MediaDogs

新着記事

『ハッピーリスト』本予告、映画は原作なしのオリジナル 阿部寛・永瀬廉で2027年2月5日公開

『ハッピーリスト』本予告、映画は原作なしのオリジナル 阿部寛・永瀬廉で2027年2月5日公開

※この記事には、商品・サービスの広告リンクが含まれています。

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

阿部寛(62)が主演し、King & Princeの永瀬廉(27)と初共演する映画『ハッピーリスト』の本予告映像が10月20日に解禁された。原作はなく、精神科病院の長期入院の実態を取材して作られたオリジナル・ストーリーだ。あわせて原田泰造、ともさかりえ、由紀さおり、石橋蓮司らの追加キャストと、odolの書き下ろし主題歌「知りたい」も発表された。公開は2027年2月5日。

↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓

本予告は10月20日解禁、付箋のリスト作りから始まる

配給のアスミック・エースが10月20日、本予告映像と追加キャスト、主題歌、前売り券の情報をまとめて発表した。映画は2027年2月5日(金)に全国で公開され、上映時間は114分。監督と脚本は『ソワレ』『茶飲友達』の外山文治(46)が務め、脚本にはYAYTYも名を連ねる。

物語の中心にいるのは、2人の男性だ。阿部が演じる江川太郎は59歳で、地方の精神科病院で40年を過ごしたのち、突然東京で一人暮らしを始める。永瀬が演じる岬幸太は区役所の福祉課で働く24歳で、夢も目標も持てずにいる。公式は太郎を《人生の新人》、岬を《人生の迷子》と呼んでいる。

本予告は、社会に戻ったばかりで戸惑う太郎の姿から始まる。バスの車内広告で「毎日が劇的にときめく魔法のリスト」という言葉を見かけた岬が、太郎に「リスト作ってみたらどうですか?」と持ちかけた。太郎が付箋に書き込むのは「海で泳ぎたい」「働きたい」といった願いだ。「どれからやりますか?」という言葉に続いて、太郎はその願いをかなえるために動き出す。

定時きっかりに帰宅していた岬も、太郎のまっすぐな思いに触れるうち、仕事の枠を超えて本気で関わるようになっていく。映像の後半では、太郎の《空白の40年間》が週刊誌に暴かれる場面が映り、太郎の止まっていた時間に何があったのかという問いを残して予告は終わる。

原作なし、精神科の長期入院を取材した物語

なぜ40年も病院にいたのか。

公式サイトのあらすじによると、太郎は震災による転院をきっかけに、そもそも入院の必要がなかったと分かった人物だ。リストには「働きたい」「海で泳ぎたい」のほか、「彼女がほしい」「時代劇に出たい」、そして「お母さんに会いたい」という願いも並ぶ。初めて見るスカイツリーや回転寿司に目を輝かせる太郎を、公式は「現代の浦島“太郎”」と紹介している。

この映画に小説や漫画などの原作はない。配給の発表は、当事者や医療関係者への取材を重ね、精神科長期入院の実態に着想を得て生まれた「オリジナル・ストーリー」だと説明する。発表資料には、2000年代初頭の日本で30万人を超える人が精神科病院に入院し、そのうち約7万人は受け入れる環境が整えば退院できるとされていた、という厚生労働省の資料も引かれている。

外山監督は、9月17日の公開決定時に寄せたコメントで、入院の必要がないのに何十年も病室で過ごす患者が日本に数多くいると指摘した。東日本大震災をきっかけにその事実を知り、「長期入院の後で新しい人生を力強く歩む主人公を描き、人間の可能性を示す物語を作ろうと思いました」と語っている。

外山監督はこれまでも、社会の陰に置かれがちな人々を描いてきた。2020年の『ソワレ』は村上虹郎と芋生悠が主演した和歌山が舞台の逃避行の物語で、第25回釜山国際映画祭に正式出品された。『ソワレ』は10月21日時点でU-NEXTの見放題作品として配信されている。

\ 外山文治監督『ソワレ』はU-NEXTで見放題 /

U-NEXTで配信ページを確認する

2023年の『茶飲友達』ではKINOTAYO現代日本映画祭のグランプリと、第37回高崎映画祭の最優秀監督賞を受けた。『ハッピーリスト』は台湾との国際共同製作で、企画の段階だった2024年には、釜山国際映画祭の企画マーケットAPM(Asian Project Market)で「ONE COOLアワード」を受賞している。

