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U-17ワールドカップ日本代表21人、10番は北原槙 初戦は日本時間11月21日21時30分のコロンビア戦

U-17ワールドカップ日本代表21人、10番は北原槙 初戦は日本時間11月21日21時30分のコロンビア戦

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

日本サッカー協会(JFA)は11月2日、カタールで開かれるFIFA U-17ワールドカップ(W杯)カタール2026に臨むU-17日本代表21人を発表した。背番号10は5月のU17アジア杯で得点王とMVPに輝いたMF北原槙(藤枝MYFC)。グループLの日本は、日本時間11月21日21時30分(現地15時30分)にU-17コロンビア代表との初戦を迎える。

U-17W杯日本代表21人の背番号と所属

メンバーはGK3人、DF6人、MF10人、FW2人の21人で、監督は小野信義が務める。JFAが11月2日に発表した背番号・所属は次のとおりだ。

背番号ポジション氏名所属
1GK大下幸誠鹿島アントラーズユース
12GK木田蓮人帝京長岡高
21GK高橋恒輝大成高
2DF橋本凜来FC東京U-18
3DF元砂晏翔仁ウデンバ鹿島アントラーズ
4DF竹内悠三名古屋グランパスU-18
5DF倉橋幸暉鹿島アントラーズユース
13DFエゼモクェ・チメヅェ海セレッソ大阪
20DF鮫島充輝名古屋グランパスU-18
6MF岩土そら鹿島アントラーズユース
7MF和田武士浦和レッズ
8MF里見汰福ヴィッセル神戸U-18
10MF北原槙藤枝MYFC
14MF中島璃久FC東京U-18
15MF木村風斗川崎フロンターレU-18
16MF星宗介尚志高
17MF藤本祥輝ガンバ大阪ユース
18MF五十嵐陵柏レイソルU-18
19MF岡本新大ガンバ大阪ユース
9FW髙木瑛人鹿島アントラーズユース
11FW齋藤翔横浜FC

顔ぶれを数字で見ると、2009年生まれが18人、飛び級となる2010年生まれが3人。Jクラブのアカデミー所属は13人、高校の部活動(高体連)からは3人が入り、プロ契約選手は5人で、報道によると過去最多となった。鹿島アントラーズからはトップチームの元砂とユースの4人を合わせて5人が選ばれ、クラブ別で最も多い。

高校からは大成高等学校のGK高橋恒輝、尚志高等学校のMF星宗介、帝京長岡高等学校のGK木田蓮人が名を連ねる。高橋は10月に東京ヴェルディへの2027年加入内定が発表されたばかりで、星が所属する尚志は、全国高校サッカー選手権への出場を決めたばかりだ。

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飛び級の3人は木田、DF竹内悠三、DF鮫島充輝で、いずれも高校1年生だ。鮫島は11月1日のU-21 Jリーグで負傷交代しており、小野監督は会見で、参加できるかどうかは名古屋とJFAのドクターの判断を待つと説明した。

試合日程は日本時間で何時か

大会は11月19日に開幕し、48チームが4チームずつ12組に分かれて戦う。各組の上位2チームと、3位のうち成績上位の8チームが決勝トーナメント(ラウンド32)へ進む仕組みだ。日本が入ったグループLは、コロンビア、セルビア、ホンジュラスとの組み合わせとなった。

JFAが示したキックオフ時刻はすべて現地時間で、カタールは日本より6時間遅い。日本時間に直すと次のとおりになる。

日程対戦相手現地時間日本時間
第1戦U-17コロンビア代表11月21日(土)15:3011月21日(土)21:30
第2戦U-17セルビア代表11月24日(火)16:0011月24日(火)22:00
第3戦U-17ホンジュラス代表11月27日(金)16:0011月27日(金)22:00

グループステージの3試合は、いずれもカタールのスポーツ施設群アスパイア・ゾーン内のピッチで行われる。第1戦は「ピッチ9」、第2戦は「ピッチ1」、第3戦は「ピッチ4」と会場が試合ごとに変わる。

勝ち上がった場合、ラウンド32は11月30日か12月1日、ラウンド16は12月3日か4日、準々決勝は12月7日、準決勝は12月10日に組まれている。決勝はアフマド・ビン・アリ・スタジアムで現地12月13日19時、日本時間では12月14日午前1時のキックオフだ。決勝まで勝ち進むと、全部で8試合を戦う。

チームは11月11日に現地で始動し、15日にはトレーニングマッチを予定する。

日本戦の中継は、DAZNが9月に、この大会を全試合無料でライブ配信すると発表している。JFAの山本昌邦ナショナルチームダイレクター兼技術委員長も会見で、DAZNのサポートで試合を見られることに触れた。

