着までの数値だ。条件を満たすレースがなければ空欄になる。今年の重賞やオープン競走に出ていないネブラディスクは、7月の博多S(3勝クラス)を勝って以来の実戦で、表は「−」だった。

最も低い104には、GIを3勝しているレガレイラの名前があった。今年は6月の宝塚記念が7着で対象外となり、9月のオールカマー4着の数値が採られた。2023年のホープフルS、2024年の有馬記念、2025年のエリザベス女王杯を勝った実績馬でも、表は今年の成績しか反映しない。

ここで混同しやすいのが、JRAが10月19日に出した「日本馬のレーティング順位」だ。こちらは過去1年間のオープン競走が対象で、マスカレードボールが128で1位、ダノンデサイルが124で2位、クロワデュノールが122で3位だった。昨年秋のレースまで含むかどうかで、数字と並びが変わる。

順位表には出走の優先権が絡む。出馬投票をした馬のうち、順位の上位10頭は他の日本馬より優先して出走できる。ただ、天皇賞・秋は登録が17頭でフルゲートに届いておらず、除外の心配はない。

クロワデュノール、春の天皇賞馬が新コンビで挑む

クロワデュノールは2025年の日本ダービー馬で、父はキタサンブラック。4歳になった今年は4月5日の大阪杯を勝ち、5月3日の天皇賞・春(京都・芝3200m)もハナ差で制した。6月14日の宝塚記念は1番人気で2着に敗れ、そこから約4カ月半ぶりの実戦になる。

プレレーティングの該当レースに、天皇賞・春は入っていない。3200mで勝った一戦より、2000mの大阪杯と2200mの宝塚記念で記録した数値の方が高かった。芝2000mはこれまで4戦3勝、2着1回。2024年のホープフルS、2025年9月のフランス・プランスドランジュ賞(G3)、今年の大阪杯を勝ち、2025年の皐月賞は2着だった。

鞍上はデビューから11戦すべてで手綱を取った北村友一騎手から、短期免許で来日する見込みのクリスチャン・デムーロ騎手に替わる。勝てば同じ年に天皇賞の春と秋を制した馬として、2017年の父キタサンブラック以来となる。タマモクロス、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、メイショウサムソン、キタサンブラックに続く6頭目の記録だ。

関連記事:天皇賞・秋2026、1週前追い切りでクロワデュノールが3頭併せ最先着 ダノンデサイル・レガレイラの状態も

マスカレードボールは海外2戦を経て連覇を狙う

マスカレードボールは父ドゥラメンテの4歳牡馬。2025年の天皇賞・秋をC.ルメール騎手で勝ってGI初制覇を果たし、同じ年のジャパンカップでも2着に入った。2025年の日本ダービーではクロワデュノールに3/4馬身差で敗れて2着で、同じ世代の2頭が今回は同じ数値で並んだ。

今年は4月の香港・クイーンエリザベス2世カップが初戦で、2着だった。7月には英国のキングジョージ6世&クイーンエリザベスSに挑み、7着に終わる。帰国後は宮城県の山元トレセンで調整され、天皇賞・秋へ向かう。7着はGIの6着までという条件から外れるため、プレレーティングには香港の122が残った。

鞍上は引き続きルメール騎手の予定だ。天皇賞・秋を連覇した馬は、シンボリクリスエス、アーモンドアイ、イクイノックスの3頭。勝てば4頭目となる。

ダノンデサイル、レガレイラら実績馬の顔ぶれ

3位タイのダノンデサイルは、2025年のジャパンカップから有馬記念、2026年の大阪杯、宝塚記念とGIで4戦続けて3着だった。宝塚記念以来の実戦で、戸崎圭太騎手が騎乗する予定となっている。

レガレイラは岩田望来騎手と初めてコンビを組む。所属するサンデーサラブレッドクラブが10月19日に発表した。今年は2戦とも重馬場で、勝ち星はまだない。

117のリアライズシリウスはマスカレードボールと同じ手塚貴久厩舎の3歳馬で、今年の皐月賞で2着に入った。毎日王冠を勝ったセイウンハーデスは116で、春の大阪杯5着と安田記念4着が根拠となっている。同じ116のジョバンニは、マスカレードボールと同じ香港のクイーンエリザベス2世カップで5着だった。

関連記事:天皇賞・秋2026に17頭が登録、クロワデュノールが春秋連覇へ 出走予定馬の顔ぶれ

出馬表と枠順は10月29日に決まる予定だ。プレレーティングで並んだ122の2頭が、東京の芝2000mでどんな走りを見せるのか。第174回天皇賞・秋は11月1日に行われる。

[文/構成 by スポーツ担当ライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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