映画ちいかわ、週末ランキングで初登場1位 公開3日間の興行収入は22億4000万円

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『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が、公開から3日間で全国映画動員ランキング1位を獲得した。7月24日から26日までの興行収入は22億4000万円、動員数は150万8500人だった。原作者ナガノが完全監修した初の長編映画で、全国447館で公開中だ。
初登場首位、公開3日間で22億円超え
興行通信社の集計によると、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は7月24日の公開から26日までの週末3日間で、動員150万8500人、興行収入22億4000万円を記録した。同期間の全国映画動員ランキングでは初登場で1位となった。より詳しい数値では興収22億4033万3500円、動員150万8538人となっている。
作品は、イラストレーターのナガノによる人気マンガ「ちいかわ」を原作とする初の長編映画だ。監督は及川啓が務め、原作・脚本もナガノが担当した。上映館数は全国447館、うちIMAX上映は65館に上る。上映時間は99分、配給は東宝。
声の出演は、ちいかわ役に青木遥、ハチワレ役に田中誠人、うさぎ役に小澤亜李が名を連ねる。モモンガ役は井口裕香、ラッコ役は内田雄馬。物語の鍵を握るセイレーン役は鈴木みのりが演じた。IMAX版では、ちいかわたちの冒険やハチワレの歌に加え、本編で初公開となるうさぎのラップを大画面と迫力の音響で楽しめる仕様になっている。
原作屈指の異色編を映画化
映画は、原作漫画でも異色のエピソードとして知られる通称”セイレーン編”をもとに作られた。報酬と限定グルメに誘われたちいかわとハチワレが、ラッコとともに船で島へ渡り、合宿に参加するところから物語が動き出す。穏やかに見えた島には、やがて思わぬ秘密が待ち受けていた。
「ちいかわ」は、ナガノが2020年からSNSで発表してきた漫画で、かわいらしい見た目とは裏腹に、日常の切なさや不穏さを描く展開がたびたび話題になってきた。映画化にあたっての脚本・監修も、ナガノ自身の手によるものだ。
公開前日の7月23日にはフジテレビ系の音楽番組「STAR」で、ちいかわと島二郎がナビゲーターに就任(ハチワレとうさぎも番組内への登場が予告された)するなど露出が相次ぎ、セブン‐イレブンとのコラボフェアや前売りムビチケの販売も並行して進んでいた。夏休み初週の金曜日という公開タイミングとも重なる。レーティングはGで、小さな子どもから大人まで年齢を問わず鑑賞できる。
トイ・ストーリー5やキングダムを抑えての首位
同じ週末のランキングでは、2位に『トイ・ストーリー5』が入った。週末3日間の動員は54万6500人、興行収入は7億7300万円で、累計動員597万人、累計興行収入は85億円を突破している。3位は前週まで首位だった『キングダム 魂の決戦』で、週末3日間の動員44万9600人、興行収入7億3400万円、累計興行収入は33億円を超えた。4位の『Michael/マイケル』は累計69億円を突破し、ヒットが続く。5位には新規公開の『仮面ライダーゼッツ&超宇宙刑事ギャバン インフィニティ Wヒーロー夏映画2026』が入った。
同じ週末に4本の新作が並ぶ中での初登場1位だった。興行収入で比べると、ちいかわは2位のトイ・ストーリー5のおよそ3倍の規模で走り出したことになる。動員・興行収入とも2位以下を大きく引き離し、夏休みシーズンの映画市場で頭一つ抜けた発進となった。
SNSで考察合戦、評価は5点満点で3.8
公開後はSNS上で作品の感想や考察が相次いだ。原作の持ち味が生かされているとの声のほか、海のシーンの映像美や劇中音楽への言及も目立つ。とりわけ島を舞台にした劇伴音楽は印象に残るとの感想が複数見られた。かわいらしい絵柄だけでなく、物語の展開を巡って特定の場面の意味を考察する投稿も相次いでいる。本作で初めて姿を見せたセイレーンというキャラクターの扱いを巡っても、原作の既読者からの反応が多く集まった。
映画情報サイト・映画.comのレビュー欄では、7月28日時点で5点満点中3.8点、213件のレビューが集まっている。公開からまだ日が浅いなかで、短期間にこれだけの件数が集まった点も関心の高さを裏付ける。
夏休み興行、2週目以降の行方
映画業界では夏休み期間中に大作が相次いで公開されており、今回の週末も新作4本が同時に封切られた。その中での初登場1位を後押ししたのは、原作ファンの厚みに加え、家族連れが鑑賞しやすい上映時間とレーティングだ。
今後は2週目以降の動員の推移が焦点だ。『キングダム 魂の決戦』や『トイ・ストーリー5』など、公開から時間が経っても上位に残る作品が並ぶ中、初動の勢いをどこまで保てるかが今後の興行成績を左右する。セブン‐イレブンとのコラボや関連グッズの展開も続いており、映画とグッズ双方の勢いが夏の興行でどう変化するかが注目点だ。原作ファンの裾野の広さを示した初登場1位だけに、次週以降の数字にも関心が集まる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]





































































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