10番北原槙の経歴、J1最年少出場からアジアMVPへ

北原槙(17)は2009年7月7日生まれ、東京都杉並区出身のMFだ。JACPA東京FCを経てFC東京U-15むさし、FC東京U-18と育ち、2025年2月にトップチームの第2種登録選手となった。

デビューは鮮烈だった。2025年3月1日のJ1第4節・鹿島アントラーズ戦に出場し、15歳7カ月22日でJ1の最年少出場記録を塗り替える。16歳の誕生日だった同年7月7日にプロ契約を結び、2025年はJ1で7試合、ルヴァン杯で2試合、天皇杯で1試合に出場した。

ところが2026年の明治安田J1百年構想リーグでは出番がなく、6月26日に藤枝MYFCへの育成型期限付き移籍が発表される。期間は7月1日から2027年6月30日までで、期間中はFC東京との公式戦に出られない。北原はFC東京を通じて「成長スピードを加速させるためにこの決断をしました」とコメントし、「自分の価値をもう一度証明して、東京に帰ってきます」と続けた。

代表では2024年にU-15日本代表を経験した。前回の2025年大会は、けがで離脱した選手に代わって追加招集されたものの、自身もけがで参加できなかった。

その翌年に結果を残したのが、2026年5月にサウジアラビアで開かれたAFC U17アジアカップだった。北原は背番号10を背負って得点を重ね、現地5月22日の中国との決勝でも前半アディショナルタイムにペナルティエリアの外から左足で決めて大会通算6点目。日本は3-2で逃げ切り、2大会ぶり5度目のアジア制覇を果たした。北原は得点王と大会MVPの2冠となった。

アジア王者のエースが、1年越しで世界の舞台に立つ。

小野信義監督が掲げる目標は優勝

小野信義監督(52)は、読売クラブの下部組織で育ち、Jリーグ創設時のヴェルディ川崎に在籍した元選手だ。ガンバ大阪、横浜FC、北九州でもプレーし、指導者に転じてからは北九州でコーチやアカデミーダイレクター、ジェフユナイテッド市原・千葉U-15でコーチを務め、横浜FCではジュニアユースやユース、U-15の監督、トップチームのコーチを歴任した。前回の2025年大会ではコーチとしてチームに加わっている。

11月2日の会見で小野監督は、決勝までの8試合を戦い、最後に勝って帰ってくること、つまり優勝をチームの目標に掲げていると話した。約2年前の立ち上げのときから、選手には優勝を目指すと伝えてきたという。

チームの特長については、中央に技術があって戦える選手がそろっていると説明し、組織的な攻撃や守備、粘り強さといった日本の良さを持ちながら攻撃的なサッカーをしたいと語った。選考で悩んだ点には、U17アジア杯から登録人数が減り、フィールドプレーヤーが20人から18人になることを挙げた。中2日で8試合を戦う日程も見すえ、複数のポジションをこなせる選手を入れる必要があったと明かしている。

山本技術委員長は、プロ契約の選手が一気に増えたことを日本サッカーの進化の証しだと評価した。中田英寿や現JFA会長の宮本恒靖も、この大会を経てA代表のW杯でチームを引っ張ったと例に挙げ、選手の成長を見てほしいと呼びかけた。

前回8強の壁、毎年開催になって2回目の大会

U-17W杯は2025年大会から毎年開催に変わり、2029年大会まではカタールで開かれることが決まっている。日本の最高成績は8強で、前回の2025年大会も準々決勝でオーストリアに敗れてベスト8で終えた。

前回大会を知る選手もいる。MF和田武士とDF元砂は2025年大会に出場しており、小野監督は和田について、試合の中でチームを引っ張る一人として活躍してくれると信じていると期待を寄せた。

初戦のコロンビア戦は日本時間11月21日の21時30分にキックオフを迎える。アジア王者として臨む21人が、8強の先へ進めるか。背番号10の北原がその中心に立つ。

[文/構成 by スポーツ担当ライター Mika]

寄稿者

Mika
元ブロガーで日本代表戦や海外サッカーのニュースを中心に、スポーツ・エンタメ分野の記事を執筆してきたWEBライター。これまで執筆した記事は2,000本以上。試合日程や結果、選手のプロフィール、移籍情報、国際大会の仕組みなど、日本代表や欧州リーグに関する記事を長く執筆しており、所属クラブが頻繁に変わる選手、複雑な大会方式、海外との時差がある試合日程などを、初めて読む人にも伝わる形へまとめることを得意としている。主な執筆分野は、日本代表、Jリーグ、海外リーグ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、海外移籍。

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