阿部寛と永瀬廉が語った役づくり

阿部にとって、太郎は難しい役だった。外山監督は「台詞が少ない難役」と表現し、現場で納得がいくまで何度も挑む阿部の姿に心を動かされたと明かす。2027年に俳優生活40年を迎える阿部は、日曜劇場「VIVANT」などで見せた力強い役柄から一転、繊細な動きと表情で太郎の純粋さを演じる。

阿部は9月17日の公開決定時に寄せたコメントで「太郎が病院で過ごした40年間という時間を僕自身が経験することはできないので、それを分かったつもりになって演じることはしたくありませんでした」と語った。目の前にあるものを太郎がどう見て、どう感じるかを大切にし、できるだけ素直に反応するよう心がけたという。「失ってしまった時間は取り戻せなくても、人はそこからもう一度、自分の人生を始めることができる」とも述べ、作品が太郎の過去のつらさだけを描く物語ではないと強調した。

共演の永瀬については「その小さな変化を永瀬君がとても繊細に積み重ねてくれたので、二人の関係も自然に出来上がっていったと思います」と信頼を寄せる。

永瀬も同じ9月17日のコメントで、台本を初めて読んだとき、太郎のような境遇の人が実際にいることに驚いたと振り返った。役づくりで印象に残ったのは、読み合わせの段階から太郎への近づき方を深く話し合っていた阿部の姿だった。その姿勢に背中を押され、「頭で計算して作るのではなく、2人の間で生まれる自然な空気感や、共に過ごす時間の中で変化していくことを意識して役作りに臨むことが出来ました」と明かしている。

永瀬は最近、映画『鬼の花嫁』やTBS系ドラマ「リブート」などに出演し、俳優としての仕事を広げている。外山監督は永瀬について、眼差しの表現力と感性の鋭さに心を打たれたとコメントした。

原田泰造・ともさかりえら追加キャストと主題歌

追加キャストは11人。岬の上司で、優しく声をかける係長・田中耕司を原田泰造が、岬を親身に支える先輩職員・片岡京子をともさかりえが演じる。太郎が入院して以来疎遠になっている母・和子は由紀さおり、太郎が長年過ごした精神科病院の院長・室岡仁は石橋蓮司が務める。

物語を動かす記者役には足立智充。精神科病院の長期入院問題を追うフリージャーナリスト・戸田貴明として登場する。太郎の妹・佳代子を奥貫薫が演じ、太郎と仲を深める町内会のメンバー・前田、山崎、真知子を六平直政、加藤満、中村久美が受け持つ。太郎が通うスイミングスクールのインストラクター・橘智子に我妻三輪子、「彼女がほしい」と願う太郎が思いがけず出会う女性・愛菜に西美歌が決まった。

主題歌はロックバンド・odolが書き下ろした「知りたい」だ。odolは映画『サヨナラまでの30分』(2020年)で劇中バンドに楽曲を書いたほか、企業やクリエイターの依頼で書き下ろし曲を手がけてきた。音楽は内澤崇仁が担当する。

2027年2月5日公開、ムビチケは11月6日発売

作品への関心は、公開決定の時点から高かった。配給によると、9月の情報解禁直後にXのトレンドなどで1位に入り、同時に公開された特報映像はYouTubeで1日で100万回再生を記録した。10月15日時点では224万回を超えている。

前売り券のムビチケカードとムビチケオンラインは11月6日(金)に発売され、どちらも一般1,700円(税込)。カードのデザインは1種類で、小人券は出ない。映画館窓口で扱う劇場の一覧は、10月30日(金)正午に公開される予定だ。

59歳の《人生の新人》と24歳の《人生の迷子》が、付箋に書いた願いを一つずつかなえていく。公開まで、残りは3カ月半ほどになった。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

コメントはこちら

*
*
* (公開されません)

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

エンタメ

More

スポーツ

晴れた日の野球場のマウンドに置かれた硬式野球ボール

米沢友翔、能登半島地震で「珠洲に残る」と言った長男に両親は「大阪へ戻って野球をし...

石川県珠洲市出身、関西大の左腕・米沢友翔。大学1年の正月に能登半島地震に遭い「珠洲に残る」と伝えた長男に、両親は「大阪へ戻って野球をしなさい」と背中を押した。左肘のけがを越え、54年ぶりの日本一で最高殊勲選手賞。ドラフト1位候補の原点をたど...
More

ライフハック/実用

More

グルメ

More

社会/ニュース

More
Return Top